最悪。チェチェンで「コレ」をやったのか・・  

昨日の時点では、軍のトップを失って指揮系統が乱れるなか

ろくに戦闘経験もない若年兵士たちが

恐怖と不安から「虐殺という名のパニック」に陥ってしまったのでは・・

などと妄想を膨らませていた。

ところが現実は、輪を掛けて酷いシロモノだった。

まさか、チェチェンで暴虐を尽くした「特殊部隊=タフガイの中のタフガイ!」が

"見せしめの虐殺"をやらかしていたとは。

 

これ以上、新たな情報が入って来ないのであれば

虐殺の「実行犯」は、彼ら歴戦の特殊部隊に他ならない。

ソビエト崩壊後、独立を求めて立ち上がったチェチェンなど数多の戦場で

〈拷問→銃殺→敢えて放置する〉という"見せしめ行為"を実行してきたのだろう。

彼らにすれば、"いままで通りの作業"を淡々とこなしたに過ぎない。

 

しかし今回の相手は、ウクライナというれっきとした「外国」なのだ。

国内紛争を楯にした徹底的な情報統制を敷くこともできず

残虐行為の数々が、まんま全世界に流れてしまった。

残念ながら歴戦のベテラン兵士たちは、その違いを認識できていなかったらしい。

いや。。あからさまになることがわかった上で、敢えて「見せしめ」たのか。

だとしたら、よりいっそう醜悪で、"人間的"だと言わざるを得ない。

 

何より悲惨なのは、単なる?「見せしめ」のために虐殺され

街なかに放置された犠牲者の方々だ。

むろんその中には、純粋な非戦闘員ではなく

一般市民を装ったゲリラ兵が含まれていることだろう。

「正しいルール」など存在しないのが、戦場である。

ゼレンスキー大統領の発言が100%正しいと盲信するほど

現実は、はっきり白と黒に色分けできなくて当たり前だ。

・・話を戻そう。

 

そして、犠牲になったウクライナ市民の次?に、悲惨だったのは

間違いなく、現場で虐殺行為の"お手伝い"を強制された、ロシア軍の若者たちである。

またも、やくたいない妄想になってしまうが――

市民の両手を縛り上げ、逃げださぬよう監視し、遺体の処理に追われるだけでなく

ときには、特殊部隊の熟練兵に強制されて市民の後頭部を撃ち抜く・・など

考えられる限りの〈命令〉に、一切拒否できず従うしかなかったのだから。

初めて殺した"敵"が一般市民だったショックに加え

熟練兵に「これでお前も男だ」なんて肩を叩かれたりでもしたら・・

心に傷を負わないほうが、不思議なくらいだ。

 

ああ、いかん。

またしても、安っぽい妄想に耽ってしまった。

こんな無責任なことをダラダラ書いていられるのも

いまこの瞬間、さしたる危機感も抱かずに息をしているおかげなのに。

 

しかし可能性さえ挙げれば、ほんの数分後。

核弾頭を搭載したミサイルがロシアから飛来し

一瞬にして命を奪われる可能性だって、決してゼロではない。

なにせこの国は、アメリカ合衆国の極東における最前線基地なのだから。

プーチンにすれば"最初に叩く"理由は、いくつもある。

 

北朝鮮が打ち上げるポンコツICBMなら、なんとか撃ち落とせるかもしれないが

最新型核爆弾を6000発保持するロシアの攻撃を防ぎきるすべなど、存在しない。

実際、いつ何が起きても不思議ではない2022年4月上旬なのだ。

 

願わくば、1960年代のキューバ危機のさなか。

司令部の命令に背いて核ミサイルの発射ボタンを押さなかった

ソビエト軍潜水艦艦長のような"真の英雄"が

今回も、登場してくれますように・・

 

今も昔も、〈神様〉なんか信じてないけど

人類が持ってる〈悪運〉ってヤツは、けっこう信じてるんだよね。

 

ではでは、またね。