昇仙峡は"プチ太魯閣渓谷"だった 甲州ふたり旅 2022.8.22-23 2日目(2) ホテル神の湯温泉🚗昇仙峡

2022年8月23日(火) ホテル神の湯温泉⇒昇仙峡

 

     昇仙峡随一の岩峰・覚園峰を見上げる。さすがの迫力。

 

ホテルを出発して最初に向かったのは

宿から車で20分ほどの景勝地・昇仙峡。

"日本一の渓谷美"とも謳われる、山梨県有数の観光地だ。

そのものズバリ「昇仙峡グリーンライン」と命名された道を北上。

荒川を渡って市営無料駐車場へ向かう手前を左に入り、

車一台がやっと通れる程度の狭い道を、川沿いに登ってゆく。

実はここも「昇仙峡遊歩道」一部で、最も下流に当たるエリア。

5月初日から11月末日の平日に限り

上り一方通行での車両乗り入れが許されている。

予想どおり、渓流沿いに鬱蒼とした緑が深々と覆っており

空から降り注ぐむわっとした熱気を遮ってくれる、絶好の散策路だった。

 

本音を言えば、車ではなく徒歩で満喫したかったが

いったん車を停めると、そこを起点に往復せねばならない。

なので遊歩道の下流部分は車で通過するだけで我慢し

ハイライトにあたる上流部分のみ、歩いて往復しようと企んだのだ。

ときおり見かける徒歩の観光客に頭を下げつつ

ほんの数分で遊歩道の中間地点に到達。

上の道(グリーンライン)へと続く登り坂を右折し

目指す「県営無料駐車場」に車を乗り入れた。

さあ、いよいよここから上流に向かって〈昇仙峡ウォーキング〉に出発だ!

 

ところが、駐車場から遊歩道へ向かう手前に立つ大きな観光地図上に

「この先通行止め」の文字が。

しばらく前の大雨(台風?)で遊歩道の一部が崩れ

いまだ復旧できていないらしかった。

いちおう代替ルートも示されていたが

延々車道(グリーンライン)を歩いていけ、というご無体なシロモノ。

 

・・いや、車道を歩くぐらいなら、車の方を移動させるって。

停めたばかりの車に戻り、グリーンラインを北上すると

ほどなく左手に橋が見えて来て

「森の駅昇仙峡」なる商業施設前の無料駐車場に、車を停めることができた。

てなわけで、再び〈昇仙峡ウォーキング〉に出発。

 

相変わらず、"花曇り"としか言いようのないもやっとした熱気の中

それでも涼し気な滝の音&清流のせせらぎに心癒されつつ

通行止め(がけ崩れ)ポイントまで、往復40分ほどの遊歩道を降りて登る。

 

     切り立った岸壁と、岩に刻まれた遊歩道・・どこかで見た気が。

       有名な石門をくぐる。これまた既視感バリバリの風景だ。

           いつ見ても、清流には胸がときめく。

 

で、率直な印象はーーなんか、太魯閣っぽいなぁ。

昇仙峡のシンボルともいえる岩峰・覚園峰(かくえんぼう)も

巨大な花崗岩が作る天然のアーチ・石門(いしもん)も

5~6年前、2時間かけて歩い堪能した台湾の太魯閣(タロコ)渓谷を

ふたまわりほどコンパクトにした情景にほかならなかった。

二箇所とも共に歩いた相方も

「太魯閣渓谷とおんなじだね~」と、まったく同じ感想を漏らしていた。

そういえば、やたらと「石(宝石・貴石)の店」が多いところも、そっくりだ。

あーー、いつになったら台湾を再訪できるのだろう。

 

     ちなみにこちらが「リアル太魯閣渓谷」(2017年12月)

             季節外れ?のアジサイ

           途中から、草花ばかり撮っていた・・

 

「Goto」も「県民割」もサイフに優しく、とっても助かるけど

やっぱり異国の刺激は、何物にも替えがたいのだ。

幸い、コロナの水際対策も少しずつ緩和されてきているから

あと半年も待てば、ほぼノーチェックで行けるかな。

いや、でも今度は「円安」という壁がある。

欧米は言うまでもなく、タイなど東南アジア諸国も、ほぼ日本並みの物価らしい。

う~~ん、どっちを向いても、そこいらじゅうが値上げだらけ。

ますます先行きが怪しくなってきたけど

怪しければ怪しいほど、"行けるときに行っておく"のが、我が家のモットー。

ひとまず今月末の札幌と来月末の帯広~女満別の、北海道二連戦だ!

 

おやおや、またも盛大な脱線をやらかした。

正直、脱線したくなるくらい、今回の旅は"感動"が少なかった。

なにより雲に阻まれ、大好きな富士山を一度も見れなかったことが痛い。

実際、昇仙峡のロープウェイをバスした理由も、"富士山ロス?"だったしね。

なんだか、ずーっと、こればっか書いてるなあ。

けれど、本当にショックだったんだから、仕方ない。

 

そんなこんなで、珍しくも文句だらけの「ふたり旅」。

次回は、ちゃんと終わらせないと。

 

・・と書きつつも、明日から3日間にわたり長女&次女一家が泊まりに来るので

おそらく本ブログは開店休業。

推薦したい読了本も溜まっているし、再開後はちょっと走るぞ。

 

ではでは、またね。