開催決定! 「東京オリンピック2021」の"正しい観戦法"   MakeMakeの遠吠え

2月7日に書いた内容をまるっと繰り返すことになるが

本日、聖火リレーが始まったことだし

改めて、変わることのない「オリンピック観」を確認&表明したい。

 

最近になって新型コロナの感染者数が底を打ち、上昇に転じつつあるようだが

政府は予定通り、日本全国を巡る聖火リレーをスタートさせた。

これに対し、明らかに「ヨイショ」する側の宣伝&報道活動以外の

いわゆる"大衆の声"なるものは

「オリンピックなんかできる状況じゃない」

「また感染拡大状況にあるのに、なんて無謀なことをするんだ」

「これで感染爆発が起きたら、誰が責任を取るんだ」

「一般人の海外からの入国を受け入れないで、オリンピックと呼べるのか」

といった〈開催反対意見〉が圧倒的多数のように感じられる。

 

しかし、あくまでもこれは〈印象〉に過ぎない。

なぜなら、「反対の声は、常に、賛成の声より大きい」からだ。

 

そして、もうひとつ。

こういった〈リスクを負う可能性を伴う判断〉となると

「イエス=ゴー」より「ノー=ストップ」の方が、はるかに言いやすい

 

「ノー」を表明した場合、結果がどちらに転ぼうと

その判断に対して、彼らは負い目や責任を感じることはない。

"だからいったじゃないか"、などの〈逃げ道〉が用意されているから。

いっぽう、ゴーサインを出した場合

最終的に何らかのマイナス要因(感染拡大とか)が生じた場合

その判断に対し「お前らイエスと言ったから、こんなことになったんだ」

つまり「責任を取れ!」という事態になりかねないからだ。

 

従って、内心では「出来る範囲でチャレンジしてみてもいいんじゃないかな」

みたいな〈開催賛成意見)であったとしても

出る釘を打たれる前に、「どちらかといえば反対」の札を上げておく。

そんなところじゃないのかな、同調圧力国家・日本に暮らす我々の"位置取り"は。

 

要するに、みんな「開催賛成⇒感染爆発⇒賛成した奴が悪い」という流れで

連帯責任を負わされたくないから、賛成の声を上げないだけ。

口で言ってるほど、「大反対」じゃないと思うよ。

だが、そう言ったって、実際にパンデミックは拡大傾向にあるわけだし

欧米各国でも、ロックダウンが相次いでいるじゃないか。

こんな危機的な状況で、まともなオリンピックなんかできるはずないだろう!

と、お怒り方々も当然いらっしゃるわけだ。

 

はい、おっしゃる通り。

いかに政府関係者か「コロナに打ち勝つ」と叫ぼうと、事実は歴然としている。

どう考えても、まともなオリンピックなど、開催できる状況にはない。

実際、海外からの観戦客は受け入れないことが決まってるし

もっと状況が悪化すれば、全競技無観客という事態だってありえる。

 

だ・か・ら、(・・あ、これもう2.7の繰り返しだ)

サッカー、野球、大相撲、駅伝etc

様々な制約のなかで頑張って開催している他のスポーツと同じように

できることを、できる範囲で、最大限の努力を注ぎ込んで、実行すればいい。

・・・それだけのこと。

 

全世界の人が訪れないオリンピックなんか、オリンピックじゃない。

無観客の会場で行なわれるオリンピックなんか、オリンピックじゃない。

感染症のため出場できない国が続出するオリンピックなんか、オリンピックじゃない。

――理想的な形で開催できなきゃ、オリンピックなど開催する意味がない。

そういった《オリンピック至上主義》に囚われさえしなければ

文字通り、どーにでもできるのだ。

 

べつに、「だから反対の声をあげるな」とは言わない。

むしろ開催するまで、ずーっと"ブーたれ"ててオッケーだ。

どうせここまで来たら、今年の東京オリンピックは、もはや決定事項。

よほどの事態が起きない限り、粛々と準備を進め、開催へと持ち込むはずだ。

(実際、半数近い国がボイコットしようが、殺人テロが起きようが、中止しなかった)

 

だから、みなさんは「始めちまったものは仕方ない」

「ずっと無視すんのも大人げないから、たまにはは観てやるか」

なとど、あくまで表面上は冷めた眼差しで、各競技をリモート鑑賞。

そうすれば、なんだかんだいっても

〈世界のトップアスリートが集う4年?に1度の大イベント〉だもの。

面白くない、興奮しない、感動しない、わけがない。

 

んで、すべてが終わったところで

「ま・・思ったほど悪くなかったんじゃないの」

ぐらいの軽い〈上から目線〉で、次回のパリにバトンタッチする。

たぶんこれが、いちばん"日本人っぽい"オリンピック観戦法だと思ったりする。

 

もちろん、開催することで、コロナの感染者数は増加傾向を続けるだろう。

でも、「GoToキャンペーン」のときも書いたけど

この手のイベント(社会活動)より、季節的な要因などの方が

感染者数の増減と深く関わっている気がしてならない。

事実、ヨーロッパでロックダウンした地域としなかった地域の感染者数のグラフは

ほとんど違わなかったわけで。

 

だから、あくまで個人的な見解だが

自分の中での「コロナ対策」は、確定済み。

マスク、手洗い、距離といった感染対策はしっかり守りつつ

年単位での持続可能な、通常に近い社会生活を送る。

ヒステリックに「ゼロ」を目指したって、土台不可能なんだから

他のコロナやインフルエンザウイルス同様

無理なく共存できるところにむけて、ソフトランディングするしかないっしょ。

ワクチンワクチンって大騒ぎしてるけど

「95パーセント効果あり」を接種したところで、100人中5人。

1万人中500人は感染&発症するんだから。

少なくとも、オッサんが生きてる間に「根絶」は無理だって。

 

ではでは、またね。