新型コロナ対策予算は医療関係最優先に! 本日の”なんだかなぁ”

連日、塗り替えられていく感染者数増加を

あたかもスポーツにおける世界新記録更新のように声高に叫び

危機感を煽ることにしか力を注がないマスコミのおかげで

少しずつ日本国民はコロナ騒動に”飽き”はじめ

「阻止」から「受容」へとその姿勢を切り替えつつある。

 

ほぼ1ヶ月前、このブログに書いたとおり

想定外の事態に対抗しえる柔軟さを持ち合わせず

「行動」といえば、予算の分捕り⇒味方陣営への利益供与ばかり。

見事なまでに存在感を消し去っている首脳陣のもと

日本のお家芸〈後手後手作戦〉は順調に進行しているようだ。

 

都道府県の長がどれほど言葉で警戒を強めたところで

もはやこの増加ペースは留まることはなく

日1万人を超える日も、遠くないことだろう。

だが、ここまでの推移を冷静に分析するかぎり

感染者数(患者数ではない!)の急増を過度に恐れる必要はないと思われる。

 

幸いなことに、夏場の新型コロナ感染は症状が軽く済み

そうでなくてもインフルエンザの3分の1という

アジア全域における新型コロナによる犠牲者数の少なさは

よりいっそう低く抑えられるに違いない。

今後、気温の低下と共に、さならる強毒化が予想されるこの病。

ギャンブルと言われれば否定できないが

むしろ、いまこの時期に感染し、集団免疫を獲得したほうが

結果的には「正しかった」ことになるのではないだろうか。

 

もちろん、角界でヒステリックに騒ぎ立てているように

どれほどPCR検査の数を増やしたところで

感染者の急増はほとんど抑制されることはないはす。

そもそも、受けたからといってワクチンのような予防効果は皆無。

単に「その時点で感染しているかいないか」を判定するだけ

しかもその精度たるや、実に70%!

(感染者100人のうち70人しか陽性と判定できない)

こんな気休め以前のショボイ検査に1回2万円もの費やすなら

その予算を、医療従事者とその環境改善のために使ってくれよ!

 

なにせ「前例のない事態」だけに

誰一人根拠のある(信用に足る)意見を提示できず

各方面から矛盾した〔理論=仮説〕を浴びた結果、思考停止に陥り

《大きな声》に反応するだけとなった日本の〈後手後手作戦〉は

正直、同じ国民として情けないものの

今回に限っては、結果オーライで落ち着くだろうと予想している。

 

とはいえ、いくら思考停止とはいえ――それこそ中学生レベルでも

いま、何に力を入れるべきかは、余りにも明白だろう。

発表するたびにブーイングを浴びる

「GoTo」や「マスク第2弾」などにつぎ込める予算があるのなら

まっさきに、手当てせねばならない人々がいるはず。

そう、ここまで文字通り命を削って闘いながらも

報われるどころか、頑張れば頑張るほど損してしまう、という

信じ難い自己犠牲を強いられている、医療従事者の方々だ。

 

今後、コロナ感染者の大幅な増加が予想されるなか

すでに身も心もギリギリの状態にまで追い込まれている

医師や看護師の〈やる気〉を奪い取ってしまったら、何が起こるのか?

少なくとも、気休めのPCR検査の拡充と比べた場合

どちらに力を注ぐべきかは、もはや考えるまでもないはずだ。

 

さらに、もうひとつ。

できるはずなのに、やっていないことがある。

それは、自衛隊医療関係者の活用だ。

ダイヤモンド・プリンセス号の集団感染に対し

医療スタッフの感染者ゼロという見事な結果で応えてくれた彼らは

いま、何をしているのか?

そこで培われたはずの貴重なノウハウは、どこへ行ってしまったのか?

もし、彼らを全国の「コロナ患者受け入れ病院」に派遣し

院内感染対策への指導に当たらせていれば

病院内におけるクラスター感染は、ここまで多発しなかったのではないか。

今からでも遅くはない。

自衛隊は、災害救助だけの切り札ではないのだから。

 

さらに、いま沖縄などで大騒ぎになりつつある

「受入れ態勢のリミット」問題についても

早急に自衛隊の医療関係者を派遣。

利用できる敷地に〈野戦病院的な〉コロナ感染者用医療施設を

設置して対応するよう、発動命令を発するべきなのは。

いまが、国と自治体が反目し

互いの上げ足を取り合っている事態でないことは

余りにも明らかなのだから。

 

ついでに、もうひとつ。

このコロナ渦で発生した大勢の若い失業者たちを

現状の医療関係者をサポートする新しい人材として

国(自治体)が採用することを、強く提案する。

看護師の資格を取得してもらうのではなく

あくまでも彼らのサポート要員だ。

例えば直接患者と接する役割でなくとも

ベッドの移動や設置、シーツ・衣類の洗濯など

やるべき仕事は、山ほどある。

今後、増加し続けるに違いない入院患者を余裕を持って受け入れ

間違っても「トリアージ」などという事態に陥らせないためにも

看護師たちを、より専門的な業務に専念させられる

彼らサポートスタッフの存在は、必要不可欠だと確信する。

突然、仕事を奪われ、目標を見失ってしまった失業者にとっても

それは、新たな〈生きる意欲〉となりうるはずだ。

今後、有効なワクチンが開発された場合

もちろん彼らも、真っ先にその接種を受ける資格を持っている。

 

というわけで、久しぶりに現実に戻ったせいか

あれもこれもと並べ立ててしまった。

だが、いずれも決して実現不可能な夢物語などではない。

ご存じ「GoToキャンペーン」などと較べれば

はるかにシンプル、かつ効果抜群の対抗策だと自画自賛している次第。

 

ではでは、またね。