2025-07-01から1ヶ月間の記事一覧
蓑虫と夕暮れの風 上橋菜穂子 性別をもつすべての生物にとって、生命を次世代につなげるという意味では、最も大切な行為であるはずの性交。人以外の生物で、性交の瞬間を、他者の目につかぬよう隠すべきこと、としている生き物はいるのでしょうか。私が知ら…
2025年3月2日(日) ホイアン/SOUTHERN HOTEL HOI ANBanh My Phuong朝市(ホイアン市場) ホイアンの朝食は「ベトナムで一番うまいパイン・ミー」と評判のBanh My Phuongで ホテルの部屋から眺めるホイアンの朝焼け、今日も暑くなりそうだ・・ 朝7時…
作家、記者、そして棋士自身が綴った文章の中から二十余名の名品を精選。 将棋指しという職業の哀歌、将棋という遊戯の深遠さを写し出すアンソロジー。 (文庫版、裏表紙の紹介文より) そうではあるけれど、上を向いて 中平邦彦 1 どの世界のことを描いて…
この作家がスパッと斬り裂く"物事の断面"を眺めていると しばしば時が経つのを忘れてしまう 本書もまた例外ではなく ピックアップした〈名文句〉を何度も読み返しては、しみじみ頷く自分がいた 【上巻】 1 素晴らしき休日 祖父はいつも練に向かってこう言う…
【第1巻】 第1話 はじめての鉱物採集 壮観だろ? 巨匠花崗岩-ペグマタイト鉱床と呼ばれるものだ これは岩盤の亀裂に流れ込んだマグマが固まったもので その際 マグマ成分の一部が気化するが 気体は外に逃げられずマグマ内部に固まり空洞を作る この空洞の…
開国間もない明治初期、横浜から北海道まで 馬を駆って旅をした英国女性の紀行文 西欧知的階級ならではの上から目線ではあるが 毒舌とユーモアがまぜこぜになった歯に衣着せぬ記述は 今日読んでも興味深く、愉しめる旅日記だ ――とかなんとか、珍しく書評じみ…
2025年3月1日(土) (サイゴン駅)ダナン駅ホイアン/SOUTHERN HOTEL HOI ANBOI COM Hoi An Restaurant宿旧市街宿RED GECKO RESTAURANT~ナイトマーケット~Bong Food & Drink どこも絵になり、なにより涼しい! やっぱりホイアンは夜がイチバンだ 二…
はじめに なぜ、私たちは死ななければならないのでしょうか? 生物学者の私から見ると、生物の仕組み、ひいては自然界の仕組みは、偶然が必然となって存在している――つまり「たまたま」だと思っていたのが、「なるほどね」と思えることばかりなのです。詳し…
【Ep.1】 豚に人権を与えぬことを、非道と謗-そしられた国家はない。 故に、言葉の違う誰かを、色の違う誰かを、祖先の違う誰かを人の形の豚と定義したならば、その者達への抑圧も迫害も虐殺も、人倫を損なう非道ではない。 ――ヴラディレーナ・ミリーゼ『回…
2025年3月1日(土) (サイゴン駅)ダナン駅ホイアン/SOUTHERN HOTEL HOI ANBOI COM Hoi An Restaurantホテルホイアン旧市街 昼下がりのホイアン旧市街(ホアイ川沿い) 青空は嬉しいけど、直射日光がキツイ! そうそう、書き忘れてたけど ホテルに到…
2025年3月1日(土) (サイゴン駅)ダナン駅ホイアン/SOUTHERN HOTEL HOI AN ベトナム3日目の朝食、車内販売で熱々のフォーをいただく あまり眠れないかも・・と思ったけれど、途切れ途切れながら休むことができ 気がつけば窓の外はすでに朝日で赤く…
第一部 1の〇 前田は眉が太く、眉間-みけんの皺-しわは深く、体格も良い。若いころから年上に見られる外見で、どうやら迫力があるらしく、遠くがよく見えないという理由で目を細めただけで、「怖い」と慄-おののかれる。そのことを前田自身は利点だと感じ、…
10年後、私たちは‥‥ 井上陽水・川上未映子 相当のタフネスと本当の実力 川上 芥川賞は新人賞ですから、経験がなくてももらえるので(笑)。それに、初めの10年ぐらいは運とか勢いとか、そういうものでやっていけると思うんです。でも何十年も続けていらっ…
本人は"それでいい"、のかもしれないけれど 今回、改めてナナメ読みしただけで、串刺しにされた ここまでキッパリと言い切る"大人"が、いまはもういないーー という、哀しすぎる現実に すぐ役に立つものは、すぐ役に立たなくなる 人が人を救うなんてことは私…
