貝殻の砂州・御神根島と濃香ピーナッツソフト 房総半島ふたり旅 2022.1.26-28 3日目(1) 野島崎⇒フラワーライン⇒館山

2022年1月28日(金)野島崎⇒渚の駅館山⇒花倶楽部⇒自宅

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      この日の"ごちそう"は、ピーナッツソフトクリームに決定!

 

朝食も、テーブルごとにミニコンコンロがついていたので

干物などの海産物を焼き、熱々を楽しんだ。

夜に負けじと料理の種類も豊富で、欲張って海鮮丼やお粥まで頂いたので

またもやキャパオーバーとなり、胃薬のお世話になってしまった。

まったくもって、ここのご飯は〈コスパ抜群〉だった。

 

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            明け方の太平洋。今日も晴れそうだ。

 

よろよろと自室に戻り、横になってひとやすみ。

最後に、部屋の展望風呂にもいちど浸かり、ホテルを後にする。

 

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      ほんとに一周しただけ。突端のベンチの存在は忘れていた。

 

せっかく目の前に野島崎灯台があったので、

朝日と夕陽の見える岬の先端まで、ぐるっとひと回り。

そこから車で、お花畑エリア(ほぼビニールハウス)を抜けて

「日本最大級海底地すべり地層」を見に行く。

『約200万年前の大地震の痕跡を示す巨大乱堆積層の露頭が発見された。

200万年の時を超えて壮大なジオ・パノラマが今目の前に!』

てな謳い文句が書いてあったので、さぞや凄いものが・・と期待したのだが。

 

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    理解はできたけど・・もうちょっと"見せ方"を工夫してほしかった

 

来てみれば、トンネルを出てすぐの切り通し部分の壁面に

褐色の縞模様がくねくねと入り混じっているだけ。

駐車スペースの説明版を読めば、確かに海底で起きた地すべりの跡だとわかるが

「凄さ」と訴えてる割には、あまりにもほったらしで

"そんなに重要なら、もっとしっかり保存してくれ"と、突っ込みたくなった。

 

白浜観光はここらで切り上げ、国道410号を一路西へ。

左手に太平洋を眺めながら、どこか景色のいい場所はないか探したところ

根本海岸のところに「御神根島(おがみねじま)」を発見。

路肩の駐車スペースに車を停め、てくてく砂浜を歩いて波打ち際へ。

モンサンミッシェルのように長く伸びた砂州づたいに、島まで渡っていく。

目の前には、なにひとつ遮るもののない太平洋。

足元を見ると、砂だと思っていたものは貝殻とその破片ばかり。

思わず幼少気分に還り、目についた貝殻を拾い集めていた。

 

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      気分はモンサンミッシェル。まだ行ったことないんだけどね。   

 

こんなに気持ちのいい場所があったんだ~と感心して

ググってみたら、歌人若山牧水が有名な短歌を詠んだ場所なのだという。

「白鳥(はくてう)は哀(かな)しからずや海の青 そらのあをにも染まずただよふ」

ーーおお、この短歌なら知ってるぞ!

昔(明治40年に発表)から、風光明媚なところだったのだなぁ。

ただし110年以上前のように「白鳥」は一羽も見当たらず

代わりにウミウらしき黒っぽい海鳥が、岩礁の上でひしめき合っていたけど。

 

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           白鳥ならぬ「黒鳥」の海・・・・

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        日向ぼっこもできて、ポッカポカのひととき。

 

ともあれ、南房総の海を充分に堪能することができた。

気付けば時刻は11時過ぎ。

そろそろ昼飯のことを考えないと。

 

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     菜の花が並んではいたけど、どこか寂しいフラワーライン。

 

思ったより地味だったフラワーラインを走り抜け

洲崎半島を時計回りにぐるっとクリア。

その勢いのまま、館山市内に分け入ってゆく。

目指すは、本日のメインイベント?

ピーナッツソフトクリームで有名な「木村ピーナッツ」だ!

 

ところが、スマホのナビに従って着いた店先は、空き地のようなそっけなさ。

店構えも小さくて勝手口みたいだな・・と思いつつ入ってみたら

店内は狭いながらもピーナッツ食品がずらり勢揃い!

 

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      なんだか人気(ひとけ)がない・・と思ったら、裏側だった。

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           勝手口のようなドアを開けると・・

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          正面入り口は対面(トイメン)にあった!

 

案の定、車を停めたのは「裏口」側で

街道に面した正面には広い駐車場と、立派なエントランスが。

さすがは評判の店だけあり、ソフトクリームを食べる専用スペースまで作ってあった。

 

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         堂々たる店構え。記念写真もバッチリだ。

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         トリップアドバイザーも「EXCELLENCE」のお墨付き

 

レジに向かうと、目の前にはソフトクリームのメニュー表。

迷わず一番人気の「ピーナッツソフトクリーム」(450円)を注文する。

 

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      写真の撮り忘れに気づいたのは、食べ尽くした後だった・・      

 

その名の通り、ピーナッツ色に輝く小振りなコーンソフトを受け取り

さっそくパクリ・・・ん、ん、んまい!!

甘く優しいミルクのコクと濃厚なピーナッツの風味がひとつの溶け合い

絶妙の味わいを醸し出している。

これじゃ、評判にならないわけがない。

 

あっというまにペロリと平らげ、

せっかくだからと、ピーナッツ(菓子)も購入。

地元千葉産のピーナッツはメチャお高くて、少ししか買えなかったれどね。

それでも、この味のインパクトは

昨日食べた「勝浦タンタンメン」に勝るとも劣らない。

南房総を旅するときの〈必食メニュー〉が、またひとつ加わった。

 

ではでは、またね。