DENON AH-C830NCを1か月使ってみて
勝手に抱いてしまったたジレンマを解消すべく
昨年のSONY WF-1000XM3(使用1年半で突然右側が壊れた)に続き
WF-1000XM4の購入に踏み切った。
で本日、3時間程度ではあるが
実際に装着して「聴き歩き」してみた結果を発表したい。
またまたぁ、購入直後だからテンションが高いだけじゃないの?
なーんて、冷たくあしらわれるかもしれないけど
ひとことで言うと・・
なにこれ、最高じゃん!!! ―—なのだった。
まず、前作SONY WF-1000XM3に感じた"気がかりな点"が
ほぼ完全に解決されていた。
たとえば"耳の穴が引っ張られるようだった"重さ」は、実感で半分以下に低減。
さらに、コンパクトな形状と段違いに改善された装着感のおかげで
"汗拭きやマスク着脱の際に接触して誤操作or落下する"といったリスクも
ほとんど〈心配無用〉の域に達している。
ここに、左イヤホンでのボリュームコントロール(スマホで設定変更可)と
5~6時間の連続再生は余裕でクリアのバッテリーが加わった結果
2年ほど前からノイキャンイヤホンに抱いていた不満が
あっさり解決してしまったのだ。
それだけではない。
なによりも驚いたのは、ノイズキャンセリング機能だ。
前作WF-1000XM3の時も凄いとは思ったが、さらにさらに性能アップ。
"ここまでノイキャンは進化したのか"と、感心してしまった。
もちろん、100%完璧に「無音」なわけではない。
・・というより、"100%だと危ない!"という事実を痛感させられた。
実際、本品で静かな音楽を聴きながら歩くと
背後から近づく車に気づかない場合が、何度もあったのだから。
これからは、しっかり周囲を目視して歩かなければ。
――散歩の間に交通安全を強く意識させられた、恐るべきノイキャンパワー!
〈改良点〉にばかり気を取られ、触れるのを忘れてしまったが
肝心の「音質」に関しても、文句なし。
SONYならではの、クリアでメリハリの利いた、それでいて自然な音が
低・中・高の全域に渡って、バランスよく歌っている。
特に、リズム楽器が活躍するロック・ポップス・ジャズ系の音楽は
気持ちよく聴くことができた。
ただ、あくまで個人的な好みなのだが・・
弦楽器が中心となるクラシックあたりに限ると
先月購入したDENON AH-C830NCの柔らかく繊細な音色に、軍配を上げたい。
それと、もはやこれは〈ないものねだり〉の域に入るが・・
イヤホンパッドの密着効果が高すぎるのだろう。
"聴き歩き"していると、地面に足が着地する時の音が、頭の中に伝わってくる。
特に、早足だったり下り坂or階段を歩くとき、踵にかかった衝撃が
「ズン、ズン、ズン」という感じで、耳の奥に鳴り響くのだ。
たぶん〔骨伝導〕に類するもので、遮音効果と引き換えに生じた"音"だと思うので
四の五の言わずに諦めるしかないのだろうけど
もし、有効な対処法があれば、ぜひともご教授願いたい。
それまでは、踵に余分な衝撃がかからぬよう、なるべく静かに足を運び
下り道の"つま先歩き"を心掛けることにしよう。
ずいぶん細かいところに文句をつけてしまったけれど
実際、半日ほど使ってみた結果
そのぐらいしか〈問題点〉は見当たらなかった。
要するに、本品の評価は、限りなく100点(満点)に近い、ということ。
あとは、このまま最低3年は元気でいてくれることを、祈るだけだ。
当分、他のイヤホンに"浮気"することはないと思う。
ではでは、またね。