傑作ぞろいのコニー・ウィリス作品のなかでも "切実さ"において傑出している 上下巻併せて1300ページの大長編だが あっという間に読み終えてしまった 【上巻】 第一部 3 「ああ、くそっ」 ――墜落機から回収されたフライトレコーダーに残る最期の言葉の…
2025年2月28日(金) ホーチミンシティ/THE LOVENOTE HOMEPho Mien ga ky Dong戦争証跡博物館宿ワンコシントー142Mi sui cao KON LOU宿サイゴン駅(ダナン駅) 安くて美味しいシントー142のフルーツデザート、これ一杯で200~250円! チビワン…
【上巻】第一章 いま時が 二 北の国境で小競り合いがあった時、耶律沙と二度ほど手合わせをした。犠牲が大きくなるのを嫌って、楊業はあしらうだけの戦をした。怯懦-きょうだと思われているだろう。確かに、耶律沙は、正面切っての戦では侮り難いものを持っ…
2025年2月28日(金) ホーチミンシティ/THE LOVENOTE HOMEPho Mien ga ky Dong戦争証跡博物館宿? 灼熱のホーチミンシティ下町、玄関先で涼む?チビワンコ 朝、7時過ぎ 昼間のような明るさのなか、目が覚める 二段ベッドが占領する狭い部屋からベラ…
東京・大田区に生まれ育ち 通った都立高校には戸越銀座から来たヤツもいたので とうてい他人事(ひとごと)とは思えないエピソードが詰まっている 一方的にお友達宣言したくなる、"ご近所エッセイ本"だ まえがき 自由からの逃走 この職業を選んだという自覚…
旅先でヒスイ海岸、メノウ浜といった名称の水辺を訪れるたび 時間の許す限りそれらしき鉱物を探しているが いまだかつて手放しで「これだ!!」と歓喜する発見に至ったことがない (先日訪れた礼文島のメノウ浜でも石英の塊らしき半透明の粒しか拾えなかった)…
移動手段といえば、徒歩と公共交通機関ばかり 自転車に乗る機会などほとんどなく、たぶん今後も無縁だろうに 『サクリファイス』に始まる本シリーズを読む間だけは 身も心もロードレーサーになりきってしまう これでもかと魂を揺さぶられる、とてつもない物…
2025年2月27日(木) 羽田空港/CIQ棟内食堂ホーチミンシティ/タンソンニャット空港THE LOVENOTE HOME 日付が変わる少し前、ようやく予約済みの宿へチェック・インを果たした ここにたどり着くまでが、実はこの旅最大のピンチだったりして 残照の雲…
2025年2月27日(木) 羽田空港/CIQ棟内食堂ホーチミンシティ/タンソンニャット空港 日没直後、雲海に浮かぶ富士を見下ろしつつインドシナ半島へ 前回のバリ島(24年10月)以来、ほぼ半年ぶりの海外旅行はベトナム かれこれ6度目ほどになるの…
アニメはひどかったけれど 原作の小説はとてつもなく面白い えっ?そうくるのか!?ーーと驚きっぱなしの3冊なのだ 【Ⅰ-女-】 Ⅰ.4 文緒厚彦-ふみおあつひこは正埼の立会事務官である。 検事という仕事には必ず一人以上の検察事務官が随行し、副官として検…
希代の読書人・三浦しをんが手掛けた どのページを開いても抱腹絶倒(古語か?)ぞろいのブックガイド はじめに 私は本を紹介する際に、ひとつの方針を立てている。「ピンとこなかったものについては、最初から黙して語らない(つまり、取りあげてああだこう…
いまごろになって読み始め 遅ればせながら、あまりのうまさに舌を巻きまくる 無知それ自体は恥ずべきことながら なんにも知らなかったからこそ 思いがけない出逢いを果たすことがある でもって、それもまた生きる歓び(大げさだなぁ)だったりするのだ スー…
第一章 いくたびも ――須崎 茜 世の中の男たちは、やっぱり「セーラー服」に幻想を抱いているのだろうか。 だとしたら、教えてやりたい。女子高生が一日十時間近く、通常、クリーニングに出すことなく何十日と身につけているセーラー服の実態を。 夏は暑く冬…
昨夜、北海道北部(利尻&礼文島)の旅から戻ってきた "生還"と呼びたくなるほど波乱万丈な7日間だった え、いったい何があったの? 一から説明すると大長編ドキュメンタリーになりかねないので 詳細は、後日の「格安シニア旅」で ・・って、いったいいつに…