2022年6月6日(月)成田空港⇒女満別空港⇒網走市内⇒常呂カーリングホール
親切過ぎる美幌議員&人懐っこいビジネスマンと別れ
相方とふたり、レンタカー会社のカウンターに向かった。
そこにいたのは、チャキチャキという擬音が聞こえてきそうなほど
頭の回転が早そうな明るい女の子、いや女性スタッフだった。
名を告げただけでテキパキとチェック完了し
「車でご案内しますので、しばらくこちらでお待ちください」
と、カウンター前のソファスペースを示された。
彼女の喋り方が、なぜかすごく耳慣れたものだった理由に気付いたのは
案内された場所に腰を降ろしたあと。
――まんま、ロコ・ソラーレ選手たちの「常呂弁?」だったのだ。
ここで生まれ育った子供たちは、当然のように、
日常会話で、あの愛らしいイントネーションを使いこなしていたのだ。
ほどなく、同じ女性スタッフに案内され
他の夫婦ひと組と一緒に、レンタカーの営業所へと到着。
素早く営業所の受付カウンターに着いた彼女のテキパキした手続きにより
ほんの数分で、希望したメーカーの車を借りることができた。
その後も、小柄な身を乗り出し、運転席の相方にあれこれ注意事項などを告げる間
正直、込み上げてくる笑いをこらえるのが、大変だった。
だって、ホンとに、オリンピックや日本選手権で何度も耳にした
ロコ・ソラーレの子たちと、まるっきりおんなじ喋り方で
あれこれ質問したり、確認したりするのだから。
また、単に話し方だけの問題ではなかった。
たまたまそういう女性に出会っただけなのかもしれないけど
おそらくロコたちと同年代らしき彼女からもまた
真面目で明るい働き者、という空気がストレートに伝わってくるのだ。
いやー、世界で活躍するぐらいだから
ロコ・ソラーレの子たちは特別なエリートなのだろう、と思ってたけど。
もしかして、この地域(北見周辺?)では、平均的な"女の子像"だったりするのかな。
なんてことまで、考えてしまったのだ。
もちろん、今回の旅で北見周辺に滞在したのは2日にも満たない。
たったそれだけで決め付けるのは、余りに乱暴だってことぐらい自覚している。
しかし少なくとも、今回旅先で出会った「若い女性」に関しては
圧倒的多数が、小柄で目鼻立ちもバッチリ、スタイルもいい。
おまけに元気で明るい働き者ばかり。
まんまロコ・ソラーレと入れ替わっても、まるで違和感のない人たちだったのだ。
〈旅先のハイテンション〉が働いているのは、重々承知している。
それでも、こんな"妄想"を膨らませたくなるほど
北見&網走地域の女の子たちはキュートだったことも、また事実なのだ。
一方的な熱弁?を振るってるうちに、やたら長くなってしまったので
この話題は、ひとまずここでオシマイ。
真偽を確かめたかったら、ぜひ"現地"に飛び、自分の目と耳で確かめていただきたい!
少なくともうたた(俺だ)は、可能な限り早い時期に再訪するつもりだ。
青い空と広い道。・・でも速度オーバーには要注意!
ともあれ、到着後わずか1時間ほどで
すっかり"元を取った"気分になってしまった。
到着時間が早まったおかげで、時刻はまだ15時半にもなっていない。
明るいうちに、少しでも回ってしまおう。
幸い日没は19時過ぎ。
天気さえよければ、サロマ湖の夕景を鑑賞するつもりだった。
まずは、車の旅の定番、道の駅を目指すことに。
明らかに若い人向けと思われる「メルヘンの丘めまんべつ」はパスして
網走市内にある「流氷街道網走」を目指す。
にしても、走り出してすぐ目を奪うのは、広い広い北海道の大地。
この車窓風景だけで、何杯もお代わりできる。
おまけに、車の数が少ない。
網走湖沿いどころか、市街地に入ってもポツリポツリ行き交うだけ。
その分運転は楽ちんだけど、いいのか、こんなに密度が薄くて・・と心配してしまう。
道の駅・流氷街道網走。人影が・・少ない。
館内では、大漁旗が頑張っているんだけど・・
走り出して、およそ30分。
最初の目的地、道の駅・流氷街道網走に到着。
18時まで営業しており、まだ16時前だというのに
案の定、駐車場はガラガラ。
空にも薄雲が広がり、冷たい海風に身がすくむ。
広いショッピングエリアの中にも、2~3組しか客の姿はなかった。
うーん、「札幌割」効果なのかな。
観光客の姿が、ほとんど見当たらない。
混雑や雑踏が大の苦手な我々にとっては、願ってもない環境だけど
客商売をしてる人たちは、たまったもんじゃないだろう。
空飛ぶ豆大福・シマエナガも絶賛奮闘中。
だが、こちらも旅は始まったばかり。
土産物を買い求める気持ちには、どうにもなれない。
結局、数枚の写真を撮り、相方がポテトコロッケを買い食いしただけで後にする。
気を取り直し、次なる目的地・常呂を目指す。
実は、今回の旅の目玉として
この間、日本選手権の会場にもなった「常呂カーリングホール」の見学があった。
平日なら夜10時まで見学できるという情報も、チェック済みだった。
げれども、あとひとつ、肝心なことを忘れていた。
――毎週月曜日は、お休みだったのである。
なのに、今回の旅で常呂に立ち寄れるのは月曜のみ。
明日・明後日(火水曜)は帯広泊の旅程を立ててしまっていた。
まー、よくあることだ。
仕方ない。
とりあえず、建物の外見だけでも拝みに行こう。
と、開き直ってオホーツク沿岸を西へ。
常呂川沿いに広がる小さな町が見えて来た。
ロコのふるさと、常呂だ~!
いや、それにしても、ホントになんもないんだな。
ほんの百メートル?ほどで、中心部を通り過ぎ。
その先、右手にコンビニの明かりを認めると
あとは畑の中を一直線の道があるばかり。
そして右と左に、どちらも広い校庭を抱える中学校と小学校。
・・きっと"彼女たち"もこの学校に通い、あのコンビニで買い食いしたんだろうな。
なんて、勝手に想像してしまったよ。
で、そこからちょっと進んだ右手に
小さな町には不釣合いな、大きく四角いフォルムの建物があった。
休日とあって、一台も停まっていない駐車場に車を入れ
建物をバックに記念写真を一枚。
ひょっとして特別に営業してたり・・・などという甘い考えは通用せず
入口には「定休日」のカード。しっかりかっちり閉まっていた。
相方は入口まで確かめに行ったけど・・・
くう~~~。またリベンジのネタが増えてしまった・・・
だがしかし、我らの挑戦はまだ終わっていなかった。
実は、本日宿泊する北見の市内にも
2年前、新しいカーリングホールが建設。
そちらは月曜日も開いている(火曜日休業)ので
このあと訪問し、リベンジ見学することに決めていたのだ。
当初の予定では、サロマ湖展望台まで足を延ばし夕景を鑑賞するつもりだったが
だんだん雲が厚くなってきており、絶景は期待できそうになかった。
この際、サロマ湖は断念し、速やかに北見のカーリングホールに向かおう。
幸い、こちらも夜10時まで開いているとのことだったが
リンクが無人だったら見学もへったくれもない。
午後6時ぎ。
まだ昼の明かりを残す常呂カーリングホールを後に、車は一路南へ。
常呂川に沿って北見へ。サロマ湖を諦めたら、皮肉にも晴れてきた。
ではでは、またね。