欧州めぐりの鉄板土産はこれだ! エストニアからラトヴィアへ 2019.6.27-7.4 7日目 60'sふたり旅

 2019年7月3日(水)

 

14時25分リーガ発の飛行機に乗らねばならないので

今日の自由時間は午前中いっぱい。

少しでも確保しようと、早めに1階の食事スペースに降りるが

昨日以上の大混雑で、なかなかテーブルが空いてくれない。。

どーしても行きたいところがあるわけでもないし・・と

いったん部屋に戻り先に荷物整理を先に済ませ

30分ほど後、再度チャレンジ。

すると、さほど込み具合は変わらなかったものの

たまたま隅っこの2人用テーブルに空きを発見した。

ラッキー!

二枚のハンカチを広げて置くことで「場所取り」し

各自トレイに料理を取って戻って見ると

小学生3~4年ぐらいの男の子が席に座りムシャムシャ食事中。

置いておいたハンカチは全く無視して、脇に避けたまま・・

「え~!」思わず声を上げると、「なんだこいつ」とにらみ返してくる。

すると父親らしき40前後のイケメンヒゲ男が登場

すぐ事態を察し「席を立ちましょうか?」らしき言動をしてくれた。

とはいえ、子供相手にこれ以上怒るわけにもいかず、

近くに空いた相席に移動することに。

せっかく時間を遅らせた甲斐もなく、騒がしいなか

ろくに味わう余裕もなく、そそくさと食事を済ませるしかなかった。

先に立ち去る際、イケメンヒゲ男は礼儀ただしく謝罪を口にしたが

坊主の方は、相方が笑顔を向けても、終始ふくれっ面のまま。

せっかく僕が席を取ったのに、なんで怒られなきゃいけないんだよっ!

と言わんばかりだった。

日本とは違い、ハンカチを置いた程度で「席を確保」したことにはならないようだ。

今後、料理を取りに行くときは、必ずどちらかが席に座るようにしよう……。

 

ともあれ、残り時間がどんどん少なくなってきた。

さあ、掘り出し物のお土産を探すぞ!

手早くチェックアウト&大荷物をフロントに預け、身軽になって出発。

初日にざっとチェックした〈ツェッペリン市場〉を中心に

あらかじめ目をつけていた店をから店へ、宝探し感覚で巡っていった。

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外市場のにぎわい

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とろこどころ改装?工事中 このシートが張ってあった

おおまかな値段の相場を確認していたこともあり

格安ウールソックス、ハチミツ、大幅値引きチョコレートなど

次々に掘り出し物をゲットしていった。

でも、相変わらず、値段交渉はヘタクソなまま。

一応値札は付いているが、そこは市場のなか。

交渉次第で値引き可能なのが、こうした買い物の常識なのだ。

でもって、普通なら購入を決める前に

「まとめて買うから割引してくれ」とアピールすべきなのに

こちとらと言えば、購入を決め、お金を渡した後になって、

はっ!と気がつき・・「安くなりませんか?」。

これじゃ、相手の苦笑いを引き出すだけだ。

 

――値段交渉は、購入意思を示す前にやらなきゃダメ!

強く心に言い聞かせつもりだったが・・

翌年2月のキューバで、またまた言い値どおりに払ってしまった。

世界にも稀な「正札文化」で育った我ら日本人。

「値切り交渉」に、どこか後ろめたい思いを抱いてしまうのだ。

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チーズ!・・はちょっと土産には厳しい

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生花もアウト。こうしてみると持って帰れないものが多い

それでも日本の物価から考えれば、みんな格安の掘り出し物ばかり。

ホクホク気分でホテルに取って返し、最後の荷物整理。

ハチミツなど液状の品は、忘れずスーツケースの中に収めていく。

数年前、ベトナムから帰国したときの苦い経験のおかけで、

「液体物チェック」に引っかかることはなくなった。

 

予定通り11時過ぎ、すべての荷物と一緒に目の前のバスターミナルへ。

ほどなく到着した22番バスで、空港へと向かう。

30分後、リーガ国際空港に到着し、搭乗手続きを済ませたあとは

売店などを眺めながら時間を潰す。

アエロフロート航空U2101 リーガ発モスクワ行きも、時間通り出発。

座席は4割程度しか埋まっておらず、ふたりとも窓側の確保に成功。

北欧ならではの深い森や川、さらにたモスクワ近くでは湖畔の船遊びなど

初夏の日差しに彩られた風光明媚なパノラマを満喫した。

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同じような写真ばかり、何枚撮ったことやら・・

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どこもかしこもアウト・オブ・コントロール

だが、そんな優雅な空の旅も、モスクワ空港に降りるまで。

行きと同様、乗り換えゲートは行列無視のトランジット客でゴンズイ玉状態。

そもそも並んでいるのかいないのかさえ判然としないまま、

群衆に押し出されるようにして狭い乗り換えカウンターでチェックを受け

およそ1時間がかりのトランジット手続きは、ようやく終了した。

しかも、混雑は、機内にも及ぶことに。

行きと同様、窓側3席の両端を確保したのだが

ウェブチェックインの時に危惧したとおり、完璧な満席状態。

・・なんのことはない、パリやローマなどから乗り継いで日本に向かう場合

燃油代がゼロになったぶん最安値状態のアエロフロート

お金を倹約したい若者たちがどっと殺到していたのだ。

そんなわけで、我らふたりの間にも

ラップトップパソコンを抱えた学生風の男性が着席。

やむなく相方と席を替わってもらい、通常の2席並びに変更できたものの

ずーっとパソコンとにらめっこをしているため

トイレに行きたくても席を立ってもらうきっかけがつかめない。

水分の補給を控えるなど、努力せざるを得ない状況に。

結局10時間ほどの飛行時間のうち、トイレに立ったのは一度だけだった。

 

――うーん、〈安さ第一の旅〉を続けてきたが

  さすがに還暦過ぎると、と厳しくなってきたなぁ。

  ・・というのが、正直なところだ。

でも、きっと次も懲りずに「最安」を目指してしまうんだろうな。

三つ子の魂百まで、というのは結構当たっているものだ。

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個人的には、これで最後にしたい

てなわけで、19時00分に出発したアエロフロートが成田に到着するのは

翌朝の10時30分になるわけだが

そこから先はリムジンバスで最寄りの駅に直行するのみ。

なので、今回の旅はここまで。

カレンダー通りの「1年前」にこだわれば

次に実施した旅は、9月末の台湾北部。

でも気が向いたら2年前、3年前に遡る可能性もあり・・かな。

ま、ぼちぼちお気楽にやっていこう。

そろそろ、旅以外のことについても書きたいし。

 

ではでは、またね。