2022年1月28日(金)野島崎⇒渚の駅館山⇒花倶楽部⇒自宅
この日の"ごちそう"は、ピーナッツソフトクリームに決定!
朝食も、テーブルごとにミニコンコンロがついていたので
干物などの海産物を焼き、熱々を楽しんだ。
夜に負けじと料理の種類も豊富で、欲張って海鮮丼やお粥まで頂いたので
またもやキャパオーバーとなり、胃薬のお世話になってしまった。
まったくもって、ここのご飯は〈コスパ抜群〉だった。
明け方の太平洋。今日も晴れそうだ。
よろよろと自室に戻り、横になってひとやすみ。
最後に、部屋の展望風呂にもいちど浸かり、ホテルを後にする。
ほんとに一周しただけ。突端のベンチの存在は忘れていた。
せっかく目の前に野島崎灯台があったので、
朝日と夕陽の見える岬の先端まで、ぐるっとひと回り。
そこから車で、お花畑エリア(ほぼビニールハウス)を抜けて
「日本最大級海底地すべり地層」を見に行く。
『約200万年前の大地震の痕跡を示す巨大乱堆積層の露頭が発見された。
200万年の時を超えて壮大なジオ・パノラマが今目の前に!』
てな謳い文句が書いてあったので、さぞや凄いものが・・と期待したのだが。
理解はできたけど・・もうちょっと"見せ方"を工夫してほしかった
来てみれば、トンネルを出てすぐの切り通し部分の壁面に
褐色の縞模様がくねくねと入り混じっているだけ。
駐車スペースの説明版を読めば、確かに海底で起きた地すべりの跡だとわかるが
「凄さ」と訴えてる割には、あまりにもほったらしで
"そんなに重要なら、もっとしっかり保存してくれ"と、突っ込みたくなった。
白浜観光はここらで切り上げ、国道410号を一路西へ。
左手に太平洋を眺めながら、どこか景色のいい場所はないか探したところ
根本海岸のところに「御神根島(おがみねじま)」を発見。
路肩の駐車スペースに車を停め、てくてく砂浜を歩いて波打ち際へ。
モンサンミッシェルのように長く伸びた砂州づたいに、島まで渡っていく。
目の前には、なにひとつ遮るもののない太平洋。
足元を見ると、砂だと思っていたものは貝殻とその破片ばかり。
思わず幼少気分に還り、目についた貝殻を拾い集めていた。
気分はモンサンミッシェル。まだ行ったことないんだけどね。
こんなに気持ちのいい場所があったんだ~と感心して
ググってみたら、歌人・若山牧水が有名な短歌を詠んだ場所なのだという。
「白鳥(はくてう)は哀(かな)しからずや海の青 そらのあをにも染まずただよふ」
ーーおお、この短歌なら知ってるぞ!
昔(明治40年に発表)から、風光明媚なところだったのだなぁ。
ただし110年以上前のように「白鳥」は一羽も見当たらず
代わりにウミウらしき黒っぽい海鳥が、岩礁の上でひしめき合っていたけど。
白鳥ならぬ「黒鳥」の海・・・・
日向ぼっこもできて、ポッカポカのひととき。
ともあれ、南房総の海を充分に堪能することができた。
気付けば時刻は11時過ぎ。
そろそろ昼飯のことを考えないと。
菜の花が並んではいたけど、どこか寂しいフラワーライン。
思ったより地味だったフラワーラインを走り抜け
洲崎半島を時計回りにぐるっとクリア。
その勢いのまま、館山市内に分け入ってゆく。
目指すは、本日のメインイベント?
ピーナッツソフトクリームで有名な「木村ピーナッツ」だ!
ところが、スマホのナビに従って着いた店先は、空き地のようなそっけなさ。
店構えも小さくて勝手口みたいだな・・と思いつつ入ってみたら
店内は狭いながらもピーナッツ食品がずらり勢揃い!
なんだか人気(ひとけ)がない・・と思ったら、裏側だった。
勝手口のようなドアを開けると・・
正面入り口は対面(トイメン)にあった!
案の定、車を停めたのは「裏口」側で
街道に面した正面には広い駐車場と、立派なエントランスが。
さすがは評判の店だけあり、ソフトクリームを食べる専用スペースまで作ってあった。
堂々たる店構え。記念写真もバッチリだ。
トリップアドバイザーも「EXCELLENCE」のお墨付き
レジに向かうと、目の前にはソフトクリームのメニュー表。
迷わず一番人気の「ピーナッツソフトクリーム」(450円)を注文する。
写真の撮り忘れに気づいたのは、食べ尽くした後だった・・
その名の通り、ピーナッツ色に輝く小振りなコーンソフトを受け取り
さっそくパクリ・・・ん、ん、んまい!!
甘く優しいミルクのコクと濃厚なピーナッツの風味がひとつの溶け合い
絶妙の味わいを醸し出している。
これじゃ、評判にならないわけがない。
あっというまにペロリと平らげ、
せっかくだからと、ピーナッツ(菓子)も購入。
地元千葉産のピーナッツはメチャお高くて、少ししか買えなかったれどね。
それでも、この味のインパクトは
昨日食べた「勝浦タンタンメン」に勝るとも劣らない。
南房総を旅するときの〈必食メニュー〉が、またひとつ加わった。
ではでは、またね。