"静けさ"にこそ価値がある。国宝+世界遺産「宇治上神社」 神戸・京都ふたり旅 2023.4.17-20 2日目① ホテル(清水五条)👣祇園四条駅🚃京阪宇治駅👣宇治上神社

2023年4月18日(火)ホテル(清水五条)👣京阪祇園四条🚃宇治駅👣宇治上神社

           世界遺産にして国宝・宇治上神社は、いわば"緑の桃源郷"だった。

 

この日は、フライト+宿泊のセットについていた無料オプション

京阪電車「大阪・京都1日観光チケット」をフルに活用

伏見稲荷+宇治平等院+石清水八幡宮+大阪鶴橋で焼肉、の盛沢山プランを立ててみた。

 

早めに出発したかったので、朝食は昨晩購入したパンetc.で済ませ

8時半にはホテルを後にする。

まずは徒歩で京阪の祇園四条駅を目指す。

 

         五条大橋を渡ると・・右の河岸に白い影を発見。

         おお、アオサギの成鳥だ。獲物の魚を狙ってる。

           朝9時前の祇園は、まだ夢の中。

 

近くに清水五条駅があるが、チケット引換え不可のため(たぶん職員不在)

祇園散策を兼ねて路地をぶらぶら、20分ほどかけて到着。

地下の案内所でクーポンを提示すると、すぐ2人分のチケットを渡された。

そのままホームに降り、大阪方面行の電車を待つ。

 

さて、どんな順序で回ろうか。

とりあえず、一番近い伏見はバスの1日乗車券でも行けるから"オマケ"扱い。

まずは必ずや混むだろう宇治平等院を目指すことに決め、快速電車で中書島駅へ。

宇治線に乗り換え、単線に揺られること20分ほどで宇治駅に到着。

みなさん車か観光バスを利用するせいか、車内はガラガラ。

おかげで先頭車両の一番前に座り、プチ運転手気分を味わうことができた。

          宇治線に乗り換えて、出発進行!

      島ホームが生み出す"線路のくねり"が、鉄オタ心をくすぐる。

       先頭に乗せてくれた車両に、"ありがとう!"の1枚。

         個人的には"空いててよかった"、京阪宇治駅

 

このまま右手の宇治橋を渡り、まっすぐ平等院を目指してもよかったが

宇治川を挟んで対岸の宇治上神社がよさそうだったので

駅正面をまっすぐ進み、落ち着いた住宅街を抜けて歩くこと数分。

細い道をくいと左に曲がり

宇治神社重要文化財)の社殿が右に見えたと思ったら

もう目の前はうっそうとした緑に囲まれた、参道。

100メートルほど先にちらり覗く山門の向こう側は

世界遺産宇治上神社の境内だった。

        緑の海に見え隠れする朱い鳥居。宇治上神社の神域。

      意図的に見切ってるわけじゃない、本当に人の姿がないのだ。

        檜皮葺の屋根がのびやかな本殿。平安後期の建築。

         拝殿は本殿の奥、一段高い場所にある。

         うっそうと茂る木々を従え、両脇を狛犬が守る。        

         誰に言われずとも、自然に両手を合わせている

         右脇には、苔生した小さなお社が並ぶ。

 

小高い山を背にしており、神域全体が緑にすっぽり抱え込まれている。

拝殿は鎌倉時代に建立された、平安時代の住宅様式。

奥の本殿は、平安後期に建てられた現存する日本最古の神社建築といわれ

どちらも国宝に指定されている。

早い話、平等院と並ぶ世界遺産と国宝の"ダブルタイトル"。

平等院と違って、入場料600円も不要だ。

・・だというのに、参拝する人の数は、境内を眺め渡しても五指に満たない。

おかげで、この上なく素晴らしい状況で好きなだけ堪能できたのだから

文句を言う筋合いではないが、改めてーー

多くの観光客は何を体験したくて神社仏閣などの"祈りの場"に殺到するのか?

ーーという、青臭くも素朴な疑問を抱くのだった。

 

           本殿の背面から、周囲の緑を切り取ってみた。

   改めて本殿前へ。「宇治七名水」のひとつ桐原水の存在には気づけず。残念。

     どちらでもなく「踊る白うさぎの土鈴(1800円)」を購入。                                  

   めちゃくちゃ可愛い❢❢ぜひとも現地で"本人"に逢っていただきたい。

    最初に参拝したおかげで、この日いちにち満ち足りた気分になれた。

 

なにはともあれ、結果的に、この宇治上神社へ参拝こそ

今回最も強く心に刻まれた"宇治体験"となった。

※次に印象深かったのは、偶然入った「抹茶うどんの店」。

 

続いて目指すは、いよいよ、世界に冠たる大観光地・宇治平等院

・・・やっぱ、コロナ規制中に訪れるべきだったなぁ。

ではでは、またね。