巨大ばん馬は"噛みつき注意"!  北見&帯広ふたり旅 2022.6.6-9 3日目(5)真鍋庭園🚗帯広競馬場(ばんえい十勝)🚗帯廣神社

2022年22年6月8日(水)帯広市内&近郊巡り

 

           大人しい顔してるけど、噛みつき魔。

 

真鍋庭園を後にして、来た道を逆戻り。

この日何度目かの帯広駅前を経て

午前中に立ち寄ったばんえい十勝の駐車場に、再び車を入れる。

時刻は2時半を過ぎたあたり。

さきほど、競馬場のゲート前で「2時から入れる」と聞いていたので

タイミングを見計らってリベンジに参上したのだった。

 

ガラガラだった前回とは違い、地元の人や観光客の姿がちらほら認められた。

ちなみに、入ってすぐの左右に並ぶ店々は軒並み閉店状態。

後で気づいたのだが、「とかちむら」と称するこのエリアは水曜が定休日だったのだ。

相変わらず、詰めが甘いなぁ。

 

           とりあえず、中に入ってみよう。

             勇ましい看板が迎えてくれた。

        レースはないはずだが、とこかからギャンブルの気配が・・ 

        なるほど、「場外馬券売り場」だったのか。

 

それでも、肝心の競馬場には無料で入ることができた。

しかも、建物内には結構な数の"ギャンブラーっぽい人々"で賑わっている。

レースは毎週土・日・月しか開催していないのに、どうして?

・・と首をひねっていると

100メートルほど先に、何台ものモニター画面と電光掲示板が並ぶスペースがあり

手前のベンチに腰掛け、食い入るように画面を見る男たちの姿があった。

なるほど、日本各地で開催されている競馬のレースを生中継で放送していて

彼らはそれぞれ他会場の馬券を購入して、結果を見守っていたわけ。

早い話、「場外馬券売り場」として営業していたのだ。

 

近くには、初心者向けに用意された「ビギナーコーナー」があり

馬券の種類や買い方をわかりやすく説明してくれるみたいだったけど

もともと競馬というギャンブルには興味がなかったので、あっさりスルー。

コースやパドックのある競馬場のグラウンドへと向かう。

 

            右から左に一直線のコース。

        足下を見ると、レース展開を紹介する床画?が。

 

狭いドアをくぐり抜けると、目の前に競馬場のグラウンドが広がっていた。

楕円形のコースをぐるっと走る普通の競馬とは違い

ばんえい競馬は、最大1トンの鉄ソリを曳いて

200メートルの直線コースで力とスピードを競い合う。

だから、レースが行われるコースは奥の左右にまっすぐ伸びているだけ。

その手前は「エキサイティングゾーン」と呼ばれ

観客や見物人が自由に立ち入ることができる。

ラソンや駅伝の中継で見かけるように

ゆっくり進む馬に並走して、レースを楽しむことも可能なのだ。

 

もちろん、この日はレースがないため、どこもかしこもガラガラ。

これはこれで開放的で気持ちいいのだけれど

やはり、生でレースを観戦してみたかった。

必ずや次回は、土・日・月を組み込んだ日程で訪れよう!

コースの整備に勤しむブルドーザー?を眺めながら、心に誓うのだった。

          あまりふれあえなかった「ふれあい動物園」

   レースを引退したばん馬たち。「乗馬体験」が休みで、なんだかヒマそう。

        予想以上にデカかったけど、顔つきはとても優しい。

 

その後、再度スタンド側の建物に入り、ふれあい動物園へ足を運ぶ。

小動物と遊べる「ふれあいギャラリー」は、コロナの影響で営業停止中。

「乗馬体験」も同じ理由でお休み中とのことだったが

実際にばんえい競馬に出ていた、輓馬(ばんば)を目の前にすることができた。

サラブレッドに比べふたまわりほど大きく、体重は1トンに達するという。

巨大で威圧的な外観とは裏腹に、穏やかな眼差しが印象的だった。

とりあえず"ナマ輓馬"に出逢えただけでも、よしとするか・・

 

           「資料館」の展示もなかなか。

 

その後、駐車場近くにある「馬の資料館」(入場無料)に立ち寄る。

十勝の開拓に大活躍した輓馬と人の関わりが、いろいろ展示されていた。

迫力あるばんえい競馬のレース映像も紹介されているので、一見の価値はある。

 

てなかんじで、ひととおり帯広競馬場を回ってみたが

時刻は3時半にもなっていない。

今夜の夕飯は「ジンギスカン」で決定済みだが

さすがにちょっと早すぎる。

ならばと、ちょっと気になっていたスポットに向かうことに。

 

帯広競馬場を出て、東へ走ることおよそ五分。

いかにも「お役所」というたたずまいの、北海道十勝振興局。

その広い駐車場に車を停め、広い国道38号線を渡って大きな鳥居をくぐる。

うっそうと茂る木々のなかを、玉砂利の歩道が続く。

ここは、帯廣神社。

 

          帯廣神社。・・・ここにも、ばん馬が。

         112年の歴史を持つ、帯広で一番古い?神社

 

縁結びにご利益があるそうだが、今回の目的は、人気のおみくじ。

そう。シマエナガの張り子を使った「えぞみくじ」だ。

京都と勝浦で「ネズミ」と「カツオ」のおみくじを買って以来

可愛らしいおみくじに手が伸びてしまうのだった。

この日も迷わず〈シマエナガみくじ〉を購入。

ちなみに運勢のほうは「中吉」だった。

その割に書いてあることは、「失せモノは出ない」とか「旅立ちは慎重に」とか

思いのほか厳しい内容ばかり。

喜んでいいのか、気を引き締めるべきなのか、どっちかに決めてほしいよ。

 

   シマエナガの絵馬もキュートだが、敢えて書くほどの願いごとはなかった。

 

ではでは、またね。