去年3月に購入したワイヤレスホンSONY WF-1000XM3だったが
10日ほど前、いきなり左側のBluetooth機能がダウン。
片方しか使えなくなったため、急遽代わりの機体を探した。
音楽プレーヤーとイヤホンに関しては
初代カセットテープウォークマンの時代から
長年ほぼSONY一択でチョイスしてきたが
今回、本体よりも高価な商品がわずか一年半で自然故障したことを受け
別メーカーに乗り換えることに。
すると、中国メーカーなど格安製品の情報に交じって
DENONが、初めてノイキャンイヤホンを発売したというニュースが!
実は十年以上前、DENONのイヤホン(有線&ノイキャンなし)を買ったところ
とても自然な音が好みにピッタリ。
おまけに今も現役で使用可能という、驚きの耐久性を誇っているのだ。
さっそく評判などをチェックしてみると、予想以上の好感触。
そんなわけで、これも何かの縁・・と思い、迷わず購入することに。。
(黒は「入荷待ち」だったのですぐに使用できる白を選んだ)
で、つい1時間半ほど前に、現物が届いた。
いそいそ箱を開ける・・・・小っさ。
充電器を兼ねたケースのサイズは、WF-1000XM3(以下XM3と略す)と比べると
二回りほど小さく、しかも重さは3分の1程度?
これなら、持ち歩いても荷物にならない。
ともあれケースを開け、中に収まっていたイヤホンから絶縁フィルムを剥がす。
「絶縁フィルム」とは、イヤホンの背中側に細長く貼られた細長いテープ。
白バージョンだと、青い装飾ラインのようにも見える。
※最初のうち、この「絶縁フィルム」の存在に気づかず、何度もペアリングに失敗。
ひょっとして不良品かも・・などと、不安になってしまった。
試行錯誤すること数分。
ようやく、ああこれが絶縁フィルムだったのか! と気づいてペリペリ剥がす。
そこから接続完了までは、ほんの一瞬。
ボリュームを低めにセットし、右イヤホンをトンと叩いた。
それから2時間近く。
ずっと本器で音楽を聴いたまま、この文章を打ち込んでいるのだが。
以下、思いつくままの感想を並べてみたい。
まずは、装着感など。
とにかく、軽い!
XM3がけっこう重く、常に〈装着感〉を意識せざるを得なかったことに比べれば
冗談ぬきに"着けていることを忘れる"ほど、ソフトでライトな使用感だ。
それに、イヤホン本体の出っぱりもほぼないので
XM3使用時に悩まされた、「汗を拭く時に触れて落とす」危険からも解放される。
実際、夏場の散歩中、汗を拭いた拍子にイヤホンが外れる事態が続出。
橋の上で片方落としてしまい、危うく"川ポチャ"になることもあったしね。
続いて、操作感。
「軽さ」と「コンパクトさ」にこだわったのだろう
本器をタッチしてできる操作は、左右とも1形式のみ。
右は、1回タッチ/プレイ&ポーズ 2回/一曲先へ 3回/1曲前へ。
左は、タッチするごとに「ノイズキャンセル⇒周囲音ミックス⇒オフ」と切り替わる。
と、きわめてオーソドックスな機能に絞られている。
このあたりは、幾通りもの操作が選べたXM3の勝ちだろう。
個人的には、本体側でしか音量コントロールできないのが、ちょっと痛かった。
ロック、ポップス、アニソン、ジャズ、クラシック、ワールドミュージックなどなど
ジャンル不問の"闇鍋スタイル"で1万7千曲をランダム再生しているため
音量を揃える本体の機能を活用しても
曲の切り換わりで突然大音響が爆発する、なんて事態も少なくない。
だけど、機能を削ったおかげで、装着感ほぼゼロの快適リスニングが楽しめるのだ。
プラスマイナスで考えれば、圧倒的にプラスといえる。
でもって、音質。
正直なところ、それほど耳がいいわけではない。
またいい歳なので、周波数の高い音域が聴き取れなくなった。
それでも――きわめて素直で聴きやすい音であることは、断言できる。
低音・中音・高音いずれもナチュラルに再生されているし
気のせいかもしれないが、一つ一つの音(楽器)の背後に空間が広がりを感じる。
なので、このまま何時間き続けてもストレスなしで過ごせそう。
逆に低音を強調したり、中音域を膨らませたりといった演出は感じられないので
いろいろいじって楽しみたい方には、他のメーカーをオススメしたい。
ノイズキャンセリング機能にも触れなきゃだけど
ず~っと自室のデスク前にいるから、バックグラウンド音?は「シーン」のみ。
再生曲以外に何も聞こえないので、失望することはないと思うけど、
このあたりは、明日の外出時に確かめてみよう。
使用後2時間(+30分)での率直な感想は、こんなところか。
早い話、「ボリューム操作機能」以外はSONY WF-1000XM3に圧勝!! だ。
思い付きで買っちまって、よかったよかった。
繰り返しになるけど、DENON AH-C830NCのアピール・ポイントは。
★装着感がメチャ快適! とにかく軽くて、ストレスフリー!
★"聴き疲れ"とは無縁のナチュラルな音像。地味だけど、これ大事。
なにはともあれ、明日からの"お散歩"が楽しみだ~~
ではでは、またね。