道に迷い タンチョウ一家に逢う 道東うたた旅・春 2024.5.28-31 3日目① 阿寒湖温泉/ホテル御前水🚘コッタロ湿原展望台

2024年5月30日(木) 阿寒湖温泉/ホテル御前水🚘コッタロ湿原展望台

グーグルマップのナビがタンチョウ家族のそばへ案内してくれた。

 

3日目の朝も、頭上にはしっかりきっちり厚い雲。

「曇り時々雨」の予報は、残念ながら的中したらしい。

曇天の下、第一便の遊覧船が早くも戻ってきた。

出発前、阿寒湖畔をひと歩き。

正面から右手に伸びる白い建物が、今回泊ったホテル御前水。

 

この日の計画は、釧路湿原をぐるりひと回り。

阿寒湖から時計回りに摩周温泉→細岡展望台→釧路市街とたどり海鮮料理でランチ。

その後は、残り時間と相談しながら釧路周辺を訪ねる計画だった。

最初に目指すのは、釧路湿原北東のコッタロ湿原展望台。

まりも国道から南東方向へ分かれる県道を走り

鶴居村を抜けて最短距離で目的地へ・・

とグーグルマップのナビを頼りにずんずん進んでいったのだが。

気がつけば、車はだだっぴろい畑地?のまっただなか。

ナビは「100m先がコッタロ湿原展望台」と示してたけど・・んなわけあるかっ!

幸い、行き止まりの手前に車を切り返せるスペースがあった。

レンタカー搭載のカーナビで確認すると、本当の展望台は数キロ当方。

ときたま"やらかす"グーグルマップだけど、今回ほど大きなチョンボは珍しい。

誰か早く直してくれ、ここは「コッタロ湿原展望台」なんかじゃないぞ~。

やれやれ、散々な目にあった。

小休止ついでにあたりを見渡すと・・・なにやら白い点が3つほど。

おや? ひょっとして、あれはーー!?

休耕地と思しき緑のなかに、3羽のタンチョウを発見!

春になっても北に渡らず、このあたりで暮らしているらしい。

よく見ると、一番右の小さな個体の頭部が赤くない。

どうやら子供連れの三人(羽)家族らしい。

こんなとこでタンチョウ一家に逢えるなんてーー相変わらず悪運だけは強いなぁ。

それにしても、野生のタンチョウながら警戒心は皆無。

こちら(車)に気づいているはずだが、少しも逃げようとしない。

おかげで、何枚もの"記念写真"を残すことができた。

こちらは、羽繕いに余念のないタンチョウのパパとママ。

いちばん体が大きくて立派なこの一羽がパパ・・いや、鳥類だからママなのか?

まだ頭の上が赤くなっていないのが、この春生まれた若鳥。

元気にたくましく育つのだぞ・・

 

"勘違いナビ"のおかげですっかり「道草」を食ってしまったけれど

おかげで、野生のタンチョウに逢うことができた。

結局この後、どこに行っても発見できなかったことを考えると

"天の配剤"などという傲慢な言葉を思い浮かべてしまった。

ーーそれにしても、野生動物とのエンカウント率がハンパなく高い。

ひょっとして、十年以上動物番組を作った(構成)経験のなせる技だったり。

 

ではでは、またね。