一回だけ言及して切り上げるつもりだったが
わずか1日の間に、猛烈なスピードで感染者数が増えたみたいなので
この際、2年前からず~~っと考えていたことを書いてしまおう。
まず、新型コロナによる世界的なパンデミックは
先進国で深刻化する高齢者急増問題に対し、ある意味"緩和策"に成りえている
という、厳然たる事実が存在している。
広く人類愛を説く方々にすれば〈血も涙もない言いぐさ〉だろうが
ご承知のように、新型コロナに感染して命を落とす人のうち
8割以?が、70代以上の高齢者である。
〈女性に限れば、その比率は9割以上に達する)
また、数少ない50代以下の世代は、なんらかの既往症に罹患しているか
糖尿病や極度の肥満など、生活習慣病の状態になっている人が
圧倒的多数を占めていることは、同じく明白な事実である。
いっぽう20代までの若年層における犠牲者は、限りなくゼロに近い。
つまりこの病は、高齢者と病弱者を"選んで"命を奪っている。
より身も蓋もない表現を使うと――「人減らしに貢献している」とさえ言えるのだ。
そんなわけだから、新型コロナの世界的な大流行が始まり
もっばら高齢者と病弱者が犠牲になっている事実が公になった時点で
真っ先に頭に浮かんだ言葉は、「自然淘汰」の四文字だった。
そのため、今回のパンデミック騒動に対しては、最初から
なるように、なる。なるようにしか、ならない。
という生来の流儀を貫き
予防処置(マスク着用・ワクチン接種など)は行なうが、感染したらしょうがない。
くらいのゆる~い対応に終始してきた。
ラッキーなことに、いまだに未感染のままだけど。
そうこうするうちに、各地で続々と変異種が誕生。
そのたび、世界における感染&死亡者が急増。
アメリカ合衆国などでは、平均寿命が2年近く短くなってしまった。
ところがぎっちょん、なぜか日本は逆の現象が起きていた。
現時点における、1万8千人余りという死者数だけに注目すると
大変な悲劇が起きているように感じるだろうが
データを見る限り、昨年度の死者数は、ここ数年で最も少なくなっているのだ。
つまり、新型コロナウィルスに対する徹底した予防策のおかげで
それ以外の感染症(インフルエンザとか)によって生じる死者数が激減。
結果的に、毎年増え続けていた死者数が減少へと反転。
コロナ前同様、さらに平均寿命を延ばしてくれたのである。
いやはや、逞しいなあ。
あれ。なんか前フリになってないぞ。
閑話休題。
そんななかでの、オミクロン株大流行のはじまり・・だったね。
現時点で断定するのは、時期尚早かもしれないけど。
ここ2~3日の〈倍々ゲーム〉を見る限り
マスク着用・三密回避など従来の予防法では阻止しきれないほど
強烈な感染力を備えているようだ。
だが、幸いなことに、今回の主役であるオミクロン株は
新型コロナ史上最も重症化しにくいデータを積み重ねつつある。
だからこそ、連日"史上最多の感染者数"を塗り替えている
アメリカや西ヨーロッパ諸国でも、ロックダウンのような強硬策は採らず
"通常運転"の範囲内で、対処しようと構えている。
やたらと非難を浴びていた「在日米軍のマスクなし外出問題」も
感染しても死者どころか重症患者すらほぼ皆無、という実態を鑑みれば
それ感染者が出た! 即座に隔離・入院だ!
などいちいち大騒ぎする日本のやり方を鼻で笑うのも、無理はない。
感染力最大。
けれども、重症化は最小レベル(らしい)。
ならばこの際、ジタバタせずに、さっさとオミクロンに感染して
(「予防してたけど罹っちゃった」のスタンスで)
現状で最も有効な免疫力をゲットしたほうが、賢いんじゃないのかな。
とはいえ、感染しないに越したことはない。
4年ばかり前の冬、腸炎&インフルエンザにダブルで罹患。
38.5度以上の高熱が一週間続き、マジで死を覚悟しただけに
"インフルエンザ並み"の症状だろうが、2度と感染したくないのが正直なところだ。
国家の威信なんか掲げて〈ゼロ政策〉を目指せば目指すほど
ますます己の首を絞めつつある、"日没する国"の悪戦苦闘を見るまでもなく
どこかで"コロナとの共存"にシフトチェンジしない限り
我々人類は再び日常を取り戻すことができない。
だったら、このあたりが"潮時"だろう、と結構強く思うのだ。
――いいかげん、海外旅行にも行きたいしね。
100年前の「スペイン風邪」をはじめ
ほぼそのすべてが、約2年で終息している事実からも
タイミング的にはバッチリだし。
そんなわけで、頼むからもう
この世の終わりみたいな"パニックごっこ"は、やめてくれ。
ではでは、またね。