名言&重要情報の簡単チェック法 ストレスなく本(小説)を楽しむ方法② 

前回は、4色のミニミニ付箋紙を使い

本のなかで「登場人物一覧(仮)」を作ってしまう

という愛用の業を紹介したけど

今日はその続き、というか付け足し。

 

多分こっちのほうが「付箋紙」の一般的な使い方だが

〈人名リスト〉として本の小口側(横向き)に貼り付けるヤツと別に

読書中、覚えておきたい新情報や名言などに引っかかったとき

今度は先端が2ミリほど上にはみ出すよう、縦方向に付箋を貼る。

そうすれば、後で、気になっていた情報や表現の利用や再確認ができる

――という当たり前のことだ。

当方の場合、重要(実用)度順に、4つの色を使い分けている。

ピンク(赤)は、行きたい店や場所、作りたい料理、今すぐ始めたいこと、

などなど、実用的(有益)な情報。

ブルー(青)は、ピンクほど差し迫ってはいないが、どこかで役に立ちそうな情報。

グリーン(緑)は、と心を動かされたセリフや考え方、気の利いた言い回しなど。

どこかで自分の肥やしになりそうな文章。

最後のイエロー(黄)は、単なる歴史的事実や新発見(解釈)トリビアなど、

実用性はほぼ皆無だが、なんとなく覚えていたい情報。

というカテゴリー分けにしている。

 

このようにして、最後まで本を読み終えたあと

付箋のついた箇所だけ、もう一度チェック。

厳選した「情報」と「文章」をパソコンに打ち込むことで、

すぐに忘れてしまわぬよう記憶力を補強。

同時に「個人的なライブラリー」として充実させていく

という読書法だ。

 

ただ、実際にこのシステムを試してみると

予想以上に多数の付箋が本の天側に林立する結果になりかねない。

その結果、「ライブラリー作成」にかかる時間のほうが

読書時間よりも長くなってしまう、という本末転倒になることも少なくない。

しかも、ピンクでチェックした箇所などは

作製した文章をすぐにプリントアウトし、目立つ場所に表示する必要がある。

でないとせっかくの役立ち情報が、

ほぼ百パーセント死蔵されてしまうからだ。

ま、そんな面倒臭さも含めて、“深く本を読み込む技”だと考えれば

決して無駄なことではないのだが。

 

 

ではでは、またね。