リスボンの"きまぐれ"路面電車に右往左往 ポルトガルふたり旅 2016.6.7-13 4日目(その3) ポルト⇒コインブラ⇒リスボン

5年半前!の「旅の記録」が、4か月前に中断したままだった。

収まりが悪いので、サクッと書いてしまおう。

※なぜかこの部分のみ、撮影したはずの写真データが見つからなかった。

 それもあって、なかなか書く気になれなかったのだ。

 (翌日以降に関しては、朝から全部残っていた)

 

2016年6月10日(金) ポルトコインブラリスボン 

 

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        何もないと寂しいので、翌日撮った写真を1枚

 

4連泊で予約していたリスボン市内のホテルに、2日ぶりに戻って来た。

わずか一晩外泊?しただけだったが、どこか懐かしい気分で1階ロビーに入る。

するとそこは、高校生らしき男女(たぶんブラジル人》の団体客でギッシリ。

修学旅行なのだろう。これは、今夜も遅くまで賑やかだろうな・・などと覚悟した。

 

ともあれ、ホテルの部屋にポルト一泊分の荷物を置き

トイレだけ済ませて、再び外へ。

時刻はまだ15時半をちょっと回ったあたり。

急げば初日(正確には2日目)立ち寄れなかったベレンの塔がリベンジできる。

最寄りの駅から地下鉄に乗り、交通の要所フィゲイラ広場へ。

始発ターミナルでジェロニモ修道院方面行の路面電車(15番)を待つ。

 

ところが、前回同様、この日も、待てど暮らせど路面電車は現れず。

時間が経つにつれ、停車場は利用者(大半は観光客)で溢れんばかりに。

結局、1時間近く待ち続けたところで、最終の12番路面電車がやってきて

そこから降りて来た運転手が「15番は走ってないよ」みたいなことを告げたので

停車場にぎゅう詰めだった観光客の大群は、一瞬で散り散りとなった。

車両トラブルか、はたまたストライキか。

どちらにせよ、早く知らせてくれよ~!

 

仕方ない。残り時間は、市内観光に振り向けよう。

気を取り直し、運行している路面電車を探してみると・・

ちょうど、旧市街を巡る28番がトコトコ広場にやってきた。

よし。あれに乗ろう!

大勢の観光客と一緒に、停留場にできた行列の最後尾に着くと

乗客を満載した1台のすぐ後に、もう1台がついているではないか。

人気の路線だけに"立乗り"を覚悟シていたが

ラッキーなことに、ふたりとも窓側の席に座って

路地と急坂を巡る〈リスポン旧市街ツアー〉を楽しめた。

 

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     これも翌日撮った路面電車内の写真。どの路線も似たり寄ったり。

 

おりしも休日(「ポルトガルの日」〉ということもあってか

各地でネオンがピカピカ瞬き、広場ごとに音楽や踊りなどのイベントが開催中。

先ほどの"待ちぼうけ"も、この休日に関わるトラブルだったに違いない。

ベレンの塔と発見のモニュメントが、再度〈おあずけ〉になったけど

お祭り気分に湧き立つリスボン市内を路面電車で巡ったのは、得難い体験だった。

 

結局、28番路面電車で、旧市街をぐるっとひとまわり。

その先も乗り続け、出発したフィゲイラ広場の南西にあるカモンイス広場で下車。

長~い下り坂を歩いて、テージョ川の岸辺まで移動。

真っ暗な埠頭で見つけたシーフードレストラン「ポルトガリア」で、夕食に。

新鮮なエビとカニのセットを、サングリアでいただいた。

油は控え目で、味付けもほぼ塩だけ。

日本から持参した醤油をこっそりたらすと、ちょうどいい感じになった。

やっばり海鮮料理に合うのは、塩バターじゃなくショーユなのだ。

 

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 「ポルトガリア」には2晩続けて通った。安くて美味しいシーフードレストラン。

 

そうそう。

ブラジリアン高校生でいっぱいだったホテルの件。

9時半頃、夕食を終えて戻って来たら、意外なほど静かだったので拍子抜けした。

おそらく学校の指導が厳しいところだったのだろう。

「お前らちょっとでも騒いだら、明日は外出禁止だぞ!」・・とか。

 

ではでは、またね。