2024年6月30日(日) SL Motel👣時巷弄蒔光👣🚍台鐵板橋駅🚋台鐵台中駅👣Palmer Hotel👣範記金之園草袋飯 総店👣太陽餅店めぐり👣宮原眼科👣東東芋圓👣台中公園👣新旧台中駅ほか👣Palmer Hotel
人気スイーツ店・宮原眼科の内部。ウィーンやコインブラの図書館を思い出す。
ピークオフ作戦で人気店のランチを楽しみ
午後3時半過ぎ、食後の腹ごなしをかねて台中市街を散歩する。
とりあえず気楽に歩ける範囲で、繁華街に林立する「太陽餅」の店を冷やかすことに。
パイの中に麦芽糖が入った台中名物のスイーツ・太陽餅の店は
「ここが本家だ!」と競い合うように、何軒もの"老舗"が軒を連ねている。
一番店構えが立派だった「九個太陽旗艦店」。
ネット評価では"手頃な価格"とあったが、どら焼きサイズが1個300円以上。
試しに味見してもいいか迷いつつ、どうしても食べたいわけじゃないしなぁ・・と
美人揃いの店員に手を振り、何も買わずに退散した。
「太陽餅の激戦区でいちばん人気」と『歩き方』に掲載されていた阿明師老店太陽堂。
値段も手ごろで買う気になりかけたが、最低でも10個入りの箱しか見当たず
こんなにたくさん食べきれないと諦める。
後で『歩き方』を見たら「バラ売りもOK」と書いてあった。
確認は最初にしておかないと、意味がない。
太陽餅の専門店を何軒も巡りながら、結局1個も買わず仕舞いに終わる。
おかげでどんな味なのか、いまだもって知らずじまい。
台中の人気ベーカリー「浩瑞珍」。
サンドイッチが評判だが、太陽餅やパイナップルケーキも手頃価格で提供していた。
なぜかここでも太陽餅には手が伸びず
ひと口サイズのミニパイナップルケーキ(袋入り)を購入する。
午後4時を回っても、降り注ぐ陽射しは強烈至極。
木陰を求め小川沿いの遊歩道でひと休みしたくなってくる。
その遊歩道に面して建つのが、台中きってのおしゃれなスイーツ店・宮原眼科。
日本統治時代の1927年に建てられた「宮原眼科」をリノベーション。
パイナップルケーキをはじめ、バラエティ豊かな伝統菓子を販売している。
スイーツ店というより、素人目には"ほとんど世界遺産"。
当時の薬品棚をそのまま活かした、ショーケース。
見上げれば、2階の天井まで古書の詰まった本棚が。
商品とインテリアの境目が、曖昧になっていく。
もちろん入店は自由。中に入って涼を取り、眺めて周るだけでも一見の価値あり。
この階段を登った先にはカフェテラス、お茶と一緒にスイーツを楽しめる。
観光バスも立ち寄るのだろう、ひっきりなしに観光客が出入りし
見物(撮影)だけして出て行く人も少なくない。
なのに店員の対応は、誰に対しても笑顔でフレンドリー。
安くないチケットを購入し、戸口でそれを提示しないと入れてくれなかった
ポルト(ポルトガル)の超有名古書店より、こちらの方が気持ちよく見学できた。
歩き疲れた午後5時前、小腹がすいたので台中伝統のスイーツ店「東東芋圓」へ。
タロイモや各種豆類がどっさり乗ったかき氷を、手頃な価格で提供している。
6種類の組み合わせの中から自由に選べるトッピング。
どれを頼んでも一杯68元(350円)というのだから、たまらない。
相方とともども、お薦めマークのついた「紅豆湯・壹號」を注文。
どんぶりサイズの紙カップに、あふれんばかりにてんこ盛りの豆・豆・豆!
やっぱ、台湾に来たら"コレ"だよな~~。
半端ないボリュームだったので、またもや満腹状態に。
・・・これじゃ、晩飯の入る余地がないぞ。
再び、腹ごなしの散歩へ。大きな池を中心に広がる台中公園まで足を伸ばす。
6時半を過ぎ、ようやく涼しい風が吹き始めるも、いまだ空は昼の彩。
噴水にかかった虹を捉えようと、幾度もデジカメを構える。
台中公園からホテルの前を通り、台中駅へと足を運ぶ。
目指すは「夜の台中」ーーそう、ライトアップ!
まずは右手に連なる低い建物、旧台中駅。
10年前に来た時はこの駅舎を出入りしたはずだが・・ほとんど覚えていない。
内部はリノベーションされ、商店が並んでいる様子。
旧台中駅の向かいには、今風の高層ビルが聳えていた。
でもってこちらのSF映画に出てきそうな建造物が、新しい台中駅。
駅ビルの中は、ショッピングモールっぽい。
突然、ドン、ドン!と腹に響く音。見ると、階段の向こうに花火が打ち上がってゆく。
そういえば日曜だ。何かイベントでもやっているのだろう。
花火のおかげで、遅ればせながら気づいた。ーーなんだよ、この巨大トンボは!?
博物館とか✖✖ランドならまだしも、ここは鉄道の駅舎だぞ。
色んな意味でとんでもないな、台中。
その後、駅裏まで足を伸ばし、カルフールが地下に入った巨大ショッピングビルへ。
店名表示パネルの半分近くが日本と同じで、一瞬どこにいるのか分からなくなる。
ちなみに相方は、ここのカルフールで大きな日よけ布付きの帽子を購入した。
ぐるっと大回りして、ふたたび台中駅へ。
反対側だったこともあり、こちらにはほとんど人の姿はなかった。
・・これもまた、別の意味で"SFっぽい"情景か。
あちこち歩き回ったものの、ほとんど空腹にならず。
結局コンビニで軽食とお酒を購入、ホテルの部屋でお風呂上りにいただく。
明日は早起きして、いよいよ台湾の軽井沢「梨山」を目指すのだ。
ではでは、またね。