《病院嫌い》こそが、寿命を延ばす! 本日の"なんだかなぁ"

世間は「老害・森会長」騒動で大盛り上がりだが

この日もっとも注目し、『ついに裏付けが取れた!』と確信できたニュースは

日本人死者数に関する、次のような記事だった。

 

昨年比の死者数、およそ1万5000人減少。

 

ここ11年、右肩上がりで増加し続けていた日本人の年間死者数が

新型コロナパンデミックの犠牲者とされる、およそ5000人?を加えてすら

なお前の年より1万5000人も、少なかったのである。

ちなみに、ここ数年における死者数の平均は、125万人程度。

これと比べれば、1万5000人など、1パーセントちょっとに過ぎない。

「それっぽっちの違いで、なに大騒ぎしてるんだか」と失笑する方もいるだろう。

だが、ここは〈無視して終わり〉にせず、しっかり考えていただきたい。

 

まずは、昨年がどのような12カ月だったのか、状況を再現しよう。

〇春先から新型コロナの感染者数が急増。

 日本でも緊急事態が宣言、不要不急の外出を控えるよう大々的に訴えられ、

 公共施設や公立学校が2~3か月間〈あるいはもっと〉閉鎖された。

〇感染者数が収まって来た7月下旬から

 政府は景気対策の柱として「GoToキャンベーン」をスタート。

 おかげで苦境にあえいでいた観光関連業はひと息つくことができた。

〇だが、10月以降の「東京解除」以後

 (というより北半球全域で秋から冬にかけて)再び感染者数が急増。

 12月下旬をもって「Goto」はストップ。

 年明からまもなく、二度目の緊急事態が宣言された。

 

この間、望むと望まざるにかかわらず

「死亡者」の中核となる中高年層は、どんな日々を過ごしていたか。

なによりも、不要不急の外出を控える。

やむなく外出する場合は、マスク着用・手指の消毒などの感染対策を行なう。

そして持病の持ち主(生活習慣病も)は、可能な限り通院回数を減らす。

要するに、以前よりも病院に行かなくなり

受診・検査・投薬治療などを、最低限にとどめた。

 

そう。外出を控えたことによる〈慢性的な運動不足傾向〉と

日本中を一台パニックに陥れた新型コロナの犠牲者数を上乗せしても、なお。

年々進行する高齢化のもとで、ここ11年増加の一途をたどっており。

当然、いや未曽有のコロナ禍を機にさらに加速するだはずだった年間死亡者数が

――なぜか、1万5000人(も)減ってしまったのだ。

その、理由は、もはや言うまでもない。

各種人間ドッグなどの検査を含めた、いわゆる「予防医学」をはじめ

通院・治療・投薬といった《医療行為》そのものが

確実に我々の寿命を、伸ばすどころか縮めていたのである。

 

早い話、定期健診をはじめとする「予防医学」も

通院治療と称する「多種大量の薬剤投与」も

健康長寿にほとんど貢献していない・・どころか

逆に、足を引っ張っていたことになる。

 

早い話、病院に頼るのは《自覚症状》が出た後で充分。

毎年少なからぬ時間を削って検査を受けても

それが本当に「早期発見⇒早期治療」につながる可能性は、極めて小さい。

(実際、命に関わる病変の大半は"手遅れ状態"で見つかっている。 

 だから、マジ「検査」は〈気休め〉にしかならない。

 ま、それでもPCR検査同様〈その時点での確認〉だけはできるけどね)

 

とにかく、元気なうちは病院に近づくな。

それがいちばんの「健康長寿法」だと、私は確信している。

 

そもそも、日本医師会が主張し続けている

「予防医療」なるものからして、うさん臭さだらけだ。

 個人差が極めて大きい血圧・血糖値・コレステロール値などを

一律の数字で「足切り」し、少しでもオーバーすると、問答無用に成人病と認定。

本人はまったく体調不良を自覚していないにも関わらず
「自覚症状がないことが一番恐ろしいんです」などという脅し文句とともに

毎月大量の薬剤を服用するよう強制。

すこしでも怠ると、今この瞬間にも「脳梗塞」「心筋梗塞」など致命的な事態が

襲い掛かると、深刻な面持ちで言い渡すのである。

――あ、これ、〈神の教えに逆らうと地獄に落ちる〉などと同じロジックだ!

 

「早期発見・早期治療」を高らかに歌い上げる人間ドッグや健康診断も

病院(経営者)側にすれば、定期収入の獲得手段という意味合いの方が大きい。

しかも、自分たちで一方的に定めた「基準値」を少しでも外れると

「要検査」で、またまた荒稼ぎするわけだ。

 

そりゃまあ、ときにはこうした「検査」が実を結び

「早期に発見できてよかったですね」という

〈絵に描いたようなハッピーエンド〉を迎えるケースも、ないとは言わない。

確かに、「血栓関係(脳梗塞心筋梗塞など重要な血管が詰まる)」などに関しては

〈巨大な血栓を発見〉⇒〈緊急手術によって除去〉⇒〈命拾いする〉

といったケースも、相当数実在する。

しかし、「早期発見」のもうひとつの柱「ガン」に関しては

いささか〈フライングし過ぎ〉の印象が強い。

実際、「白」か「黒」かをしっかり見定めもせず

〈とにかく切除〉⇒〈助かってよかった〉というストーリーを作ってしまうケースが

後を絶たないのだから。

 

ま、これらは高齢者より.若い中年齢層に関係の深い「生活習慣病」がらみだが

いわゆる「後期高齢者」に対する診療体制も、似たり寄ったりといえる。

健康保険制度のおかけで自己負担額が少ないのをいいことに

 さして必要ない薬を何種類も処方し、服用しないと大変なことになると脅しつける。

 むろん、インシュリンステロイドの投与など

これがないと日常生活が送れない、〈本当に必要な薬〉もあるが

そんなのは例外中の例外だ・・ということが

今回の事実からも確認できたのは、けっこう大きい。

 

だけど、このニュース。

あっという間に、埋もれちまったんだよなぁ。

やっばりこれって、日本医師会あたりの力がかかってるんじゃない?

――書いてて熱くなると、どうもとっちらかってしまうなあ。

 

ではでは、またね。