きなこソフトとハルニレの木 北見&帯広ふたり旅 2022.6.6-9 2日目(4)釧路市湿原展望台🚗道の駅うらほろ🚗ハルニレの木

2022年6月7日(火)北見市内(ホテル)⇒道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠

900草原⇒釧路市湿原展望台⇒道の駅うらほろ⇒ハルニレの木

 

   ハルニレの木は2株あった。あまりに綺麗だったので"フライング掲載"。

 

やや期待外れに終わった釧路湿原展望台を後に、再び車は南へと走り出す。

この先のルートについては、特に立ち寄りスポットを決めておらず

「暗くなる前に帯広のホテルに着く」という最終目標さえクリアできればよかった。

とはいえ、はるばるオホーツク海沿岸から南下してきたのだから

このまま帯広への最短ルートとなる道東自動車道に入るのは、避けたかった。

 

せっかく釧路まで来たんだから、太平洋側には出てみたいよね。

相方との意見も一致し、海岸線に沿って西進する国道38号線をたどることに。

となれば小休止ポイントは、同じ道路沿いの「道の駅しらぬか恋問」で決定。

眩しい陽射しが降り注ぐ太平洋の大海原を左手に走ること、数分。

砂浜に面した、開放的な道の駅に到着する。

・・しかし、明らかに若い人(特にカップル)を意識した店づくりは

我らアラカンコンビにとって、いささか敷居が高かった。

可愛らしいお土産が並ぶショップエリアを通り抜け

白い砂浜越しにビルが林立する釧路市街を眺めただけで、早々と車に戻る。

 

    恋問だけに・・ラブレター? 一瞬、40年前の「清里」を思い出した。

    今回初めて目にした太平洋。天気のせいもあって、明るくキラキラ。

 

結局、休憩らしい休憩は取れずじまい。

どこかで一度、しっかり休まないと疲れがたまるばかりだ。

運転好きで多少の無理はへいちゃらだった相方も、気が付けば大台を突破。

以前のようには、ガンバリが効かなくなっていた。

道路地図をチェックしてみると

50キロほど先にもうひとつ別の「道の駅」が見つかる。

じゃあ、そこにも車を止めて、今度はしっかり休むことにしよう。

 

時刻は3時過ぎ。

ちょうど真正面にポジションを移した太陽から、強烈な光が降り注がれる。

車載の日よけと紫外線カットのサングラスを装着し

それでも眩しさに目を細めながら、走り続けること40分余り。

のどかな田畑を抱えるこじんまりとした集落のなかに

一見山小屋風の、「道の駅うらほろ」はあった。

 

    山小屋風の「道の駅うらほろ」。建物もアイスも、中身が濃かった。

   残念ながら「うらほろ大福」は売り切れ。次回?は、両方手に入れるぞ。

      すぐ近くで撮った一枚。この透明感も、北海道ならでは。

   調子に乗って隣の高台から道の駅(駐車場)を撮影。また訪れたいものだ。

 

裏手に設けられた駐車スペースに車を止め、相方ともども小休止。

すると、地元らしき家族の乗った車が次々にやってきては、代表者が店内に入り

ソフトクリームを両手にして戻り、またすぐに走り去っていく。

ちょうど小腹も空いていたことだし、我らもソフトクリームを食べていこう。

 

1時間ほど前に立ち寄った道の駅に比べ、こちらの「道の駅うらほろ」は

随所に手作り感の溢れる山小屋風の施設だった。

扱っている商品も、地元で採れた野菜や手作りの品々ばかり。

こういうローカル色豊かなお店は、いつでも大歓迎だ。

特に、地元・浦幌産の小豆やミルクを使ったお菓子やスイーツには力を入れていて

次々と売れていく「きなこソフトクリーム」も、そんなオリジナル商品のひとつ。

残念ながら、自慢の「うらほろ大福」は二種類とも売り切れていたが

きなこソフトクリームのほうは、無事購入することができた。

1個、350円。

香ばしいきなこが引き立てる濃厚なミルクの風味が、たまらなく旨い。

見た目の大きさはそれほどではないのに

コーンの底までぎっしりとアイスが詰まっていて

食べても食べてもなかなら減らない。

なるほど、これはお買い得だ。

 

きなこソフトのおかげで、身も心もリフレッシュ。

帯広のホテルまでの距離は、残すところ50キロあまり。

順調に走れば、1時間少々で到着できるはず。

しかも、時刻は16時半を過ぎたばかり。

これなら、もう一カ所ぐらい立ち寄れるかも・・・

ロードマップを開き、現在地から帯広市内に向かうルートを眺めていたとき。

ひとつの、赤い文字が目に留まった。

 

●ハルニレの木

 

なんだ、こりゃ?

ロードマップに記載されているのだから、きっと観光スポットのひとつなのだろう。

書いてあるとおり、木が立っているだけなのかもしれないけど

ちょうど帯広に向かう国道38号線沿いに位置していた。

時間に余裕もあることだし、ちょいと寄ってみるか。

 

   「ハルニレの木」へと向かう。車窓には、セザンヌの絵のような空。
     

こうして、ほとんど偶然の巡り合わせで

この旅いちばんの"絶景"に出逢うことができたのだった。

 

ではでは、またね。