便利&快適な"五つ星宿" 内房&札幌ふたり旅 2022.9.26-29 2日目(2) 新千歳空港⇒ランプライトブックスホテル札幌

022年9月27日(月) 

岩井駅⇒成田空港⇒新千歳空港⇒ランプライトブックスホテル札幌

      大当たりだった今回のホテル。個人的には星五つをあげたい。

格安ツアー(ピーチ航空)だったこともあり

機内の座席は、追加料金をケチったため二人とも通路側。

セットでついていたレンタカー店も、専用の受付は設置されておらず

到着口から一番遠い屋外の共同停車スペースで、迎えの車を待つことに。

それでも、ちょうど夕暮れ時とあって

20分ほどで着いた営業所では、見事な夕焼け空に出会えた。

 

    レンタカー店に向かう送迎車の中から。この空気感、北海道だなぁ。

    夕焼け残るレンタカー店上空。この直後、全身を震わす轟音が!

 

このカラっとした空気感・・やっぱり、北海道だなぁ。

3カ月ぶりの北の大地にしみじみしていたら

突然、大怪獣の咆哮のような凄まじい音響が、頭上から降ってきた。

なにごとだっ!

まさか、ロシア軍の襲撃か!?

 

今回お借りする車の脇で、点検&確認に付き添っていた店の人に目で問うと

「あー・・これ。自衛隊ジェット機です。すごい音でしょ?

 毎日、この時間になると訓練飛行が始まるんですよ」

なーるほど、ジェット戦闘機か。

それにしても、ずいぶん近くを飛ぶもんだ。

この轟音は、透き通った夕焼け空とセットで、当分忘れないだろう。

 

ともあれ、20分ほどでレンタカーの手続きは終了。

今回あてがわれたのはトヨタの新車らしく

制限速度を超えたときの警告音や、一時停止の指示など

細かい「音声案内」が、自動的に発せられるようになっていた。

確かに北海道のドライブでは、制限速度などあってないようなもの。

無人の路上を走っていると、20キロや30キロのオーバーはしょっちゅうだ。

それだけに、ひとたび事故となると命に関わるケースが多く

従来よりもシビアなナビゲーションが、標準装備になったのだろう。

 

ドライバーは、例によって相方ひとり。

うたたはペーパードライバーを25年続けた末、昨年の書き換えの際に返上している。

毎回苦労を掛けるが、頼むぞ。

すっかり暗くなった路上にそろそろと乗り出し、一路札幌を目指す。

 

今回、宿泊予約したホテルは

繁華街(狸小路)にある、ランプライトブックスホテルというところ。

24時間営業のブックカフェが併設されおり

宿泊客であれば、一度に3冊まで借りて、自室で読むことができる。

1泊あたり3000円程度の追加料金が必要だったが

ありきたりなビジネスホテルでは何の刺激も得られないと

2晩連泊で予約した。

いわば、今回の旅の〈目玉〉だ。

 

実は、相方の休みが3日間から4日間に増えたとき

まだキャンセル料がかかる前だったので

3連泊に延ばせないか試したのだが、残念ながら満室だった。

そこで、1日家でゴロゴロしてるのももったいないと

急遽、千葉県(岩井温泉)で1泊プラスした次第。

ある意味、北海道滞在を1日減らしてでも泊りたかったホテルなのだ。

 

ただし、我らにとって、ひとつだけ難点があった。

繁華街のど真ん中にあるため、専用の駐車場が用意されておらず

周辺のコインパーキングなどに停める必要があったのだ。

もちろん、中途半端に用意周到なうたたは

あらかじめネットでホテル近辺の安い駐車場をリストアップしておいた。

 

出発からおよそ1時間後、札幌市内に入ったところで

まずは一晩800円と出ていた格安パーキングを目指したのだが・・・

安い所だから人気があるのか、はたまた夜の飲み食い時間と重なったせいか

あっさり「満車」と門前払いをくらってしまう。

 

このまま第2候補、第3候補と順に回っていくこともできたが

朝からの移動に次ぐ移動で、ハンドルを握る相方はお疲れのご様子。

そこで、満車を告げたパーキングの係員に、

「一晩停めたいんですが、この近くに安い駐車場はありませんか?」

ダメモトで訊ねた。

すると有難いことに、空いてるかわかんないけど・・

100メートルほど戻った場所にある駐車場を教えてくれた。

 

じゃ、とにかく行ってみるか。

係のおじさんに感謝の言葉をかけ、教えてもらったパーキングを目指すと・・

宿泊者用の料金として、18時~翌9時の時間内で1000円の表示を発見。

ネットで調べた限り、一晩1200~1500円が相場だったので

まさに願ってもない設定だった。

おまけに、6台分しかない一般用の駐車スペースに、ひとつだけ空きが!

相変わらず、ドタンバでの悪運の強さは健在らしい。

 

   2晩連続でお世話になったパーキング。ちなみに2日目も「最後の1枠」!

 

幸い、パーキングからホテルまでの距離も200メートルほど。

一本道を間違えて遠回りしたものの、5~6分で狸小路へと辿り着く。

古いアーケード街に入って数軒のところに

目指すブックホテルの灯りが煌々と輝いていた。

 

  夕食後(21時)に撮ったホテル周辺。ちょっと見「TSUTAYA」に似てるかも。

         1階フロアは、ブックカフェ。右手がカウンター。

     パンと一緒に本が並ぶカウンター。チェックインもこの一角で。

 

結論から言うと、予想以上に快適なホテルだった。

一階の部分は、すべてが24時間営業のブックカフェ。

上階にある客室に泊まる手続きも、カフェのカウンターで行なう。

肝心の客室も、必要なものが充分に用意されており

場所を取らず上下に並んだハンガーだったり

探す必要もないほど各所に設置されている電源プラグとUSB端子

ベッドの上だけを明るくしてくれる照明など

シティホテルに泊まるたび、✖✖だったらよかったのにーーとボヤくような

使い勝手の悪いところが、どこにもなかった。

また2台あるベッドのほかに、ベッドにもなるソファが置かれており

そこでゆったり一階で借りた本を読むことができる。

(相方にとっては、イビキの大きい夫と離れて眠れる場所があることが嬉しいはず)

 

    最終日の朝に撮ったので雑然としてるけど、とにかく居心地よかった!

       右手の壁際にある"縦並びハンガー"が、めちゃ便利。

     結局相方は2晩とも、向こうのソファーベッドに避難したらしい(-_-;)

 

これまで夫婦(&家族4人)で

たぶん100軒近いシティ(ビジネス)ホテルに泊まってきたけど

今回のブックスホテルほど、快適かつリラックスできた施設は記憶にない。

これひとつだけで、今回の札幌激安ツアーは成功だった。

札幌以外にもあるみたいだから、今度はそっちも狙ってみるか。

 

ではでは、またね。