内に向かって潰れ続ける自民党の末路は、白色矮星? それとも中性子星?  MakeMakeの遠吠え

今回、自民党総裁選挙の経緯を眺めていたら

ふと浮かんできたのが、太陽などの恒星がたどる〈最後の姿〉だった。

 

なぜ、そんな突拍子もないことを思ったのかというと

あまりにも既得権益を死守する老人たちが選挙戦をコントロール

誰もが"自分の足元"しか、見ていないからだ。

 

日本以外の"世界"が注視している状況を一顧だにせず

あらゆる視線と思惑が――どうすれば損しないで済むか――

という、そろばん勘定がすべてに優先。

党員の意思すら黙殺し、ひたすら"内に向かってあがき続けた"結果

またしても、長老たちの掌で踊る〈イエスマン〉が・・

正直、こんなことjまで言いたくはないのだが

各国首脳と肩を並べられるだけの存在感を放つどころか

前任者に勝るとも劣らぬ"パッとしない新首相"が、生まれることとなった。

 

何度も繰り返しているけど、トップの見た目はマジ超重要!

「人は外見じゃなくて中身」なんて言葉もあるけど、それはあくまでも理想論。

政治家だって芸能人やアスリートと同様"大衆を魅了する仕事"なわけで

ぶっちゃけ、なにはなくとも《見た目が九割》なのだ。

結局、この国の政治屋には、国民も世界も"見えていない"んだね。

 

・・ま、誰に何を言われようとも、すべては結果オーライか。

年寄りの言うことに逆らわず、痛い腹を探ろうなどとは夢にも思わぬ

"従順な手下"がバトンを受け取ってくれたのだから。

 

またまた「星の話」から脱線してしまったが

要するに、永田町村字自民党集落内部だけで繰り広げられている

どこまでも内に向かって潰れ続ける、その"あがき"ぶりが

あまりにも『星の死に際』と似通っているように、感じてしまったのだ。

 

・・とはいうものの、現在自民党の黒幕を務める3巨頭のうち

おふたかたは、すでに傘寿を超えておられる。

どれほど現状維持に努めようとも、あと後10年続けば御の字だろう。

前首相一人の院政で、自民党集落は支えきれまい。

結果、否応なしに起きるのは――消滅・分裂・再編成(ガラガラポン)?

 

ちなみに、太陽のような恒星が燃え尽きるとき

星の大きさによって、その〈死にざま〉は異なる。

圧倒的多数は、核融合が進むにつれ、鉄などの重い原子ばかりが内部に残り

すべてが、中心に向かって"落下"してゆく。

結果、地球程度の大きさに太陽と同程度の質量を詰め込んだ

めちゃくちゃ重い星、「白色矮星」となって静かな余命を送ることになる。

その「余生」は、100億年以上。

細く長くゆっ~~っくりと、生きながらえるわけだ。

 

これに対し、太陽の8倍以上の質量を持つ大きな恒星は

上記の"落下=潰れ具合(重力崩壊)"が、いっそう激化する。

原子自体の構造すら支えることができなくなり

中性子などの粒子が直接密集する、「中性子星」へと変貌してゆく。

半径12kmのなかに、太陽質量の1.4倍の物質が閉じ込められるという

圧倒的な重力は、〈ブラックホール一歩手前〉の状態だ。

しかし、「中性子星」の場合

"潰れてしまう”直前に、超新星爆発という大爆発を引き起こす。

その際、星を構成していた物質の多くが、広大な宇宙空間へと解き放たれるのだ。

 

個人的には、旧社会党旧民主党がはまった「白色矮星ルート」ではなく

ぜひとも、後者の「中性子星ルート」を突き進み

輝かしくも華々しい分裂&再編成をぶちかますことを、切に願う。

 

ともあれ、まだまだ達者な(元)幹事長と新副総理よりも長生きして

〈時代の転換点〉を、この目で見届けなくっちゃ・・

東京オリンピックは終わっちゃったけど、これだって立派な〈生き甲斐〉だぜ。

 

ではでは、またね。