相変わらず快適。しかし、わずかに不満も・・ SONY WF-1000XM4の評価(その2) Make-Makeのススメ

SONY WF-1000XM4を聴き始めて、はや3週間。

当初絶賛した"使い勝手のよさ"に変わりないものの

(特にノイズキャンセリング機能には大満足)

「あれれ?」と感じた点が、ふたつばかり浮上してきたので

そのあたりついて、経過報告したい。

 

まず、バッテリーの持続時間。

「5~6時間の連続再生は余裕でクリア」などと書いてしまったが

フル充電後。実際に使ってみたら、予想外に短かった。

平均外気温10度という環境で連続再生したところ

ほぼ3時間半後、「バッテリーが少なくなりました」とのメッセージが再生。

さらに30分後には、電源オフとなった。

この点に関してだけは、一つ前(XM3)の勝ち。

1年半使ったが、散歩中に警告メッセージが流れたことは一度もなかった。

 

結局、やや長い散歩に出る日には

それまで使っていたDENON AH-C830NCも荷物に加え

"切り"のいいところでチェンジしている。

 

あとひとつは、音質。

これまた前回のレビューだと

肝心の「音質」に関しても、文句なし。

なんて言い切ってしまったけれど

必要に迫られてSONYDENON を聴き比べていたら

少しずつ"物足りなさ"を感じるようになった。

 

なんというか、音が硬い。

とくに高音部がカチンカチンしていて

弦楽器のしっとり感が、引き出されていない気がする。

たとえば同じ演奏家が弾く無伴奏チェロ組曲でも

美しい音色に、思わず聴き惚れてしまうのは

決まって、DENON AH-C830NCを装着しているときだった。

「そこそこ忠実に再現できてれば、それほど音質は気にしない」スタンスだったが

ここまではっきり違うと、さすがに言及したくなる。

ーーというより、ここはDENONの〈美音〉を褒めるべきだな。

 

ともあれ、たまたまSONYDENONの最新機を同時に所持したおかげで

外出(散歩)時は、SONYがメインで、DENONはサブ。

ノイズキャンセリング機能は、SONYの圧勝。

ノイキャン不要の自宅内などでは、DENON(音質)メインという

なかなか贅沢な"使い分け"が可能となった。

目の玉が飛び出るような高級機に費やすほどの予算はないので

当分、このコンビで聴き続けるつもりだ。

 

あと、前回のおしまいに書いた

「"聴き歩き"中、地面に足が着地する音が頭の中に響く」問題。

これは、クッション性の高い靴(エア系スニーカーなど)に履き替えたら

それほど気にならなくなった。

要するに、底の磨り減った靴は"聴き歩き"に向かない、ってことだ。

 

ではでは、またね。