5年半前!の「旅の記録」が、4か月前に中断したままだった。
収まりが悪いので、サクッと書いてしまおう。
※なぜかこの部分のみ、撮影したはずの写真データが見つからなかった。
それもあって、なかなか書く気になれなかったのだ。
(翌日以降に関しては、朝から全部残っていた)
何もないと寂しいので、翌日撮った写真を1枚
4連泊で予約していたリスボン市内のホテルに、2日ぶりに戻って来た。
わずか一晩外泊?しただけだったが、どこか懐かしい気分で1階ロビーに入る。
するとそこは、高校生らしき男女(たぶんブラジル人》の団体客でギッシリ。
修学旅行なのだろう。これは、今夜も遅くまで賑やかだろうな・・などと覚悟した。
ともあれ、ホテルの部屋にポルト一泊分の荷物を置き
トイレだけ済ませて、再び外へ。
時刻はまだ15時半をちょっと回ったあたり。
急げば初日(正確には2日目)立ち寄れなかったベレンの塔がリベンジできる。
最寄りの駅から地下鉄に乗り、交通の要所フィゲイラ広場へ。
始発ターミナルでジェロニモス修道院方面行の路面電車(15番)を待つ。
ところが、前回同様、この日も、待てど暮らせど路面電車は現れず。
時間が経つにつれ、停車場は利用者(大半は観光客)で溢れんばかりに。
結局、1時間近く待ち続けたところで、最終の12番路面電車がやってきて
そこから降りて来た運転手が「15番は走ってないよ」みたいなことを告げたので
停車場にぎゅう詰めだった観光客の大群は、一瞬で散り散りとなった。
車両トラブルか、はたまたストライキか。
どちらにせよ、早く知らせてくれよ~!
仕方ない。残り時間は、市内観光に振り向けよう。
気を取り直し、運行している路面電車を探してみると・・
ちょうど、旧市街を巡る28番がトコトコ広場にやってきた。
よし。あれに乗ろう!
大勢の観光客と一緒に、停留場にできた行列の最後尾に着くと
乗客を満載した1台のすぐ後に、もう1台がついているではないか。
人気の路線だけに"立乗り"を覚悟シていたが
ラッキーなことに、ふたりとも窓側の席に座って
路地と急坂を巡る〈リスポン旧市街ツアー〉を楽しめた。
これも翌日撮った路面電車内の写真。どの路線も似たり寄ったり。
おりしも休日(「ポルトガルの日」〉ということもあってか
各地でネオンがピカピカ瞬き、広場ごとに音楽や踊りなどのイベントが開催中。
先ほどの"待ちぼうけ"も、この休日に関わるトラブルだったに違いない。
ベレンの塔と発見のモニュメントが、再度〈おあずけ〉になったけど
お祭り気分に湧き立つリスボン市内を路面電車で巡ったのは、得難い体験だった。
結局、28番路面電車で、旧市街をぐるっとひとまわり。
その先も乗り続け、出発したフィゲイラ広場の南西にあるカモンイス広場で下車。
長~い下り坂を歩いて、テージョ川の岸辺まで移動。
真っ暗な埠頭で見つけたシーフードレストラン「ポルトガリア」で、夕食に。
新鮮なエビとカニのセットを、サングリアでいただいた。
油は控え目で、味付けもほぼ塩だけ。
日本から持参した醤油をこっそりたらすと、ちょうどいい感じになった。
やっばり海鮮料理に合うのは、塩バターじゃなくショーユなのだ。
「ポルトガリア」には2晩続けて通った。安くて美味しいシーフードレストラン。
そうそう。
ブラジリアン高校生でいっぱいだったホテルの件。
9時半頃、夕食を終えて戻って来たら、意外なほど静かだったので拍子抜けした。
おそらく学校の指導が厳しいところだったのだろう。
「お前らちょっとでも騒いだら、明日は外出禁止だぞ!」・・とか。
ではでは、またね。