ハイフォンの"味なしランチ" ラオス(&ハノイ)ふたり旅 2018.11.27-12.4 7日目(その1)

2018年12月3日(月)ハノイ⇔ハイフォン

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       この日のメインは、"のんびりうたたね"列車旅

 

二日続きで熟睡できず

ぼやけた頭のまま、一階に降りて朝食を摂る。

目先を変えてクラブハウスサンドをオーダーするが

サンドイッチの両面をちょっと炙っただけで、あまり違いはなかった。

そもそも、味がしない。

ハノイ来訪以来悪化の一途だった鼻水&鼻詰まりが、ついに末期状態となり

味覚と嗅覚が完全にイってしまった。

せっかく旨いもの目当てでハノイにトランジットしたのに・・

出発前からテンションだだ下がりなのだった。

 

とはいえ、ずっと宿でゴロゴロしてるのは、もったいなさすぎる。

気合を入れ直し、予定通りロンビエンの鉄道駅へ向かう。

のんびり日帰りで遊べる場所はないか・・と近隣のスポットを探した結果

ハノイから東へ片道2時間半、ハロン湾の入口にある街・ハイフォンを発見。

列車の旅を兼ねて、ぶらぶら散策でも楽しむことに決めて

実は昨日の朝、ロンビエン駅の改札で列車の時刻まで確認ずみだったのだ。

(丸3日あれば、迷わず北部山岳地帯のトレッキングツアーを選んだのに・・)

 

余談だが、この時チケット売り場にいた係のお姉さんが、とっても親切。

印刷された時刻表がないことを謝罪し、手元のメモ帳取り出すと

1日5往復程度の「ハノイ⇔ハイフォン間」の運行時間を、すべて書き出し

"ハイ、どうぞ"と、手渡してくれたのだ。

おかげで、この日の予定はバッチリ!

行きは、ハノイ(ロンビエン)朝9時28分発、12時ちょうどのハイフォン着。

帰りの目安は、ハイフォン15時発、17時35分ハノイ(ロンビエン)着。

 

そんなわけで、朝9時過ぎには、ロンビエン駅に到着し

予定通りの乗車家(指定席)を購入。

早くもホーム上で店を広げていたおばちゃんたちを眺めつつ

2時間半のローカル列車の旅を、楽しんだのだった。

乗車率は2~3割しかなく、好きな時に好きな席に移って車窓風景を満喫。

旅の疲れからうとうと舟をこいだり、前の席にいた女の子と遊んだりするうち

あっというまに、列車はハイフォンに到着した。

 

※降りるとき気づいたのだが、ひとつ前の車両はすべて木の座席の自由席だった。

 居眠りし放題の指定席も悪くないけど、こっちにも乗って見たかったなぁ。

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         次回はコレで「ベトナム縦断」、やってみたい。

 

ともあれ、ハイフォンまでやってきた。

思ったより大きな町で、駅舎も駅前通りもそこそこ賑わっていた。

地図を見たかぎりでは海の傍だったので、港町っぽいところだと思ったのだけど

まったく"海の気配"はなく、完璧な鼻づまりのせいか潮の香りも皆無。

どこか肩透かしを食らったような気分で、歩き出した。

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     何度来ても、全然読めないベトナム語。少しは勉強しろよな。

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        そこそこ"鉄っちゃん"。あえて言えば「線路屋」?

 

それでも海に近いせいか、南下したわけではないのに、けっこう暑い。

しかも、蒸し蒸し度が大幅にアップしていた。

お昼時とあって、強烈な日差しが脳天を直撃する。

100メートルも歩かないうち、早くもへばってきた。

どこか東京の下町を連想させるゴミゴミした通りをヨロヨロ歩き

前もって調べておいた、レストラン「バークー」に入る。

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            店内の装飾はかなり中華風

     

ハイフォン名物バイン・ダー・クア(カニをすりつぶした濃厚なだし汁+米粉をサトウキビ汁で練り込んだ麺)と、ネム・クア・ベー(カニ入り春巻き)で有名な店だ。

正直、これを食べたいがために、ハイフォン行きを決めたようなものだったのだが・・

哀しいことに、味覚も嗅覚も壊滅状態。

相方の「おいしいよ」という声をオカズに、無味無臭の麺とスープと春巻きを

モソモソ噛み砕き、腹に収め続ける。

ああ・・またしても、"リベンジ物件"を増やしてしまったよ。

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      この味が、まるっきり思い出せない!・・・・当たり前か。

 

ではでは、またね。