2024年5月30日(木) 阿寒湖温泉/ホテル御前水🚘コッタロ湿原展望台
グーグルマップのナビがタンチョウ家族のそばへ案内してくれた。
3日目の朝も、頭上にはしっかりきっちり厚い雲。
「曇り時々雨」の予報は、残念ながら的中したらしい。
曇天の下、第一便の遊覧船が早くも戻ってきた。
出発前、阿寒湖畔をひと歩き。
正面から右手に伸びる白い建物が、今回泊ったホテル御前水。
この日の計画は、釧路湿原をぐるりひと回り。
阿寒湖から時計回りに摩周温泉→細岡展望台→釧路市街とたどり海鮮料理でランチ。
その後は、残り時間と相談しながら釧路周辺を訪ねる計画だった。
最初に目指すのは、釧路湿原北東のコッタロ湿原展望台。
まりも国道から南東方向へ分かれる県道を走り
鶴居村を抜けて最短距離で目的地へ・・
とグーグルマップのナビを頼りにずんずん進んでいったのだが。
気がつけば、車はだだっぴろい畑地?のまっただなか。
ナビは「100m先がコッタロ湿原展望台」と示してたけど・・んなわけあるかっ!
幸い、行き止まりの手前に車を切り返せるスペースがあった。
レンタカー搭載のカーナビで確認すると、本当の展望台は数キロ当方。
ときたま"やらかす"グーグルマップだけど、今回ほど大きなチョンボは珍しい。
誰か早く直してくれ、ここは「コッタロ湿原展望台」なんかじゃないぞ~。
やれやれ、散々な目にあった。
小休止ついでにあたりを見渡すと・・・なにやら白い点が3つほど。
おや? ひょっとして、あれはーー!?
休耕地と思しき緑のなかに、3羽のタンチョウを発見!
春になっても北に渡らず、このあたりで暮らしているらしい。
よく見ると、一番右の小さな個体の頭部が赤くない。
どうやら子供連れの三人(羽)家族らしい。
こんなとこでタンチョウ一家に逢えるなんてーー相変わらず悪運だけは強いなぁ。
それにしても、野生のタンチョウながら警戒心は皆無。
こちら(車)に気づいているはずだが、少しも逃げようとしない。
おかげで、何枚もの"記念写真"を残すことができた。
こちらは、羽繕いに余念のないタンチョウのパパとママ。
いちばん体が大きくて立派なこの一羽がパパ・・いや、鳥類だからママなのか?
まだ頭の上が赤くなっていないのが、この春生まれた若鳥。
元気にたくましく育つのだぞ・・
"勘違いナビ"のおかげですっかり「道草」を食ってしまったけれど
おかげで、野生のタンチョウに逢うことができた。
結局この後、どこに行っても発見できなかったことを考えると
"天の配剤"などという傲慢な言葉を思い浮かべてしまった。
ーーそれにしても、野生動物とのエンカウント率がハンパなく高い。
ひょっとして、十年以上動物番組を作った(構成)経験のなせる技だったり。
ではでは、またね。