無敵の鰹塩たたき(旬) 高知ふたり旅 2022.11.29-12.2 1日目➀ 羽田空港🛫高知龍馬空港⇒ひろめ市場/明神丸

2022年11月29日(火)羽田空港高知龍馬空港⇒ひろめ市場(明神丸)

    羽田は晴れたので、今回も「天気は大丈夫!」と楽観したのだが・・

 

晴れ男&晴れ女コンビの「ふたり旅」にしては珍しく

大雨と遭遇した(それでも肝心な時は晴れた!)高知の旅。

前回(19年3月)は、数十年ぶりの四国上陸とあって

高知市四万十川(中村)→道後温泉(松山)という駆け足ルートだったが

今回は印象深かった高知県内を重点的に周遊しようという計画にした。

そのぶん4日間の行動は、天候を考慮しつつもきっちりかっちり組み上げたのだが・・

初日からまさかの土砂降りを喰らってしまい

文字通り、水の泡と化してしまったのだ。

 

出だしはそれほど悪くなかった。

自宅から徒歩10分の停留所から朝6時30分始発のリムジンバスに乗り込み

曇りがちながら時折青空が広がる羽田空港第一ターミナルに到着。

すぐにチェックイン&持ち物検査を済ませ

無料ラウンジで離着陸する飛行機を眺めながら、搭乗までの2時間近くを過ごす。

定刻930発のJAL493便で、1050高知龍馬空港に着いた。

ところが、このあたりから「予定」が狂い始める。

 

    離陸後しばらくは、雲間に見えるベイブリッジ?を撮ったりしてたが。

 

         高知龍馬空港。うたた的には"まさか"の本降り。

 

最近5~6年の"通例"に従えば

天気予報は雨模様だったけど、やっぱ晴れたね!

など、自分たちの強運を誇りながら到着ロビーへ向かうのだが

今回ばかりは羽田(晴天)⇒高知(本降り)と、文句なしの"下り坂"。

いい気になって旅行にうつつを抜かしていたものだから

気のいい天気神?も「これ以上面倒見切れん」と、匙を投げたのかもしれない。

※事実、2週間後の宮古島旅行も、やっぱり雨にたたられた。

 当分の間は、雨天を想定した旅行スケジュールを立てたほうが良さそうだ。

 

しょーもないお天気話はこのくらいにして、旅の記録を続けよう。

事前に調べたところでは、高知市の天気は「曇ときどき雨」。

だが、レンタカー店で車の手続きをするうちにも、雨は徐々に激しさを増し

とりあえず高知市内へ・・と高速道に上がるころには、完全な本降りになっていた。

これでは初日に想定していた『祖谷渓ドライブ』など、絶対無理。

ただでさえ慣れない車種のレンタカーで、行ったことのない渓谷の道を走るのだ。

雨でろくに見通しが効かない状況下でのドライブなど、自殺行為にも等しい。

 

てなわけで、高知の旅第1日目の旅程は大幅に縮小。

とにかく市内(具体的には車を停めやすい「ひろめ市場」)で、見物がてら昼ごはん。

あとの行動は、天気次第で決めていこうーーということになった。

 

安全運転を心がけつつ、自動車専用道路(無料)で高知市内近くまで北上。

小一時間ほどかけて、はりまや橋の交差点を通過。

カーナビ(スマホ)とにらめっこしながら、一方通行の道をぐるぐる回った末

どうにか、ひろめ市場2階の駐車場に車を収めることに成功した。

やれやれ。

これだけで一仕事終えたような気分で、隅の階段を降りて市場内へ向かう。

 

     3年半ぶりのひろめ市場。「たっすいがは、いかん!」が懐かしい。

      2~3割程度の込み具合。なんだかちょっと淋しいぞ。

 

時刻はちょうどお昼を過ぎたあたり。

なんか・・思ったより空いている。

良く見ると、半分近くの店がシャッターを下ろしたままだ。

平日の昼だから? それとも雨のせい?

前回(三年前)訪れたときは、空席を探す気になれないほど混雑していたのに。

(土曜の夜7時過ぎというピークだったからかもしれないけど)

      

どこか拍子抜けしたような気分で、営業中の店舗を見て回り

細長いテーブルが幾重にも並ぶ空席だらけの客席エリアのなかでも

ひときわ華やかな鰹料理店「明神丸」の正面に座る。

目当てはもちろん、高知名物「カツオのタタキ」。

特にこの時期(11月)は、美味しいと言われる「初ガツオ」「戻りガツオ」のうち

「戻りガツオ」が獲れる、願ってもないシーズンなのだった。

 

        昼飯はもちろん、明神丸の「鰹塩たたき丼」!

      豪快な「藁焼きパフォーマンス」も、どことなく控えめ。

 

いつもなら行列がつきものの「明神丸」だが、この時はほぼ待ち時間ゼロ。

ガラス越しに行なわれるパフォーマンス(鰹を藁の火であぶる)を眺めつつ、

「鰹の塩タタキ定食」と「鰹の握りずし」をオーダー。

(一般的な醤油ダレの他に、荒塩を振っただけの"塩タタキ"がこの店の自慢料理。

 雨のドライブで緊張したのか、腹が空いてないという相方は握りずしを選んだ)

 

   「鰹塩たたき丼」と「握りすし」。サイドメニューの天ぷらも買ってみた。

 

んで、実食。

つぶつぶの塩を載せた分厚いカツオの切り身を口の中に放り込み、噛み締める。

すっ・・と、背筋が伸びる。

正面を見ると、相方も目を丸くして、こちらを見ている。

・・・うまーーい!!!

時たまスーパーで購入する「カツオのたたき」の、あの独特の臭みがまったくない。

まるっきり違う魚のようだった。

 

これは、たまらん。

あとは無言で、ひたすら食べた。

食欲がないと言ってた相方もペロリと完食、なお物足りなさそうな・・。

ちょっと可哀想になって、ぶあつい切り身をひとつプレゼント。

 

  今回の旅で3回もお世話になった。目的はもちろん、カツオの塩たたき!

 

なんかもう、天気のことなんか、吹っ飛んでしまった。

こいつを食べただけで、今回の高地の旅は大成功!!

そう断言してもいいぐらいだった。

 

ではでは、またね。