2018年12月3日(月)ハノイ⇔ハイフォン
この日のメインは、"のんびりうたたね"列車旅
二日続きで熟睡できず
ぼやけた頭のまま、一階に降りて朝食を摂る。
目先を変えてクラブハウスサンドをオーダーするが
サンドイッチの両面をちょっと炙っただけで、あまり違いはなかった。
そもそも、味がしない。
ハノイ来訪以来悪化の一途だった鼻水&鼻詰まりが、ついに末期状態となり
味覚と嗅覚が完全にイってしまった。
せっかく旨いもの目当てでハノイにトランジットしたのに・・
出発前からテンションだだ下がりなのだった。
とはいえ、ずっと宿でゴロゴロしてるのは、もったいなさすぎる。
気合を入れ直し、予定通りロンビエンの鉄道駅へ向かう。
のんびり日帰りで遊べる場所はないか・・と近隣のスポットを探した結果
ハノイから東へ片道2時間半、ハロン湾の入口にある街・ハイフォンを発見。
列車の旅を兼ねて、ぶらぶら散策でも楽しむことに決めて
実は昨日の朝、ロンビエン駅の改札で列車の時刻まで確認ずみだったのだ。
(丸3日あれば、迷わず北部山岳地帯のトレッキングツアーを選んだのに・・)
余談だが、この時チケット売り場にいた係のお姉さんが、とっても親切。
印刷された時刻表がないことを謝罪し、手元のメモ帳取り出すと
1日5往復程度の「ハノイ⇔ハイフォン間」の運行時間を、すべて書き出し
"ハイ、どうぞ"と、手渡してくれたのだ。
おかげで、この日の予定はバッチリ!
行きは、ハノイ(ロンビエン)朝9時28分発、12時ちょうどのハイフォン着。
帰りの目安は、ハイフォン15時発、17時35分ハノイ(ロンビエン)着。
そんなわけで、朝9時過ぎには、ロンビエン駅に到着し
予定通りの乗車家(指定席)を購入。
早くもホーム上で店を広げていたおばちゃんたちを眺めつつ
2時間半のローカル列車の旅を、楽しんだのだった。
乗車率は2~3割しかなく、好きな時に好きな席に移って車窓風景を満喫。
旅の疲れからうとうと舟をこいだり、前の席にいた女の子と遊んだりするうち
あっというまに、列車はハイフォンに到着した。
※降りるとき気づいたのだが、ひとつ前の車両はすべて木の座席の自由席だった。
居眠りし放題の指定席も悪くないけど、こっちにも乗って見たかったなぁ。
次回はコレで「ベトナム縦断」、やってみたい。
ともあれ、ハイフォンまでやってきた。
思ったより大きな町で、駅舎も駅前通りもそこそこ賑わっていた。
地図を見たかぎりでは海の傍だったので、港町っぽいところだと思ったのだけど
まったく"海の気配"はなく、完璧な鼻づまりのせいか潮の香りも皆無。
どこか肩透かしを食らったような気分で、歩き出した。
何度来ても、全然読めないベトナム語。少しは勉強しろよな。
そこそこ"鉄っちゃん"。あえて言えば「線路屋」?
それでも海に近いせいか、南下したわけではないのに、けっこう暑い。
しかも、蒸し蒸し度が大幅にアップしていた。
お昼時とあって、強烈な日差しが脳天を直撃する。
100メートルも歩かないうち、早くもへばってきた。
どこか東京の下町を連想させるゴミゴミした通りをヨロヨロ歩き
前もって調べておいた、レストラン「バークー」に入る。
店内の装飾はかなり中華風
ハイフォン名物バイン・ダー・クア(カニをすりつぶした濃厚なだし汁+米粉をサトウキビ汁で練り込んだ麺)と、ネム・クア・ベー(カニ入り春巻き)で有名な店だ。
正直、これを食べたいがために、ハイフォン行きを決めたようなものだったのだが・・
哀しいことに、味覚も嗅覚も壊滅状態。
相方の「おいしいよ」という声をオカズに、無味無臭の麺とスープと春巻きを
モソモソ噛み砕き、腹に収め続ける。
ああ・・またしても、"リベンジ物件"を増やしてしまったよ。
この味が、まるっきり思い出せない!・・・・当たり前か。
ではでは、またね。