装着感は最高。音も絶妙。だが「本体での音量調整」と「早すぎる警告音」がツラい DENON AH-C830NC、1か月目の評価 Make-Makeのススメ

突然壊れたワイヤレスホンSONY WF-1000XM3から

DENON AH-C830NCに変え換えて、ほぼ1カ月が過ぎた。

最初のうちは、快適な装着感(軽い!)と美しい音がすっかり気に入り

「聞き歩き派には絶対オススメ!」的な感想を寄せたのだが・・

 

使い込んで(聞き込んで)いくうち

個人的な"使い勝手の悪さ"が、見過ごせなくなってしまった。

あんなに絶賛していたのに、いったいどこが不満だというのか?

 

まずは、当初のレビューでも"気になる点"に挙げていた

イヤホン側でボリューム調整ができない」というところ。

これまた前にも書いたが、うたた(俺だ)は

ウォークマンに収めた多数のジャンルに渡る全1万7000曲を

完全にランダム再生している。

そのため、ドビュッシーのビアノ曲の直後に

アジカンやradなどの激しい曲が並んで再生されると

主観的な音量が、いきなり10倍に跳ね上がり、その場で跳び上がってしまう。

逆の並びになると、今度は曲のアタマがまったく聞こえないことも多い。

そのため、あらかじめ曲の順番をチェックしておき

〈音量差〉が大きくなりそうな場合は

曲の終わりを待ってボリュームを上げ下げする操作が、必須となる。

以前(SONY WF-1000XM3)は、左のイヤホン側をタップすればOKだったのが

今回だと、いちいちウォークマン本体を取り出して、㊤か㊦を押さなければならない。

――これが、メチャクチャ、めんどいのだ。

 

もちろん、全曲シャッフルみたいな聴き方をしてるアホが悪いのだけど

こればっかりは、好みの問題ゆえ、どうにもならない。

結果、〈イヤホン側でのボリューム操作不可〉に対するイライラは

日に日に募るばかりだった。

 

そして、もう1つ。

予想を大きく下回っていたのが――再生時間の短さ。

というか、「警告音が鳴るまでの時間の短さ」がネックになった。

仕様書によると、本イヤホンの連続使用時間は「約4.8時間」となっている。

だからこそ、"4時間以上OKなら問題ないな"、と購入を決めたのだが。

・・あにはからんや

フル充電から3時間経たずに、「ポンポンペン」という警告音が鳴り響く。

しかもその後、数分おきに鳴り続ける。

(バッテリー切れまでは試していないが、4回目程度は確認済み)

きっと他のユーザーは気にならないのだろうが

うたた(俺だ)の場合、この気の抜けた警告音が鳴った瞬間

曲への集中が、ブツッとぶち切られてしまう。

なので、実際には5時間近くイケるのかもしれないが

警告音による「大ガッカリ」を避けるためには

連続使用は2時間半まで」と、自らに課すほかないのだった。

 

しかも、困ったことに、うたた(俺だ)の散歩時間は

あちこちの店に立ち寄るので、4~5時間に及ぶこともザラである。

結果、ウォークマンDENON AH-C830NC のセットの他に

昔から使っていた有線イヤホンと充電用ケースをバッグに放り込んでおき

2時間半が過ぎた頃に「有線」に付け替え、AH-C830NC をケースに入れて再充電。

・・といいった面倒臭い作業が、付き物になった。

以前使っていたSONY WF-1000XM3のときは

散歩中のバッテリー切れ(警告音?)など一度もなかったので

正直これには、参ってしまった。

 

というわけで、使用1か月目におけるDENON AH-C830NCの評価は

だいぶ低い点数を付けざるをえない。

とはいえ「装着感の快適さ」や「音質の良さ」は、前回同様、ほぼ満点をつけたい。

今後は、シャッフルを外した2時間以内の連続使用(屋内用とか)で活用したいと

思っている。

 

でもって、つい1時間ほど前のこと。

新たに購入した「SONY WF-1000XM4」が、自宅に届いた。

期待通りであれば、今後はこいつが〈散歩の相棒〉になってくれるはずだ。

はてさて、どうなることやら・・

 

気が向いたら、また感想でも書いてみよう。

 

ではでは、またね。