やっぱ、日本人ってスゴい! & 突発レビュー SONY NW-A55&WF-1000XM3は最強コンビ!

ようやく猛暑も一段落。

熱中症を気にせず外出できる陽気になってきた。

そんなわけで今日も今日とて

愛用のMP3プレーヤー+ワイヤレスイヤホンで音楽を聴きながら

散歩がてらのブックオフ巡りを楽しんだ、その帰り道のこと。

 

3冊ほどの戦利品をデイバックに背負い

涼風に吹かれながら家路をたどる、右の肩先に。

トントン、と、ごく軽い合図があった。

 

とっさに立ち止まり、合図のあった側に視線を向けると

にっこり笑い小首を傾げる、女子高生の顔。

その隣に掲げた指先には、黒いミニポーチが、ぷらり。

いつもMPプレイヤー(ウォークマン)を収めているヤツだ。

なんのことはない、今しがたポケットに入れたつもりが

目測?を誤り、落としてしまったのだ。

こちらがポーチに気づいたことを確かめると

女子高生は、「これ、落としましたよ」らしきことを言いながら

さらに手を数センチ前に差し出してくる。

 

ようやく、わざわざ追いかけて、落とし物を届けてくれたことを理解し

ミニポーチを受け取りながら、

「すみません!・・ありがとう」と応えるのが精一杯。

すると彼女はペコリと頭を下げ、肩までの髪を揺らしながら

20メートルほど後ろを歩いていた同じ制服の子の元へ

小走りに戻って行った。

 

いや、まあ、ただそれだけのことなんだけどね。

不覚にも、”日本人でよかったなぁ”

――と、暖かい気持ちになってしまったのだ。

 

前を歩く人が、なにかを落としたことに気付く。

すぐに拾い上げ、当然のように追いかける。

おそらく、追いついたときに、一声かけたのだろう。

ところが落とし主は、ノイズリダクションのワイヤレスイヤホンで

音楽を聴いているため、視野に入らない限り、気づかない。

気難しい顔のまま、ずんずん歩き続ける。

しかし彼女は、それを不快に感じることもなく

こちらの肩先を軽く叩くことで、ふたたび注意を喚起。

やっと視線を向けさせると、今度はジェスチャーまじりの声掛けで

落とし物を手渡してくれたのだ。

 

こういう〈小さな親切〉を、なんの見返りも求めず

当たり前のこととして行なう若者がいる。

これって、結構凄いことなんだよね。

 

今年に入ってから、殺伐とした事件や行動ばかりに接してきたので

妙に心を動かされてしまった。

べつに、拾ってくれた人がキュートな女子高生だったから、ではない。

・・いや、ホントに、そうだってば。

 

ただの与太話になってしまったので、思いつきの突発レビューを。

 

現在愛用しているMP3プレーヤーは、SONYウォークマンNW-A55。

これに、256ギガのマイクロSDカードを組み込んだものだ。

音質、容量、バッテリーともに、ほぼ無敵。

ただし、以前使っていたNW-A17よりずっと重く(実感はほぼ倍)

襟が歪むので、気軽に胸ポケットに入れることができない。

(今日、落としてしまった原因でもある)

 

いっぽう、これとペアを組ませているワイヤレスイヤホンは

同じくSONYのWF-1000XM3。

言わずと知れた、同クラスの最高級&最新鋭機?だ。

登場以来ずっと気にしていたが、連続使用時間が短く、二の足を踏んでいた。

散歩の性質上、3~4時間聴きっぱなしでいることが多く

途中でガス欠になってしまったら意味がないからだ。

それが去年の最新モデルで、バッテリーの持ちが倍以上になったので

思い切って購入することにした。

レビューでも指摘されていることだが、確かに、重さはちょっと気になる。

耳の穴より大きめなパッドを使った方が遮音性は上がるのだが

耳朶周辺の汗を拭いたり、マスクを取り外すときなどに手が当たり

装着が弛んだり、最悪外れて落ちてしまうケースも。

我慢して付けていたら、橋の途中で脱落。

あと数センチで川にボチャリ!という事態が起きたので、

現在は、遮音性には劣るがワンサイズ小さいパッドを使っている。

この「重さ&装着感」以外に関しては、ほぼ文句なし。

イヤホンを換えたおかけで、これまで聴こえていなかった楽器の音が

忽然と存在感を主張することもあり、嬉しい驚きだ。

また、Bluetoothも壁3枚or50メートルぐらいなら楽々届いてしまう。

自宅の中で使うと、本体が行方不明になることもしょっちゅうだ。

(実は今日、落としたことに気付かなかったのも、強力なBluetoothのおかげ。

 前の機材では、10メートルも離れたら接続が途切れていた)

 

以上、突発的な〈愛用機レビュー〉。

スマホの音で満足できなくなったら、ぜひともお試しあれ。

「無かったはずの楽器の音が聴こえてくる」ってのは

なかなかに刺戟的な体験だよ。

 

ではでは、またね。