絶景360度!これだから旅はやめられない。 北見&帯広ふたり旅 2022.6.6-9 2日目(1)北見市内🚗道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠

2022年6月7日(火)北見市内(ホテル)⇒道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠 

 

        どこを撮っても絵になってしまう。快晴の美幌峠。

3日以上の予定を組んで旅に出ると

「ほかはともかく、ここだけは晴れてほしい!」と切実に願う

いわゆる"勝負日"ができるケースが多くなる。

今回も、屈斜路湖から釧路湿原を経て帯広に至る本日が

まさにその"勝負日"に相当していた。

 

なので昨日、晴れ間に恵まれず、「サロマ湖の夕陽」を鑑賞できなかったのは

正直それほど残念とは思ってはいなかった。

その分、2日目の〈パノラマドライブ〉で青い空と白い雲が堪能できれば文句なし!

と、考えていたからだ。

 

ちなみに、道北地方の天気予報は「くもりのち晴れ」。

状況次第で晴天にも曇天にもなりえる、どっちつかずの見通しだ。

理想を言えば、青空が広がるのを待って絶景ポイント・美幌峠に立ちたかったが

釧路湿原まで南下して帯広に向かうルートは大回りなため

途中で休まず走り続けても6時間は必要とのこと。

結局、「日没までには帯広のホテルに到着する」というスケジュールを優先。

朝7時半にホテルの朝食をとり(ビュッフェスタイルでなかなか充実)

予定通り9時前には出発することができた。

 

       予想を裏切りる?充実ぶり。ホテルの朝食ビュッフェ。


頭上は、あいにくの曇り空。

それでも、起床時にくらべれば、少しずつ明るさが増しつつあった。

どうか、峠の上では晴れてくれますように・・!

無神論者をうそぶきながら、こういうときだけは空の上の誰かさんに祈りつつ

北見市内から美幌町の中心部を抜け

美幌峠へと向かう一本道・国道243号線をひた走る。

 

やがて、畑や放牧地が広がる左右の景色が白樺?並木へと移り変わり

登り坂の勾配が少しずつ強くなっていくと

それに合わせて、周囲の霧が晴れ、青空が顔を出すようになった。

どうやら、薄雲の層よりも高い位置に抜け出したらしい。

悪運強く、今回もま、天の神(悪魔か?)は願いを叶えてくれたのだった。

 

                    単なる駐車場が絶景に見える――ザ・青空マジック!

           反対側には、道の駅のレストハウスが。

 

朝10時過ぎ。

文字通り"絵に描いたような"青い空と白い雲のもと。

北アルプスの稜線を思わせるなだらかな、右肩上がりの斜面が見えてきた。

本日最初の目的地「道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠」だ。

十数台しか"先客"のいない広大な駐車場に車を停め

まずは、とびきり新鮮な空気を深呼吸。

 

  キリンの首のように長~く伸びた「展望台への道」。これは行くっきゃない!

 

建物前に掲げられた地図を見ると

道の駅の裏手から、美幌峠の展望台まで道が延びているようだ。

せっかくの快晴なので、まずはそちらを目指すことに。

北海道でも有数の展望台だというのに、人の姿は両手で数えられる少なさ。

おかげでマスクを外したまま、次々と目の前に広がる屈斜路湖の絶景を

心ゆくまで満喫することができた。

 

    展望台に続く登り坂。遠そうに思えたが、実際歩くと5~6分程度か。

      フツー樹木も、この青空をバックにすれば「銘木」に変身。

      展望台から屈斜路湖を見下ろす。何枚撮ったかわからない・・

     展望台の先にも、北アルプス級の稜線が続く。。。歩きて~~っ!

 

なにしろ、眼下に広がる屈斜路湖はもちろん

360度どっちを向いても、文句なしの〈絵葉書ショット〉の連続。

湿度が低く空気も澄み切っている道東ならではの、青と白と緑の絶景だ。

さすがは、北海道「道の駅ランキング」で

景色がきれいだと感じた道の駅6年連続1位に輝くだけのことはある。

 

      随所に石を積んだケルンが立っていた。・・気持ちはわかる。

           "箸休め"に道端のリンドウ?も一枚。

たまたま頂上の展望台に、記念写真を撮ろうとしていた家族連れがいたので

声を掛け、代わりにシャッターを押すことに。

何枚か撮った写真をその場で見た人たちの口から

思わず「うわー、きれい」という、ため息交じりの歓声が上がるほど

ありふれた言葉ではとても表現できない、見事な景色だった。

まだこの後、2日以上も旅の予定が残っていたけれど

これだけで、今回の旅は「よかった~!」と満足できた気がする。

 

      もし次の機会があったら、「雲海」か「星空」を眺めてみたい。

 

自然にこみあげる鼻歌をお供に、美幌峠から道の駅までの斜面を戻り

様々な工夫が凝らされた施設の建物を見て回る。

オシャレなショッピングエリアには、郷土食溢れるオリジナルグッズや食品の数々。

2階のフリースペースからは一面のガラス窓越しに、屈斜路湖の大パノラマが広がる。

残念ながら営業時間前だったけど、レストランのメニューも美味しそう。

確かにこれなら、人気が高いのもうなずける。

 

        レストハウスからも屈斜路湖が一望できる。

       満腹のため、「美幌峠のあげいも」は食べられず・・

 

※「お一人様3個?まで」との注意書きに誘われ

 大人気とのお菓子『知床ちょぼちょぼ(だったっけ)』を2個購入してしまう。

 旅の序盤にしては珍しい散財だったが、今は目一杯買っとけば・・と悔やんでいる。

 実際、他の施設で見つけた類似のお菓子に比べて、半分程度の価格だったし

 なにより帰宅後、娘一家と食べたところ、めっちゃ美味かったのだ。

 

なんだか、道の駅の宣伝みたいになってしまったけれど

それもこれも、美幌峠からの絶景にノックアウトされたたためだろう。

 

ともあれ、時刻はようやく午前11時を過ぎたばかり。

帯広までの"ロング・アンド・ワインディング・ロード"は、まだまだ続くのだった。

 

      この先に待っていたのは・・まさかの「エゾハルゼミ街道」!?

 

ではでは、またね。