「はしゃぎすぎないオリンピック」に◎(ニジュウマル)! MakeMakeの休日

東京オリンピックが面白い!!

 

開会式を終えた24日以来、生放送と録画済み画像の視聴に忙殺され

本ブログを開く余裕などない日々が続いていた。

それでも、どうにも書かずにいられなくなってしまった理由は

冒頭(タイトル)のひと言を、主張したかったから。

 

ほとんどの競技が〈無観客〉と決まり

せっかくゲットした入場券が無になってしまった方々には申し訳ないが

ハッキリ言って、--無観客って、最高!!

なにせ、オリンピックはもちろん、サッカーワールドカップなど

世界規模のスポーツイベントが日本で開催されたとき

必ず出現する"はしゃぎすきた人々"と遭遇せずにいられるのだ。

 

むろん、これはごく一部の例外ではあるが。

大好きな競技を生で観戦し、チームや選手を応援したいとする大多数の観客の中に

「大声を出して騒ぎたいがために」参加するアホが、一定数存在している。

しかも彼ら彼女らは、ときに奇抜な衣装やプラカードを持ち込んでは

ピンチ・チャンスの試合内容とは無関係に、全身全霊で"はしゃぎ"まくる。

自分を客観視できない十代二十代の若者なら、まだ許せるが

中年以降ジジババの世代までもが、年甲斐もなく〈無礼講〉を繰り広げるのだ。

困ったことに、見た目のインパクトだけを求めるマスコミ(主にテレビ)が

その〈悪目立ち〉を、わざわざ映してしまうものだから

ますます彼・彼女たちは調子に乗って、幼稚なバカ騒ぎを繰り広げていく・・。

 

しかし、今回の「無観客」のおかげで

自動的に、見ている側が恥ずかしくなる"幼稚にはしゃぐ観客"もシャットアウト。

かつてないほど心安らかな思いで競技を観戦し

同時に、かつてないほどアスリートの息遣いを身近に感じつつ

テレビ画面に集中することができるのだ。

こんなにも幸せなオリンピックは、体験したことがない。

 

皮肉なことに、〈コロナのおかげ〉で

テレビ中継の"はしゃぎぶり"も、ずいぶんと抑えられている。

 

なにせ最近のスポーツ中継たるや、おおむね以下のようなシロモノだった。

――酔っ払いひしめくスポーツパーに紛れ込んだかのように

我がことでもないのに大声で絶叫し、応援し、悔しがるゲスト?のみなさま方。

少しでも番組(中継)を盛り上げようとしてるんだろうが

明らかに"はしゃぎすぎ"だって、どうして気づかないのかなぁ。

なんでもかんでも、「大騒ぎすれば盛り上がる」わけじゃないのに

バラエティーとスポーツを一緒くたにするなよ!

・・なんて、思わず場違いな怒りがこみあげてくるほど

特に民放の場合、いわゆる〈はしゃぎ中継〉が大勢を占めていた。

 

だが、オリンピック開催後も「反対」の声が上がり続ける今回に限っては

さすがに〈てのひら返しにも限度がある〉という自覚があるのだろう。

予想以上の金メダルラッシュにも、比較的冷静に対応しており

表面上は「大人のスポーツ観戦」が出来ている状態だ。

※とはいえ、一部の民放は臆面もなく〈お祭りモード〉に切り替えてしまったが

 その局は視聴しないので、まったく問題はない。

 

大歓声でかき消されることのない、アスリートの吐息やつぶやき。

鍛え上げられた身体と身体の激突が創り出す、重くて痛い音。

ギリギリの場面で交わす、コーチと選手のやりとり。

こんなにも"生々しいオリンピック"に逢うことは、二度とないだろう。

――《人生最高のオリンピック観戦》を、ありがとう。

 

ではでは、またね。

 

さっ、録画しといた「男子体操決勝」と「卓球混合決勝戦」を見なければ!