御嶽信仰の聖地・大神島へ!? 宮古島ふたり旅 2022.12.12-15 2日目① 伊良部島/Blue Cove Terrace⇒渡口の浜⇒宮古島/島尻漁港

2022年12月13日(火)伊良部島/Blue Cove Terrace⇒渡口の浜⇒宮古島/島尻漁港

       本日のメインイベントは、これ!--のはずだったが。
   

朝のうち顔を出した青空は、すぐ雲に覆われてしまった。

なぜか天気運だけは良かった「ふたり旅」も、ついに敗れる日が来たようだ。

それも、よりによって〈ピーカン命〉の宮古島でだから

思わず「どーして晴れてくんないんだよー!」と、空にガンを飛ばしてしまった。

・・そんなバチ当たりなことするから、さらに不運を重ねるとも知らず。

 

  朝、部屋のドアを開けると青空が見えた。もしかして・・と期待したのだが。

         ホテル前の食堂で、まずは腹ごしらえ。

 

ともあれ、今回は朝食付きだったので

ホテルの隣にある食堂で、宮古島っぽい和定食をいただく。

明らかに観光客向けの店で、雰囲気は悪くないが、味は・・そこそこ。

 

雨は降ってないので、レンタカーに乗り込み、とにかくスタート。

なにはなくとも、ビーチに行こう。

ほんの数分で、ホテルから一番近い「渡口の浜(とぐちのはま)」に到着する。

 

    渡口の浜。曇ってても、この透明感。晴れてたらどんなに綺麗だろうか。

 

伊良部島の南西に位置する浜で

「美しいといわれる宮古の海の中でも、ひときわ透明度が高い浜」

と、ドライブマップで紹介されていたとおり、確かに美しい。

砂浜はすべてサンゴの欠片でできており、白く輝いている。

青空の下だったら、こんなもんじゃないんだろうが、それでも風は気持ちよかった。

 

   それでも白いサンゴの砂浜は感動的な美しさだった・・と書いておこう。

      何度空を見上げては、晴れてくれ~!と祈ったことか。

 

ちなみに本日の天気予報は、曇り一時雨。

もともとダイビングやシュノーケリングなどマリンスポーツを楽しむ気はなかったが

それでも、昨年晩秋の石垣島のように、干潟を散策したり日没を楽しんだり

あわよくば満天の星空を眺めたりなどなど、晴天前提の計画をあれこれ立てていた。

しかし今回ばかりは、滞在中の4日間通して曇or雨の予報。

とりあえず、当初の"日向ぼっこ系"から"お散歩系"へと切り替え

もし太陽が顔を出したらビーチに直行するーーという方針で行くことにした。

 

てなわけで、曇り空の渡口の浜に下りて、サンゴの砂浜を体験した後は

伊良部大橋を渡って一気に宮古島まで移動。

そのまま町の中心部を北に突っ切り、細長く突き出た島の北部を目指してゆく。

目的地は、島尻漁港。

この小さな港から連絡船に乗って

北東の海上に浮かぶ小島・大神島に渡ろうと思ったのだ。

数多くの聖域が点在し、観光客が立ち入れない場所もあるという

宮古島有数のパワースポット。

正直、パワースポットとか別になんとも思ってないんだけど

普段とは雰囲気の違う土地を歩くのは楽しそう・・

という薄っぺらな動機で、とにかく行ってみることに。

 

やたらと長い橋で繋がった宮古島周辺だが

約4キロの海に隔てられた大神島への移動手段は

1日5往復(たぶん)の連絡船のみ。

片道わずか15分ながら船の旅を体験できるのも、大きな理由だった。

さて、地元の人々にも"聖地"として特別視されている大神島

いったいどんな場所なのだろうか・・

 

       島尻漁港に到着。正面奥の白いドームが連絡船乗り場。

 

あらかじめ調べておいた船の時刻表に合わせて

曲がりくねった細い道を右へ左へと進み

出港の30分ほど前に、目的の島尻港へと到着する。

小さな漁船が数隻並ぶ漁港の左端に、これまた小さな連絡船が停泊していた。

手前には、広さ一畳ほどの切符売り場がポツンと立っている。

そして数人の客が、その近くにたむろしていた。

ーーーーたむろしていた?

 

      切符売り場の前にたたずむ人々。心なしか、うつむきがち。

   正面ガラス戸の右側に「運航中止」の張り紙が。アップぐらい撮っとけよ。

 

そう。

切符売り場が開いていなかったのだ。

いやーな予感を胸に車を降り、近づいてみると

正面のガラス戸に一枚の貼り紙が。

「強風のため本日の運航は中止となりました」。

・・・・おいおい、そりゃないぜ。

 

      船が小さいぶん高波に弱くしよっちゅう欠航すると、後で知った。 

    こんなに近くに見えるのに。やっぱ、不信心者は"お断り"なのかも。

 

ではでは、またね。