ブログとセットで続けています 『ぼくがいま、死について思うこと』椎名誠 パート3 周回遅れの文庫Rock

「死」の話から

いつのまにか還暦オヤジの筋トレ体験へと横滑りした本稿も

予想外の三部作まで引きずり、ようやく今回で完了。

 

前回、思わせぶりに残した「背筋」パートだが

間にプッシュアップを入れたおかげで

腹筋のこわばりもかなり解消。

これなら、チャレンジできそうだ。

全身を伸ばしてうつぶせになり

両かかとの部分をタンスの引き出しの下にひっかけ

息を吐きつつ一回・・二回と、上半身をそらし、引き上げていく。

 

と、4回目ぐらいだったろうか。

ふと、腰の下あたりに、激しく足がつったときのような激痛?が!

たまらず背筋運動を中止。

――た、た、た、た、たっ・・と

無意識に口から洩れる声を聞きながら

身体を丸めることもできず、なかばエビ反った姿勢を保ちつつ

脇にあった仕事用の椅子に上半身を引き上げ

ちょうどふんぞり返るかたちで座席に身を沈める。

そのままじっと耐え続けること、十数秒。

ようやっと、普通に呼吸ができる程度にまで痛みは治まってくれた。

 

恐る恐る激痛が走った箇所を手で探ると、背筋ではなく

体の後ろ側でお尻の下と大腿部をつないでいる筋肉(腱)だった。

どうやら、今回の「背筋運動」にトライするまで

長い間ほとんど使うことのなかった筋肉だったらしい。

数十年ぶりに、いきなり、腰から上を引き上げるように命じられ

びっくらこいてSOSを発信したようだった。

 

幸い、ほんの2~3分で痛みはおさまり

多少のこわばりこそ続いていたが、ちゃんと椅子に座り直すこともできた。

とはいえ、これほどの痛みだ。

この十数年間で幾度か味わった「ぎっくり腰」の時みたいに

明日になったらベッドから起き上がれなくなっている可能性もある。

再度「背筋」に挑む気持ちは完全に消え去り

なにをするにもスローモーを心掛けながら風呂に入り

そっとベッドにもぐりこんだ。

――というわけで、初回チャレンジの背筋記録は4回止まり。

結局、初日の結果は、スクワット40回。

腹筋10回。ブッシュアップ5回。背筋4回となった。

 

で、その後、どうなったかというと――

 

最も心配していた背筋直下の足に続く裏側の筋肉痛だが

なんら後遺症を残すこともなく、日常生活も普通に過ごすことができた。

そこで、怖いもの見たさの気分もあり、

翌日の夜、懲りずに2回目のトレーニングに挑戦。

すると・・筋肉のこわばりや、違和感など

多少は昨日のダメージを自覚したものの

初日に受けたほどの痛みや苦しみに悩まされることもなく

それぞれの運動を無事クリア。

「背筋」でも、昨夜の激痛はすっかりナリを潜め

さほど苦労せず10回できてしまった。

昨日の痛みはいったいなんだったんだろう・・

 

そんなこんなで

もういい歳なのだから無理はしない、と自分に言い聞かせつつ

三日坊主を楽々クリア。

早くも今夜(7月22日)で十数回目となるが

このブログを作成した後、4種目のトレーニングを行なう習慣がつきつつある。

現在のところ、それぞれの回数は

スクワット50、腹筋20、プッシュアップ10、背筋20。

おおむねこれをワンセットとし、毎晩1回実施している。

スクワットや腹筋は、頑張ればもっといけそうだが

だいたい欲張るとロクなことはないので、このあたりで留めている。

正直、腕の筋肉だけはもうちょっと何とかしたいのだが

長年のナマケ習慣がたたり、いまだ10回が精一杯。

読書中に軽いダンベル運動でもやってみるかな、とか思ったり。

 

お手本になったシーナ先生にははるか遠く及ばないし

きっとどこかで適当な言い訳を思いついてやめてしまうのがオチだろうが

ま、行けるところまでいってみよう。

 

それにしても、

まさか一冊の文庫本から

毎日のトレーニング習慣が始まるとは・・

やっぱり読書って、面白いよね。

 

ではでは、またね。