ザワついた 青い池より "散歩道" 札幌&美瑛ふたり旅 2023.7.10-13 3日目① CoroCoro🚘白金ビルケ👣青い池🚘白金ビルケ🚘白ひげの滝🚘十勝岳展望台

2023年7月12日(水) 

CoroCoro🚘白金ビルケ👣青い池🚘白金ビルケ🚘白ひげの滝🚘十勝岳展望台

     この日いちばん心に残った「熊出没注意」の立て看板

 

目覚ましはかけていなかったけど

この日の朝は、ふたりとも7時前に目が覚めてしまった。

どのみち朝食は付いてないのだから、と昨日買ったトマトとパンで簡単に済ませ

コーヒーを淹れてくれた宿の女主人に見送られ、7時半前に出発した。

向かうは、いまや富良野・美瑛有数の観光スポットとなった「白金 青い池」。

観光パンフなどに「日中は混雑するから早朝に行くのがおすすめ」とあったので

せっかく早起きした勢いで、本日最初の目的地に決めたのだ。

 

  予報通り朝からあいにくの曇り空。それでも黄金色の麦畑を見ると、つい一枚。

 

最初のうちは、直接青い池に向かうつもりだった。

しかし、目的地に近づくにつれ

道の両側に広がる美しい緑のなかを散歩したくなってきた。

試しにチェックしてみると、昨日立ち寄った「白金ビルケ」からでも

歩いて二十分ほどしかかからないとのこと。

往復したって四十分そこそこ、散歩にはちょうどいい距離だ。

しかも、そこに車を停めれば駐車料金もタダで済む・・。

歩くの大好き+旅先での倹約癖に負けて、直前で方針変更。

「白金ビルケ」の無料駐車場にレンタカーを停め

青い池までのんびり歩いて行くことにした。

 

ほとんど車も通らぬ静かな道を、ウグイスの声を聞いたり深呼吸しながら歩いてゆく。

むしろ、森の中で何か動いている気配を感じると、ヒグマか!? なんてビビったり。

10分ほど歩くと視界が広がり、正面に十勝岳?が見えてきた。

よし、あと半分だ! と気合を入れた次の瞬間。

手前に立つ、白い立て看板に気がついた。

 ・・・・・やっばりこの辺りにも出るんだ。でもここまで来たら行くっきゃない。

太っ腹の相方は、看板には目もくれず、スタスタ先を目指していくのだった。

 

ともあれ、予想より早めの20分足らずで、無事「青い池」の有料駐車場に到着。

朝8時を少し過ぎた頃だったが、早くも2~3割が埋まっていた。

でもって、自然の神秘を映す絶景・青い池は、そこから歩いてすぐのところ。

駐車場から真っすぐ向かうと、ほんの1・2分で見えてしまう。

正直、これでは神秘もへったくれもない。

わざわざ遠回りする順路(林道)が作られているのは

少しでもアプローチへのワクワク感を演出するために違いない。

駐車場正面の階段を上がると、すぐ疎林の向こうに青い水が見えてくる。

さらに30秒程度で、ごらんの景色が眼前に広がる。

確かに、青いことは青いけど・・天気(曇り空)のせいか、いまひとつピンとこない。

幸い、時間が早かったため訪問者の数は少なく、じっくり眺めることはできた。

ところが、8時半を回ったあたりだろうか・・

大型観光バスが到着したようだ。

背後の方から「あーら、キレイキレイ! ね、見て見て!!」

と、興奮の声を上げる団体客が続々と詰め掛けてきた。

 

静かにじっくり「青い池」を見物したい方は

少しでも早めに訪れることを、強くお勧めしたい。

 

そしてまた、野鳥のさえずりを聞きながら、20分の白金散歩。

同じ道の往復だったので、特に新たな発見はなかったけど

車に戻って出発した後、並行してもう一本の道が通っていたことに気づく。

"帰りはこっちの道にすればよかったな~"と、後悔先に立たずの一幕。

 

行きと違い、森の中を歩く雰囲気満点の遊歩道。(熊に遭遇するリスクも上昇!?)

 

その後、せっかく十勝岳高原に来たのだからと、付近をぐるりひと回り。

車で数分のところにある、「白ひげの滝」を見に行く。

 

温泉街のすぐ脇が崖になっていて、その途中から雄大な滝が流れ落ちている。

よく見ると、川の色は「青い池」と同じ"コバルトブルー"。

それもそのはず、この先のどこかで青い池とつながっているらしい。

 

その後、十勝岳の展望台(「望岳台」と呼ぶらしい)にも立ち寄る。

 

雄大十勝岳が目の前に。たまたま雨が上がり、少しだけ雲が切れてくれた。

コマクサの仲間? あちこちで高山植物が可憐な花を咲かせていた。

北西に目を転じると、はるかかなたに美瑛の丘が。

気がつけば時刻は正午を回っており、いいかげんお腹も空いてきた。

そろそろあそこに戻って、美味しい美瑛のバンでも食べることにするか。

 

ラベンダーが路肩を彩る"花の街道"を降りてゆく。

これで頭上に青空が広がっていれば、言う事なしなんだけどなぁ・・・

などと"ないものねだり"をしたバチが当たったのか。

このあと、一挙に天候は下り坂へ。

ほぼ終日「曇りときどき土砂降り」という悲惨な状況へ。

――早めに〈観光〉を済ませておいて、ホントによかったよ。

 

ではでは、またね。