高雄の"庶民グルメ"に舌鼓を連打する 台湾南部うたた旅 2023.11.27-12.2 2日目/高雄⇔旗山① 河畔文旅👣寿山早餐👣鹽埕👣高雄港👣呉家金桔豆花

2023年11月28日(火) 河畔文旅👣寿山早餐👣鹽埕👣高雄港👣呉家金桔豆花

高雄で最初の朝食は、お茶&クラブハウスサンドの定番セット。

 

思ったより強い陽射しを浴びながら、朝ご飯を食べに出発。

真新しいLRT(輕軌)の線路を越え、寿山公園に向かって歩く。

途中の住宅街に、目指す食堂・寿山早餐はあった。

毎朝6時から昼の12時まで営業している庶民の台所だ。

メニューはトースト、ホットサンド、オムレツから麺類まで。結構バラエティ豊か。

まずは、お品書きの上から2つのお茶を選ぶ。

隣のテーブルで美味しそうに食べていたので、クラブハウスサンドをオーダー。

美味しいと評判のオムレツ(パンケーキ?)は、唐辛子味噌と一緒に。

クラブハウスサンドは焼きたてで香ばしく、オムレツはトロトロのちょい中華風。

あっという間に食べ終えてしまった。

半分ほど残ったお茶を手に取り、会計を済ませる。

出がけに「ホージャ!(台湾語で「おいしい」)と声を掛けると

女主人が顔を上げ、にっこり笑って手を振った。

 

LRTの線路を渡り返し、鹽埕(イェンチェン)を目指す。

運行本数が多くないのか、沿線を歩く人の姿が目についた。

集合住宅の壁に描かれたカラフルなイラスト。"アートの街"ならではの風景か。

要所にこうした案内板。方向音痴には頼もしい。

鹽埕の地図を発見。古い町並みだけかと思いきや、意外に広いエリアが含まれていた。

まだ朝の9時台とあって、ほとんどの店はシャッターが閉まったまま。

朝食を提供している数軒だけが、営業を始めていた。

堀江商店街?の入り口、レトロなショッピングモールか。

こちらには土産物店が並ぶ。やはり大半が営業開始前だった。

かつて「銀座」と呼ばれたアーケード街。遠からずここもリニューアルされるのかな。

歩き疲れて、くまモン(パチモン?)の立つ公園でひと休み。

腰を上げた後は、高雄港を目指す。5年前にも潜った門が見えてきた。

船員組合?のレトロな看板。

広い駐車場に停めた大型バスから、大勢の観光客がどっと降りてきた。

どうやらここから先が、高雄港の観光エリアらしい。

5年前に見たピンクの人物像が、場所を変えて立っていた。

ひとめでドン・キホーテとわかる金属製の鎧武者も。

さっきまで沢山いた観光客は遊覧船に乗っていったのか、港は閑散としていた。

白馬が轡を並べるメリーゴーランドが、いかにも観光地っぽい。

倉庫を改修したお洒落なショップを眺め歩くうち、疲れが溜まってきた。

せっかく目の前に駅があるし、短い距離だけどLRTに乗ってみた。

車両のデザインや内部の雰囲気は、エストニアのタリンで乗った路面電車とそっくり。

3つ先の文武聖殿(昨夜見たギラギラ寺院だ)駅で降りて

本日2つ目のグルメポイントを目指す。

 

ここにもド派手なお寺が店?を構えていた。とにかく台湾は寺院だらけだ。

開店時間11時を待って、豆花の名店・呉家金桔豆花に乗り込む。

本日のメインプランは、「ここで豆花を食べてから旗山に行く」というもの。

明日は時間的に立ち寄れないので、絶対外せないグルメスポットだった。

店の代名詞である「金柑(キンカン)入り豆花」と定番「小豆入りの豆花」。

豆腐はどちらも大豆の香り高くフワフワの絶品。

酸味が爽やかな金柑の豆花も良かったけど

・・個人的には心底ほっとできる小豆味の方に軍配を挙げたい。

ともあれ、次に高雄に来た時も、ここの豆花は"鉄板"だ。

 

小休止をかねて店を出ると、時刻は11時半。

さて、これからバスに乗って旗山を目指すわけだが

高雄駅近くのバスターミナルまで、どうやって行こうか?

鹽埕埔駅からMRTに乗るのが一番シンプルだけど、駅まで歩いて10分はかかる。

そこから乗り換え時間込みで、高尾駅まで15分。

いっぽう、ホテルに近くの豆花の店から直接高雄駅まで歩いても30分少々。

・・・散歩も兼ねて、高雄駅(バスターミナル)まで歩いてみようか!

 

実は、そこには"下調べ"という意味合いも含まれていた。

明日の朝ご飯スポットの有力候補として

ホテルと高雄駅を結んだ中間地点に位置する名店「興隆居」が挙がっていた。

要するに、明朝早く荷物(スーツケース)を転がしつつ

「興隆居」経由で高雄駅まで歩いて行けのか、確認したかったのである。

 

てなわけで、じわじわ蒸し暑さが増すいっぽうの12時前。

いっせーのせで、高雄駅に向けて歩き出すのだった。

わざわざ宿泊する格安ホテル前を通って、一路高雄駅へゴー!

そんなんタクシー使えば一発じゃん、と言われればその通りなんだけどさ。

金額の問題じゃなく、タクシーに乗ると"負けた"気がしちゃうんだよ~。

 

ではでは、またね。