"摩周湖リベンジ"大成功! 道東うたた旅・春 2024.5.28-31 4日目① 阿寒湖温泉🚘摩周湖第三展望台🚘PANAPANA🚘小清水原生花園

2024年5月31日(金) 

阿寒湖温泉🚘摩周湖第三展望台🚘PANAPANA🚘小清水原生花園

 

この日は、女満別空港20時発の羽田行きJAL566便を予約済み。

最終日の割には時間的余裕があり、オホーツク海沿岸を中心に回る予定だった。

・・とはいいながらも、その前にちょいと2日目のリベンジを。

悪天候で果たせなかった摩周湖に立ち寄ることにした。

相変わらずスカッと晴れてはいないもの、空の状態はいわゆる「高曇り」。

ときおり薄日の射すなか、弟子屈経由で第三展望台を目指す。

車窓を彩るのは、目に沁みるような一面の緑。

これなら、摩周湖の展望も期待できそうだ。

ちなみに今朝早く車とエゾシカの衝突事故が起きたとのこと。

野性のエゾシカを見るたび大喜びしてたけど、一歩間違えばなかったのかも・・

無事レンタカーを返却できるよう、今からながら安全運転を心がけた。

 

なぜか一度もエゾシカの姿を見ないまま阿寒横断道路を抜け、摩周湖へ。

大型観光バスが行き交う第一展望台は駐車料金を取られるのでスルー。

その先にある第三展望台(駐車無料)を目指す。

 

人気スポットの第一展望台とは違い、レストハウスなどの観光施設は皆無。

駐車場も路肩を広げただけの第三展望台だったけど

人込みや喧騒が苦手な我々には、文字通り"理想的な"施設だった。

 

なんといっても、訪問者の数が少ない。

到着時(930頃)には数台の車が停まっており

展望台へと続く道の途中にも、人の姿はひと組かふた組ばかり。

摩周湖をぐるりと取り巻く"尾根道"を伝って、第三展望台へ。

静かな高原を散策するような心地よさ。

右手いっぱいに広がる、摩周湖の湖面。

2日前、霧&雨で真っ白だった裏摩周展望台は、ちょうど対岸の中央あたり。

広々とした第三展望台。

滞在していた十数分の間、ずっと混雑ぶりはこんな感じ。

ふたりで独占していた時間もあり、心ゆくまで摩周湖の絶景を堪能できた。

ちなみに圧倒的にレンタカーが多く、大半が中国or韓国語を話す個人旅行者だった。

展望台のすぐ下は険しい急斜面、落ちたら命の保証は出来そうにない。

目の前、湖面の中央にぽっかり浮かぶカムイシュ島。

実はこれ、高さ約240メートルの火山の頂上部なのだとか。

背中を丸めたハリネズミみたいにもっこりした可愛らしい島影。

かつてここから大量の溶岩が噴き出していたのだ。

第三展望台から第一展望台方向へと続く、摩周湖を取り巻くカルデラ尾根道。

次回チャンスがあったら、ぜひこの遊歩道伝いに湖をぐるっとひと巡りしたいなあ。

少しずつ視界が晴れてきた、東には噴煙を上げる硫黄岳と屈斜路湖がくっきり。

手前の草地には、綿帽子のような花が咲いていた。

"摩周湖リベンジ"、これにて完了。

いやーーー、いいもん見させてもらったな~。

新緑に包まれた道を、川湯温泉駅に向かって走る。

目指すは、本日のブランチにと決めていた人気のパン屋だ。

JR川湯温泉駅。

40年余り昔の年末+年始、青春18きっぷを握りしめ

相方と二人、東京から夜行急行で青森へ、さらに青函連絡船で函館へと渡り

1週間がかりで北海道を一周したことを思い出した。

浜頓別、音威子府、門別など、時計回りに鈍行を乗り継ぎ

釧網本線の途中でこの駅にも途中下車した記憶がうっすら残っている。

もちろん、当時はこんなオシャレな駅舎じゃなかったけれど。

ーーーー思えば遠くへ来たもんだ。

気が付けば、民家の間に白い噴煙を吐く巨大な火山・硫黄岳の雄姿が。

こんなに近くてで大丈夫か? と心配したくなるほど目の前にそびえている。

とはいえ今回の目的は硫黄岳じゃなくて、駅前広場に面したこちらのお店。

「PANAPANA」という、雑貨も扱っているパン屋さん。

噛むほどに香りが広がる、天然酵母の全粒粉やライムギを使ったハードパン。

そんな売り文句に、沖縄の名店で食べた味を思い出してしまった。

結果、朝ご飯は簡単に済ませ、ここで気に入ったパンを購入。

次に訪れる小清水原生花園でお昼ご飯にしよう、という予定を立ててみたのだ。

手作り感あふれる店先。

うっかり店内の写真は撮り忘れたけど、あちこちで紹介されてるし、・・まいいか。

ちなみに黒ごまあんぱんをはじめ、どれも期待を裏切らぬ美味しさ。

次回は(なんかこればっかり)、早々と売り切れていたパンを食べてみたいな。

小清水原生花園を目指して、国道391号線を一路北へ。

どこまでも続く一本道、彼方までひろがる空・・・これぞ北海道。

かくして、本日のメインイベント・小清水原生花園へ到着。

ベストシーズンには少々早かったものの、思いの他様々な花たちに逢えたのだ。

 

ではでは、またね。