2024年7月2日(火) 飛燕城堡度仮飯店/朝食👣梨山遊歩道👣桃&リンゴ畑
梨山名産の桃畑。高級品だけあって、みなさん"袋入り娘"・・って日本も同じか。
宜蘭行きのバスが出発する午後1時半まで、4時間以上の余裕があった。
まずは暑くなる前にと、昨日入れなかった梨山賓館裏山の遊歩道へと向かう。
メインストリートの分岐点にはマスコット付きの案内板が。
これを見ると、宿泊施設が何軒もあるようだ。
もしまた訪れる機会があったら、次こそは格安の民宿に泊まりたい。
・・だけど台湾って、地方に行くほど宿泊料金が割高になるんだよな~、
定番のハートマークと小鳥のカップル。結婚四十数年目のコンビは見ないふり。
梨山賓館に直通する脇道に逸れ、少しずつ登ってゆく。
すぐに視界が開け、何度見ても飽きることのない梨山の風景が広がってゆく。
"近道"の先は、梨山賓館の本館に繋がっていた。
チェックアウトまで時間があったが、多くの宿泊客で賑わっていた。
遊歩道の開放時間は、朝8時から夕方16時30分まで。
入り口にかかっていた鉄鎖は外され、どうぞこちらへ!と招いていた。
擦り減った石段を踏みしめ一歩ずつ登ってゆくと
たちまちあたりは緑一色に染まり、涼しい風が吹き始めた。
360度、目に沁みるような新緑の包まれる。この幸福感たるや。
最初に出会ったのは、日本でもお馴染みのアオスジアゲハ。なんかホッとした。
年配の宿泊者を想定したのだろう、数分ごとに休憩スポットが用意されていた。
お言葉?に甘え、先を急がず休み休歩いてゆく。
聞こえるのは、葉擦れの音と鳥のさえずりばかり。
まるで、深山幽谷を歩いているようだ。
谷にさしかかると、整備された綺麗な木道が立体的に延びていた。
それにしても、すでに朝10時を回っているというのに・・誰にも出会わない。
なんて贅沢な散歩道だろう。
声しか確認できなかった野生の鳥が、ようやくファインダーに収まってくれた。
ネットで調べた限り、アオジ(Black-faced Bunting)という鳥が一番近そう。
ホオジロの仲間なんだとか。
距離がある(20メートル以上)おかげか、こちらに気づいてもさほど警戒しない。
日向ぼっこでもしてるのか、しばらく同じ場所に留まっていた。
気持ちいいのかなぁ・・と思ったら、左右の翼を順に広げて虫干し?を開始。
珍しい姿を見せてくれて、ありがとサン。
遊歩道の手すりに別の一羽を発見。特徴的な白目から、おそらくメジロの仲間だ。
こちらは警戒心が強く、いっときもじっとしていない。
もうちょっと近づこうとする暇もなく、木々の間へと飛び去っていった。
もっと野鳥に逢いたいと、声がするたび見上げていたら・・首が痛くなってきた。
ついには、陽ざしを浴びる木の葉まで野鳥に見えてくる始末。
無人の遊歩道をうろつくこと、小一時間。
肩に小鳥を載せた"男性版ナウシカ"がいる休憩所あたりから、梨山賓館へと戻る。
梨山賓館近くの路肩をひょいと見上げれば、たわわに実るリンゴの木が。
その名の通り「果物の山」なのだった。
桃&梨の即売テントが並ぶメインストリートを登り、商店&ホテル街へ戻ってゆく。
時刻はすでに11時近く。高山気候だけに強烈な陽射しがジリジリ肌を焼く。
到着した昨日は気づかなかった「歓迎モニュメント」。
この右手の坂を登れば、100メートル程度でホテルだったのだ。
昼飯にはまだ早いと、地元の少数民族文化を展示する梨山文物陳列館を目指すが・・
狂暴な日光の猛攻を受け、早々にギブアップ。
道々見かけた風景を記録しつつ、ランチに決めたレストランを目指すのだった。
右も左も果樹園だらけ。リンゴの実は、手の届くところにいくらでも。
いっぽう高級品の桃は番号入りの紙袋のなか、手の届かぬ高所に隔離されていた。
なにはともあれ、雨&曇り続きの下界をよそに梨山高原は晴天続き。
猛烈な暑さを嫌って決行した"高山避暑作戦"は、一応の成功を収めたのだった。
。。。と、ここまではホントに計画通りだったんだけどなぁ。
ではでは、またね。