牧野植物園は一日かけて訪ねたい  高知ふたり旅 2022.11.29-12.2 4日目 高知市内(高知城~ひろめ市場)⇒牧野植物園⇒高知龍馬空港⇒羽田空港

2022年12月2日(金)高知城~ひろめ市場⇒牧野植物園⇒高知龍馬空港⇒羽田

         高知に来たら、牧野植物園は外せない!

1630発の羽田行き便に乗るため

この日は14時半頃でタイムアップ(レンタカー返却)。

せっかく朝から晴天だったが、遠出は諦め高知市内+牧野植物園で我慢する。

 

まずは、朝イチで一昨日利用したCafe de LA PAIXを再訪。

レーズントーストのモーニングセットを、おいしくいただく。

最初に食べたタマゴサンドセットには及ばぬものの

なんといってもコーヒーの旨さは特筆モノ。

次回高知に泊まる機会があれば、懲りずに通いたいほどだ。

 

    2日目朝と同じCafe de LA PAIXでモーニング。コーヒーの旨さが格別。

 

歩いてホテルに戻り、荷造り&チェックアウトを済ませ、レンタカーで出発。

ひろめ市場の階上にある駐車場に車を停め、その足で近くの高知城へ。

外からは何度も眺めていたが、初めての入場見学を果たす。

 

            昨年の松山城に続く、お城巡り。

           いろいろ展示物があったり・・

          勇壮なシャチボコにも出会えたり・・

        この旅一番の青空も迎えてくれたけど・・

         いまひとつワクワクしないのは・・・山内だから?

 

国内で十二カ所のみ現存する天守閣のひとつなので、期待しつつ登城するも

歴史的建造物に対する感度が低下しているのか

はたまた、江戸時代に領主となる山内家に対し好感情を抱いていなかったせいか

どこを見て回っても、ふーん・・以上の感想を抱くことができない。

気のせいだろうか、年々「観光地」や「名所」を楽しめなくなっているようだ。

 

      史跡名勝には、もっと興味があったはずなんだけどなぁ。

 

結局、小一時間ほどで高知城見学は切り上げ

お昼にはちょっと早かったけど、ひろめ市場にとって返す。

目指すはもちろん、カツオタタチの明神丸。

なんとこの旅で三度目の訪問となるが

実はこっちの方が、城見物よりメインだったする。

昨夜の居酒屋が大失敗だったので、そのリカバリーも兼ねていた。

速い話、高知の飯は旨かった! で、締めくくりたいのだ。

 

    ぶっちゃけ、高知城より、こっち(カツオ)の方がワクワクするのだ。

         藁焼きの炎も、ひときわ盛大に立ち昇る。

      今でも舌に"あの味"が甦る。反則級のウマさだよ。

 

幸い、昼時まで間があったので

店の正面にあるテーブルをゲットできた。

あとは、戻りガツオの塩タタキを存分に味わうだけ。

生ニンニクをまとった分厚い切り身を、口のなかにほうりこむ。

生臭さの全くないプリップリのカツオが、脳天を直撃する。

ーーーこれが三度目になるというのに、どうしてこんなにウマイのだ!?

 

丼ご飯ともども、あっというまに平らげる。

対面で同じものをかき込んでいた相方も、幸せそうな顔をしている。

今回の旅は、コレを食べられただけで大成功と言えるだろう。

それぐらい圧倒的インパクトのある、海の幸だった。

 

さて、食べ物に満足できたところで

あとはレンタカー返却までの時間つぶし・・・

のつもりで、初日入れなかった(大雨のため)牧野植物園に立ち寄る。

 

      入口脇の案内図。期待せずに入った分、感動は大きかった。

     杓子定規な管理統制にはほど遠い"ほったらかし感"が最高!

 

・・・が、"時間つぶし"だなんて、とんでもない。

この牧野植物園、いい意味で予想を裏切る、素晴らしい施設だった。

とにかく、手入れというか、愛情の注ぎ方がハンパない。

それも、よくある「ガーデン」的に"作られた造形"とは大違いの

"人の手が入っている感"を極力抑えた、自然(っぽさ)を演出しているのだ。

また現在開花中の植物には、〈咲いてますマーク〉が添えられていたり

来訪者に対する必要最低限の情報を、きっちり押さえているところも心憎い。

 

     随所に添えられた「咲いてます」マーク。だんだん愛しくなってくる。

    地元土佐の名産植物を集めたエリアなど、園内は広くバラエティに富む。

        バラの花が競い合う華やかなゾーンも。

   可憐な花々を鑑賞し、ときに顔を上げて青空を味わうーーなんという贅沢。

 

時期的にも12月の初めだったので

ろくに花は咲いていないだろう、せいぜい終わりかけの紅葉ぐらいかな。

なんて、期待せずに入ったのだが、とんでもハップン。

秋の花々はもちろん、海外の珍しいバラやラン、大温室の熱帯植物などなど

広い園内の到るところで、今が見ごろの植物に出逢うことができ

そのたびデジカメのピントを合わせてはシャッターを押しまくっていた。

 

      白眉の大温室エントランス。防空壕のような空間が待っている。

             頭上を覆う熱帯の木々。

         目を凝らせば、そこいらじゅうに花や蕾が。

      色とりどりの熱帯ランがズラリと並ぶ一画もあったけど・・。

      個人的には、こういう野放し(っぽい)景色が好きだ。

 

帰りの時間が迫っていたため、1時間半程度しか居られなかったけど

まる一日(朝から夕方まで)楽しめる、優良物件?である。

少なくとも、「次はどの季節に訪れようかな~」と

次回の高知旅行には忘れず組み込みたい、最優先の訪問先になった。

 

          結局、全部回り切れず、後半は駆け足に。

       手作り感あふれるアートショップも、通り過ぎるだけ。

   来れば来るほど「次回のイベント」が増えていく。ある意味"旅行地獄"か。

 

そんなわけで、正味5時間程度しか猶予のない4日目だったが

定番の「カツオ塩タタキ丼」だけでなく

ボーナスポイント満載の「牧野植物園」のおかげで

予想外に充実の最終日となってくれたのだ。

 

       夕暮れ迫る高知龍馬空港。これもまた、ひとつの絶景。

           最後まで後ろ髪引かれまくりだ~~。

 

まったくもって、いいか悪いかは、実際に行ってみないとわからないのだ。

これだから、旅はやめられない。

 

ではでは、またね。