2022年2月19日(土) 河津温泉⇒爪木崎⇒下田⇒下賀茂⇒⇒松崎⇒三島⇒自宅
爪木崎の大島椿?。・・伊豆大島にも行きたいなぁ。
朝は、7時過ぎに起床。
宿の男湯(内風呂)に入るためだった。
なぜなら、夕食時に見かけた宿泊客は我々以外ひと組のみ。
それも親子らしき女性の2人連れだったので
少なくとも男湯に関しては、完全にうたた(俺だ)専用。
わざわざ朝早く沸かしてくれたのだから、入らぬわけにはいかない。
てなわけで、ねぼけ頭のまま一階に降りて、奥の浴室へ。
昨夕に続く貸し切り状態で、朝の木漏れ日が差し込む岩風呂で体を伸ばした。
ぽかぽか温まって部屋に戻ると、待っていたのように内線が鳴る。
「朝食の支度が出来ました」。
名物のワサビ漬けと干物が美味しい朝餉を
めったにしないおかわりご飯で、ぺろりと平らげる。
さて、今日はどうしようか。
天気予報は、下り坂。
あいにく15時頃から雨がぱらつきそうだったので
昼過ぎぐらいまでに景色の奇麗なところを目指しみることに。
これまで伊豆半島は10回以上訪れていたけど
下田より南にまで足を延ばした記憶が、ほとんどない。
なので、とりあえず下田付近の景勝地を訪問。
そのあと余裕があれば、最南端の石廊崎からぐるっと回ってみよう。
朝9時過ぎ、昨日、おっかなびっくり降りた細道を登り返して
県道14号を今井浜まで戻り、国道135号線を一路南進。
途中、空が晴れたので「尾ヶ崎ウイング」のパーキングに車を停め、
展望台から南の海を臨む。天気よ、持ってくれ・・
アロエの花。なかなか自己主張が激しい。
せっかくだから天気のいいうちに景勝地を訪ねよう。
下田市に入る手前を左に折れ、爪木崎へと向かう。
300メートルほど手前にあった公園の無料駐車場に車を停め
トコトコ歩いて、爪木崎へ。
爪木崎入り口。ここにもアロエ軍団が・・
スイセンの花も、まだ頑張っていた。
ダイナミックな地殻変動を物語る「柱状節理」
「スフィンクス岩(左)」と「マーライオン岩(右)」にも遭遇!
盛りを過ぎてた水仙の庭や、まだまだ花盛りの大島椿。
なにより、無数のお箸を束ねたような柱状節理を眺めたり。
ほとんど無人の遊歩道&海岸部を
マスクを外し深呼吸しながら、先端近くにそびえる灯台まで歩いてゆく。
さすがに岬のあたりは風が強く、じっとしてると寒くなってきたが
もう少し陽気が良かったら、何時間でものんびりしていたい絶景スポットだ。
爪木崎の"イケメン"灯台
足元は「アザラシ君」が守りを固める
空ではトンビが守りを・・・しつこいな
帰り道の途中、ふらりと立ち寄った「温室」も、予想外に良かった。
2~3階建ての、さして大きくない建物で、自由に入れる(無料)だったので
出荷予定の草花でも育てているのかな・・と思って入ってみたら
色とりどりの南洋植物が、迎えてくれた。
沖縄や東南アジアでよく目にする定番植物はもちろん
こんな植物に実ができるんだ!
と、トロピカルフルーツの原木?にも会えて、何枚も写真を撮ってしまった。
"拾い物"だった爪木崎の「温室」
残念ながら実はなかったけど、「パパイア」の木。
お馴染みのハイビスカスも。
ああ~~、南の国に行きてぇ~!!
気が付くと、屋根の方から雨音が聞こえていた。
それも、かなり激しい。
傘を車に置きっぱなしだったので、しばらく温室内で雨宿り。
小振りなるまで、30分以上滞在していたけれど
最初から最後まで他の入場者はいなかった。
よく見れば面白いものにいっぱい出逢えるのに、もったいないことだ。
公園の駐車場に戻ると、雨はすっかり上がっていた。
次に目指すは、我らが定番の立ち寄りスポット、道の駅。
それも初訪問となる「開国 下田みなと」だ。
下田市に入る、その入り口・下田港に案内板があったので、車を進めてゆく。
週末(土曜日)だったからか、なかなかの繁盛ぶり。
幾つにも分かれた駐車場が、ほぼ一杯になっている。
運良く、ショップ近くにできた空きスペースに車を停め
さあ、何があるかな~と、施設の中へ。
道を挟んだ向かい側が、そのまま漁港市場という立地条件だけに
新鮮な魚介類がたくさん用意されており
それらを使った海鮮丼・刺身定食などのレストランも充実していた。
ところが、大部分は海産物に特化。
農産物はほんの一角に、かんきつ類やワサビ関連食品が並ぶ程度。
残りは、どこでもみかける定番土産品っぼいものばかり。
格安の農産物を期待していた我らの当ては、みごとに大外れ。
海産物は昨夜と今朝、たらふく食べていたから
ランチまで海・・という気にはなれない。
結局、何も買わず道の駅を後にした。
せっかく下田まで来たんだから
ご当地で人気のラーメンでお昼にしよう!
と、気持ちを切り替え
迷った時のグーグルマップで調べてみると
車で数分のところに、人気のラーメン店があるという。
よし、ここを目指してみるか。
駐車場はなさそうだけど、行けばなんとかなるだろう。
オフラインマップだけの地図を頼りに、表示された店の近くへ。
あれ・・、通り過ぎたかな?
と思った矢先、目の前にHACの看板と駐車場が。
20台分ほどスペースがあるけど、ほぼガラガラだった。
ちょうどいいや。ここに車を停めて、歩いて探そう。
後で何か買物しとけば、問題ないだろう。
車を降り、今しがた通り過ぎた道を戻ると
川沿いに細い脇道が伸びていた。
そのすぐ先に、目指すラーメン店「たんぽぽ下田」を発見。
いかにも「食べログ愛好者」が好みそうな、"隠れ家"的店構えだ。
トリップアドバイザーと同じように、若い人が好む味だから
きっとコテコテ系なのだろう、と覚悟して中に入る。
「たんぽぼ下田」。いかにも"ツウ好み"な面構え
店の壁も「こだわり」に満ちている
お昼過ぎ(12時30分)だったが
幸いにも奥のテーブルが、ひとつ空いていた。
よっこらしょと腰を降ろし、まずはメニューをひとながめ。
迷ったものの、魚介ベースの醤油味(ねぎラーメン)を
相方は一番人気と書かれた一杯を注文する。
至福の一杯。また食べたくなってきた・・
評判通り、魚介の出汁がしっかり効いていて
若い人が好むような"コテコテ感"は、ほとんどなかった。
腰の麺もスープによく合い、個人的には二重マル確定の美味しさだ。
※せっかくなので、相方のスープも味見してみた。
こちらは魚介よりトンコツが強く、いかにも若い人向けの味付け。
肉より魚が好みの中高年には、ねぎラーメン(だったっけ?)がオススメかも。
ともあれ、先月の「勝浦タンタンメン」(絶品)に続いて
伊豆・下田でも"ご当地ラーメン"が大当たり!
今後の国内旅行が、〈ラーメン食べ比べ〉になりそうな雰囲気になってきた。
ではでは、またね。