コスモス畑で心も晴ればれ 京都ふたり旅 2021.10.4-7 3日目(その1) 京都駅🚃近江八幡~野田町コスモス畑~武佐駅🚋近江八幡

2021年10月6日(水)

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        野田町のコスモス畑。見学も立ち入りも自由自在。

 

旅の3日目は、しばし京都市内から離れ

琵琶湖東岸へと足を延ばすことに。

 

朝8時前、通勤通学客で混雑する京都駅構内を歩き

唸異の片隅にある「つくもうどん」で、軽く朝ごはん済ませてから

0番線を8時20分に出る快速電車に乗車。

8時56分、近江八幡駅に到着する。

 

ここで「お~み満喫パス」という1日乗車券を購入し

可能な限りあちこちに行ってみる、というのが本日の主な目的だった。

近江鉄道近江鉄道バス湖国バス全線が、乗り降り自由。

加えて、八幡山ロープウェー1往復未利用で2000円という

お得なキップなのだが・・

どこで売っているのかわからず、駅の内外を歩き回ることしばし。

ようやく近江鉄道の改札(というか詰所?)で、手に入れることができた。

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    ようやく「お~み満喫パス」をゲット。ここまで長かった。

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              がんばれ「がちゃこん」!

 

では、出発するか。

と思ったが、「パス」の購入に手間取り、近江鉄道にはタッチの差で乗り損ねた。

次までは、30分ほど待たねばならない。

そこで当初の予定を変更。徒歩で目指すことに。

人気のない駅前広場をあとに、とことこと歩きはじめる。

この日最初の目的地は、野田町のコスモス畑。

ネットのニュースで見ごろだと知り、今回のお出かけルートに組み入れたのだ。

場所は近江八幡から1.4キロほど東。

あいにく電車もバスも、近くを通ってくれない。

車移動か、25分ほどかけて歩いて向かうしかないのだ。

今回の旅はレンタカーなし。もちろんタクシー利用は論外だから、歩くのみ。

 

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         田んぼの中をトコトコ。のどかなお散歩風景。

    

スマホのマップを頼りに、一戸建てが並ぶ静かな住宅街を進むこと15分。

目の前に、のどかな畑エリアが広がった。

よく見ると、その一角が鮮やかなマーカーを引いたようにピンク色に染まっている。

路上に数台の車が停車し、のんびり行き来する人の姿も確認できた。

あ・・あそこだ!

歩く速度が、自然と早くなっていく。

幸い、朝方頭上を覆っていた灰色の雲は徐々に薄れ

鮮やかな青空が、あちこちに顔を出していた。

 

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        決して広くはないけど、立ち入り自由なのは嬉しい。

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          青空が広がると、花の美しさも〇割アップ。。

 

コスモスの花が咲いていたのは、広い畑のうち

一本の道を挟んだ6面ほどだったか。

そのうち2面は、まだ花盛りを迎えていない。

それでも、ピンク・赤・白など様々な色合いのコスモスが

咲き乱れるようすは、ぼんやり思い描いていたよりも美しく

青空とのコントラストもあいまって、おもわずため息が漏れてしまうほどだった。

なにより、畑の中に自由にはいっていくことができ

自分の好きなアングルで写真を撮れることが、嬉しかった。

あくまで地元の観光地らしく

訪れていた人は、みな近所から自家用車をころがし、ちょっと立ち寄った様子。

保母さんに連れられた幼稚園児たちも、大喜びで駆け回っていた。

 

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                駆け巡る"幼春"

 

このまま椅子を持ち出し、お茶でも飲みながら眺めていたい気分だったが

せっかく金2000円で「お~み満喫パス」を購入したものの

まだ、これっぽっちも使っていない。

せめて元を取らなければ・・先を急ごう。

 

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                                            またもや「夏」がやってきた。

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             近江八幡の次の駅「武佐」

 

近江八幡駅に背を向け、近江鉄道の線路を右手に見ながら、さらに先へ。

気が付けば、昨日一昨日と変わらぬカンカン照りの下。

汗をかきかき、歩くこと10数分。

細い街道沿いにボツンとたたずむ駅舎に到着した。

駅の名前は「武佐-むさ」。

いかにも由緒ありそうな地名だと思い、備え付けの案内板を見たら

それもそのはず、江戸時代まで中山道の宿場町として賑わったのだという。

その知識を頭に入れてあたりを見渡すと

確かに道の描くゆる~い曲線が、昔の街道の雰囲気を残しているように思えた。

 

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       元・中山道の宿場町。無人駅ながらも、風格あり。

 

ま、歴史談義はともかく。

どこにも日陰のない、炎天下?の畑地を歩いて来たので、早くも汗まみれ。

喉もカラカラだった。

幸か不幸か、直近の近江八幡行きは出たばかり。

この無人駅で、30分ほど過ごさなければならない。

手近な自販機で、冷たい飲み物を購入。

線路を渡って、誰もいない近江八幡行きホームのベンチでひと休み。

 

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           30分近くの間、駅を"ふたり占め"。

 

水色の電車がトコトコやってくるまで

ときおりサヤサヤと吹き抜けるそよ風を浴びながら

ぼーっと過ごしたひとときは

この日体験した〈気持ちいい〉の、ベストに近いような気がする。

 

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     キュートな車両。余裕があれば、彦根まで乗りたかった。

 

結局、近江鉄道の電車を利用したのは、この武者⇒近江八幡間の一駅区間のみ。

次回の目標は、近江鉄道・全線制覇!?

 

振り出しの近江八幡駅に戻ってきたのは、11時ちょっと前。

この後は、近江鉄道バスに乗って、琵琶湖畔の名刹長命寺へ。

目的は参拝・・じゃなくて、その先にある

「琵琶湖一望の絶景ランチ」で評判のカフェレストランだ!

 

ではでは、またね。