《生命》こそ正真正銘の『奇跡』だ! 水とか有機物が見つかった程度で「生命の可能性あり!」なんて騒がないでほしい 本日の"なんだかなぁ"

前日の「奇跡」つながりで

長い間ずっと疑問に思っていたことを、書いてしまおう。

 

年々発達する科学技術のもと

「地球以外の天体に生命が存在する可能性」について

数多くの専門家たちが、太陽系をはじめとした様々な惑星を必死に観測し

「水の存在を確認した!――生命が存在しているかもしれない!」

有機物が見つかった!――全く新しいタイプの生物がいる可能性あり!」

といった〈最新ニュース〉を、ことあるごとに発表している。

彼らにとって、『地球外生命の存在は確実』どころか

天の川銀河だけでも最低250億個(惑星単位)の生命が存在している』

という見解が主流を占めている。

 

文字通り人生を掛けて

〈地球外生命の有無〉というこの大問題に取り組んできた

専門家たちの多くがくだした判断なのだから

ここは、素直に・・

「えっ、生命ってそんなにあるんですか。すごいですねー」

なんて感心するのが正しい対応なのかもしれない。

 

だけどさ、学者でも何でもないド素人が

それも、中学生レベルの学力があれば思い付くだろう

初歩的な疑問には、誰もちゃんと答えてくれないんだよね。

〔もし納得のいく回答が提示されているなら、ぜひとも教えてほしい!〕

 

それは、現在地球上に存在している生物は、たった一つの例外もなく

①細胞を基本単位とし

代謝によって生じるエネルギーを生命活動に用いて

③遺伝情報であるDNAを次世代に受け渡す「生殖」よって増殖している

――ということ。

 

これがどういうことか、誰にだってわかるよね?

地球で最初の生命が誕生した38億年前から21世紀の現在に至るまで

水も有機物も腐るほどあり

太陽エネルギーも電磁波も放射線もたっぷり

気温(水温〕までも最適と

生命の発生条件が至れり尽くせり状態が38億年続いていたというのに

体組織は「細胞」

エネルギー獲得手段は「代謝

「生殖」は遺伝情報DNAの受け渡しによる。

この、【唯一無二の生命システム】しか、誕生していないのだ。

 

それなのに、水だ有機物だと

ひとつふたつの条件が見つかっただけで

「すわ地球外生命の発見か!」と大騒ぎするのは

いくら学者が"少年の心を持っている"とはいえ

余りに楽観的すぎるのではないかと、思わざるを得ないのである。

 

自らの人生を掛けて探求し続けてきたのだから

その「実在」を熱望するのは、ある意味当然といえる。

もし生涯追い求めたものが〈実在しない〉と確定してしまったら

己の人生はいったい何だったのか・・と

私でも絶望感に圧倒されるに違いないのだから。

 

しかし、だからといって

最も身近なこの星の38億年が実証して見せている

《生命》なるものの、パンパない超レア度を直視しないのは

余りにも〈科学的視点〉に欠けているのでは、と申し上げるしかない。

 

では、実際のところ

地球外生命はどのくらいの数が存在しているのか?

「現実(地球の歴史)」が示す紛れもない事実を基に検討すると

天の川銀河で250億」なんていう数に達するとは、とうてい思えない。

とはいえ、私たちという《実例》が存在するのだから

ゼロというのも、乱暴だ。

おそらく、少なくとも10桁スケールダウンし

天の川銀河全体で・・せいぜい数個~数10個というところじゃないかな。

 

ホント、それぐらい、生命っていうのは

めったに起きない《超超超・・・レアなバグ》なのだと

私は確信している。

おまけに、こないだも書いたように

この〈命〉ってやつは、一人一回こっきり。

生まれ変わりも、異世界転生も、輪廻転生も

ことごとく人間が作り出した「空想の産物」に過ぎない。

 

だからさ、少しぐらいキツくっても

簡単に命を投げ出すなよ。

死んだら、そこでジ・エンド。

〈あっちの世界〉で誰かに会えるなんて、マジ有り得ないんだから。

 

ではでは、またね。