これぞ《No.1ラブコメ》! 『僕らはみんな河合荘(全11巻)』宮原るり 周回遅れのマンガRock

同じ作者の『恋愛(ラブ)ラボ』最終15巻を入手したので

その記念?として

2年前に完結した『僕らはみんな河合荘』など

宮原るり作品を読み返してみた。

 

最初のきっかけは、アニメ放送。

そこでストーリーと会話の面白さに惹かれ、すぐに既刊分まで購入。

以降、新刊が発売されるたび第1巻から読み返していたので

前半の5巻あたりまでは、10回近く。

最終11巻でも4、5回はリフレインしているはずだが

先の展開を覚えているのに、何度読み直してもメチャメチャ面白い!

 

いい歳したオッサンが

少女漫画チックな可愛らしい絵柄のマンガに見入っては

ニヤニヤしたり、顔を赤らめたり、時にふきだしたりするなど

はたから見たらとてもキモチワルイ情景だと思うので

極力人前では読まないようにしている。

 

それにしても、最盛期のビリー・ワイルダー作品にも匹敵する

絶妙なテンポと間合い、思っくそ気の利いた会話。

さらに、宮原作品に共通している〈ちょっとズレた下品ネタ〉が

ここぞというシーンにスパイスをぶちかまし

ともすればベタ甘になりかねないラブ・ストーリー

要所でキュッと引き締めてくれる。

 

・・ま、実際に読んだことない人には

”なに言ってんのかわけわかんない”だろうけど

あくまでも私的なオマージュに過ぎないのだから

「これでいいのだ!」と開き直ってしまおう。

 

とにかく、私にとって『面白いマンガ』の必要条件は

《何度読み返しても(やっぱり)すごくいい作品》であること。

もひとつ、《思わず手を止めて見入ってしまうシーン》も欠かせない。

そういう意味で宮原るりの作品は

どれをとっても文句なしに『面白いマンガ』であり

間違いなく死ぬまで、本棚の一角に並んでいることだろう。

(自宅の書棚スペースには限りがあるので

 小説・エッセイ・マンガを問わず

 長期間にわたって処分されずに残る作品は

 必然的に、みな文句なしの”愛蔵書”となってしまう)

 

そんなこんなで、先月の下旬から小説やエッセイと並行して

『河合荘』『みそララ』『恋愛ラボ』と、宮原るり作品を読み返し

現在、『恋愛ラボ』ハイライトといえる7巻までたどりついた。

このあと8巻も続きを読めるとは、嬉しい限り。

オッサンの不気味なニヤニヤ笑いは、当分続きそうである。

 

ではでは、またね。